はじめまして、うさぎと一緒に暮らして5年のぱんだです。
うさぎには、色々な表情があります。
その中で、人でもあるのが、病気にかかった時の表情です。
病気にかかると、「しんどいな」「顔色が悪い」「蕁麻疹出てる」などあると思います。
うさぎも同様に病気である症状があります。
そんな病気の原因、症状、対処、予防をご説明していきます。
対処は、病院で行ってもらいましょう。
■うさぎの病気
◎毛球症
【原因】
うさぎは毛づくろいをします。
毛づくろいする際に、毛を飲み込んでしまうことがあり、便として出てこない場合があります。
便として毛が出てこない場合は、胃の中で毛が球のようにまとまり、腸につまってしまいます。
それが毛球症です。
【症状】
食欲の低下や便が少なくなったりします。
便が数珠つなぎになり、固まって出てくる場合はうさぎの状態をじっくり確認してあげましょう。
【対処】
病院で対処してもらい、病院では、胃や腸を消化してくれる薬の投与を行います。
【予防】
ブラッシングを定期的に行うのが大事です。
うさぎの換毛期は特に注意してあげましょう。
◎ソアホック
【原因】
うさぎの足裏に肉球がないのもあり、足に衝撃がかかり過ぎると、足裏が皮膚の炎症を起こします。
【症状】
脱毛が小さく出てきて、進行していくと、傷口から細菌が入り、炎症がひどくなります。
【対処】
炎症があるところを消毒し、抗生剤などで対応します。
【予防】
足裏に優しいケージ部屋を作ってあげましょう。

◎胃腸うっ滞
【原因】
不正咬合や生活環境のストレスが原因と言われています。
消化器官の動きが悪くなり、胃腸など機能が動かなくなってしまいます。
【症状】
便が小さかったり、粘液便が頻繫に出ている。
【対処】
おなかの中を清掃してくれる薬で対処します。
【予防】
牧草を日々で食べてもらうことが大事です。
◎不正咬合
【原因】
ケージをかじりすぎたり、牧草を食べずにペレットお菓子を食べたりすると起こります。
【症状】
食べ物を食べなくなったり、よだれ垂らしていたり、歯ぎしりが激しい。
【対処】
歯を削ったりして、長さを調整していく。
【予防】
牧草を食べてもらうことが大事です。
繊維質が高い野菜をたべてもらうことも良いです。

◎湿性皮膚炎
【原因】
不正咬合のよだれや水を飲んだりする際に濡れたりして、うさぎが搔きむしってしまうことで起こります。
【症状】
あごの下やのど、背中のしわなどが赤くなります。
【対処】
皮膚炎になっているところを洗浄し、消毒を行い、乾燥させます。
あとは、塗り薬を塗って対処します。
【予防】
ケージ内の清掃を行うことが大切で、水飲み器をボトルタイプにするのも良いかもしれません。

◎カビ
【原因】
皮膚に感染したカビが原因です。
【症状】
体の一部が脱毛してきたり、フケが出たりします。
【対処】
抗真菌薬を投与や塗って対処します。
【予防】
うさぎの生活環境を清潔にしてあげることです。

◎ダニ
【原因】
寄生したダニが原因。
【症状】
体の一部から寄生し、脱毛やフケなどを引き起こします。
【対処】
薬でダニを消去していきます。
【予防】
野外でもらうことが大半のため、野外から帰った後は、ブラッシングしたりケアしてあげましょう。
◎結膜炎
【原因】
ほこりや牧草の粉塵などにより起こります。
【症状】
目ヤニ、涙が出ていたり、目のまわりに異常が起こります。
【対処】
点眼薬などで対処します。
【予防】
ケージ内の清掃や木目状のものはほこりが起こっていないかチェックしてあげましょう。
◎鼻涙管閉塞
【原因】
細菌などにより、鼻が炎症を起こす。
【症状】
目ヤニや涙が出ている。
【対処】
鼻の洗浄を行います。
【予防】
ケージ内を清潔にすることです。
◎スナッフル
【原因】
細菌感染により起こります。
【症状】
くしゃみや鼻水がたれたりします。
【対処】
抗生剤の投与で対処します。
【予防】
野外に出る場合は、ブラッシングなどでのケアをしてあげましょう。

◎パスツレラ症
【原因】
パスツレラ菌に感染することで発症します。
【症状】
スナッフルや肺炎などの色々な症状が起こります。
【対処】
抗生剤で対処しますが、完治の難しい病気です。
【予防】
気温や湿度の変化が起きすぎないように、ケージ内の清掃を行いましょう。
◎肺炎
【原因】
色んな細菌によって起こります。
【症状】
発熱や呼吸困難などの症状があります。
【対処】
抗生剤の注射などで対処します。
重症になると治療が難しくなるので、早めに対応してあげましょう。
【予防】
温度、湿度などの生活環境を整えてあげましょう。
◎尿石症
【原因】
水分不足などで起こります。
【症状】
尿が出にくくなっていたり、血尿などの症状があります。
【対処】
結石を取り除く薬を投与したりします。
【予防】
牧草だとイネ科のチモシーをあげたりして、栄養分の管理をしていきましょう。
◎子宮の病気
【原因】
些細なことからや年齢による体力低下からも発症したりします。
【症状】
陰部からの出血などです。
【対処】
手術で卵巣摘出などです。
【予防】
病院での定期的な健康診断を受けましょう。
◎斜頸
【原因】
首を支える筋力低下などで起こります。
【症状】
首が片側に傾いたままになったり、左右に揺れていたりします。
【対処】
抗生剤やビタミン剤で対処します。
【予防】
細菌による病気から発症するケースが多いため、ケース内の清掃をしっかりと行なってあげましょう。

◎骨折
【原因】
色んな事故から骨折が多いです。
【症状】
うさぎが動かなくなったり、足を引きずったりします。
【対処】
骨を固定し安静にしてもらいます。
【予防】
うさぎへの過度なコミュニケーションを取らないことです。
◎脱臼
【原因】
寝ている姿勢がずっと一緒の場合に起こることがあります。
【症状】
股関節などがずれるため歩けなかったりします。
【対処】
脱臼しているところ整復します。
【予防】
うさぎの姿勢にも気を遣いましょう。
◎膿瘍
【原因】
細菌が傷から皮膚内に侵入し、しこりができます。
【症状】
体の一部にしこりができます。
【対処】
切開手術などで、膿を取り除きます。
【予防】
うさぎの体を触って異常がないかを日々で確認してあげましょう。

◎熱中症
【原因】
体温の上昇により起こります。
【症状】
呼吸が荒くなったり、よだれを垂らしたります。
【対処】
冷たいタオルで冷やしたりして対処しましょう。
その後、病院に連れていきましょう。
【予防】
室温を28℃くらいで維持して、過ごしやすい環境にしてあげましょう。
◎肥満
【原因】
おやつやペレットのあげすぎなどで起こります。
【症状】
心臓に負担をかけうさぎが動かなくなったり、糖尿病にかかったりします。
【対処】
栄養バランスを整えてあげる。
【予防】
定期的な健康診断と食べ物の管理を行いましょう。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
うさぎの病気をまとめてみました。
何かしらうさぎの調子がおかしいなと思ったら病院に連れて行ってあげましょう。
病院の先生が正しい対処方法を知っていますので、飼い主さんで判断するよりは専門の方に任せましょう。