2024年7月31日にサムスンより新機種「Galaxy Z Fold6・Flip6」が発売されます。
折りたたみスマホの先頭を走る新機種に注目が集まっています。
その他にもGoogleより新機種「Google Pixel Fold」が発売されるのではないかという噂があります。
まだまだ、折りたたみスマホの人気は衰えていません。
今回は、価格が高いから手が出せないという方も多い折りたたみスマホですが、折りたたみスマホの魅力って何?ということをご紹介していきます。

○ 折りたたみスマホ とは
言葉通りの意味で、スマートフォンが折りたたんで使える機種のことです。
写真のように、縦折り(昔のガラケーをイメージしましょう)、もしくは、横折り(本をイメージしましょう)している機種のことです。
縦折りのスマホを「Flip」、横折りのスマホを「Fold」と呼んでいます。
○ 「Flip」と「Fold」にもそれぞれの違い
◆ 「Flip」のメリット・デメリット

【メリット】
・小さく折りたためる
昔のガラケーと同様に、小さく折りたためることで、かさばりづらいというのがメリットです。
・重量も軽量に作れる
横折りに比べて、横幅がないため、どちらかと言えば、軽量に開発できるというのもメリットですね。
【デメリット】
・ディスプレイサイズ
ディスプレイサイズが、横幅を考えると、横折りよりは小さくなります。
「Flip」の場合、通常のスマホを昔のガラケーのように使いたいという方向けというのはあるので、サイズを求めるなら、「Fold」がおすすめです。
・折り目が気になる
以前よりは、大分目立たなくなった折り目の痕ですが、まだ使い続けると残ります。
「Fold」は、2画面操作に向いていますが、「Flip」は、2画面操作にあまり向かないため、通常サイズのスマホと同様と考えると、折り目が「Fold」と比較すると、気になるかなと思います。
◆ 「Fold」のメリット・デメリット

【メリット】
・ディスプレイサイズ
何と言っても大きいディスプレイ画面が売りです。
タブレットのようにも使えて、スマホとしても使える、便利な大型スマホということですね。
・2画面操作
先ほどもお伝えした通り、縦折りよりも横折りの方が、2画面操作はしやすいです。
そのため、メモを取りながら、Web会議に出たりと、便利な部分が多いということですね。
【デメリット】
・重量が重くなる
ディスプレイサイズが大きくなっている分仕方ない点ではありますが、重量は重くなってしまいます。
ただ、今回新機種で発売される「Galaxy Z Fold6」は、前機種に比べて約10g軽くなっていたりするので、今後の改良に期待ができそうです。
それでも、通常のスマホに比べると、重たい部類に入りますね。
・片手で扱えない
ディスプレイサイズが大きい分、片手で扱うのは難しいです。
あくまでも、携帯電話ということもあり、片手で扱うことを目的に置いている場合は、あまり向かない機種かもしれません。
○ 折りたたみスマホの魅力 とは
・大きいディスプレイサイズ
「Fold」は、特にそうですが、スマホとタブレットの両方の役割を果たせます。
最近では、お仕事でパソコン・タブレット・スマホの3つを持ち歩く方もいます。
やはり、3つよりも2つ、2つよりも1つといったように、少ないに越したことはありません。
そういったお手軽さを兼ね備えているのが、折りたたみスマホということですね。

・AI機能を活用しやすい
最近流行りの翻訳機能、メモ機能、検索機能といったようなAI機能の活用がしやすいのはあります。
翻訳、メモ機能は、特に、活用しやすいです。
ペンが使えることで、知りたい画像をペンで囲うだけで検索できたり、音声をメモ取りながら、翻訳してくれたりと、大きいディスプレイだからこそ活かせるAI機能はあります。
日頃使わないことでも、1度使ってみると、意外と何度も使いたくなり、ハマってしまいそうなことは出てくると思います。


・写真、動画編集など
ディスプレイサイズが大きいということで、写真・動画編集・ゲームといったように、普段スマホでしていることをより快適に作業することできます。
タブレットまでの作業をスマホ1つで行えるということなので、便利ということです。
最近では、YouTubeなどのSNSが流行していることもあり、スマホで編集する方も多くいるでしょう。
通常サイズのスマホだけでは少し物足りないという方には、特に、おすすめですね。
○ 折りたたみスマホのデメリット とは
・価格が高い
誰もが思っていることですね。
それが、折りたたみスマホの価格です。
「Flip」で約16万円~、「Fold」で約20万円~
となっています。
高い理由は、先ほどご紹介した通り、スマホとタブレットの両方の役割を伴います。
そのため、通常のスマホよりも価格が上がるのも仕方ない部分はあるでしょう。
それでも、高いと思うのは当然ですよね。
なんとか、「Flip」で10万円~、「Fold」で15万円~、くらいにしてもらえると、少しは頑張れそうな気もします。
・折り目の痕
折りたたみスマホの開発で、1番難しいポイントは、折り目の痕です。
使い始めると案外気にならないという方もいます。
ただ、気になる方の気持ちも分かります。
折り目の痕をなくすのはなかなか難しいのはあるでしょう。
それでも、徐々に、折り目の痕は残らないように開発されていっているので、あと何シリーズ後かには、改善されるかもしれませんね。
○ 改善されていっているポイント
・ヒンジ
ヒンジとは、折りたたむ際の折り目の部分です。
折りたたみスマホが発売された当初は、ただ単に、折るだけのヒンジでした。
そのため、耐久性もなく、折り目の痕がすぐにつくことにもつながりました。
現在は、フレックスヒンジと呼ばれ、耐久性が増し、折り目が付きづらい仕様へと改善されています。

・基本性能
AI機能、カメラ性能、操作性などのどなたでも利用するような基本的な機能については、機能性が上がっています。
折りたたみスマホということもあり、カメラ機能を扱いづらくなっていましたが、改善されています。
基本性能が上がった要因は、CPU性能が上がったことが大きいですが、ハードウェア・ソフトウェアの両方の開発の賜物と言っていいのではないでしょうか。

・重量
折りたたみスマホのデメリットと言えたのが、重量です。
現在は、「Flip」で約187g、「Fold」で約239gとなっていて、それぞれ、40g~50gほど改善できています。
通常のフラットディスプレイのスマホと比較しても遜色ない重量まで改善されています。
折りたたみができて、軽量になれば、需要はさらに高まりそうですね。
○ まとめ
折りたたみスマホの魅力についてご紹介しました。
正直なところ、価格さえ改善されれば、もっと人気が出てもおかしくないでしょう。
ただ、スマホとタブレットの両方の役割を担えるということで、開発する側の経費を考えると、そう簡単には安くできないのも理解できます。
メリットが高く、利便性が高い機種と言うこともあって、今後、多くの方の手に届くような価格帯になってくれると嬉しいですね。