ペットとして一緒に暮らしているうさぎの年齢が、人間だと何歳になるんだろう?と思う飼い主さんは多いと思います。
人間と違いうさぎなどの小動物の寿命は、長くなってきているものの、短い期間となります。
人間でも介護が必要であったり、食事を変えたりと、年齢に伴い、変化していきます。
今回は、うさぎの年齢早見表をもとに、年齢別での飼育方法についてご紹介していきます。
○うさぎの年齢早見表
*うさぎと人間の年齢比較
うさぎの寿命は延びています。
それでも、年齢早見表を見てみると、人間よりも早く年齢を重ねていることになります。
うさぎの年齢のだいたいの計算方法としては、【(うさぎの年齢)歳 ー 1歳 × 6歳 + 22歳】という感じです。
ペットのうさぎの年齢を計算してみてください。
○うさぎの寿命
うさぎの寿命は、これまで5年~6年と言われてきました。
ただ、最近では、うさぎのご飯の種類も増えたり、うさぎを定期的に診てくれる動物病院も増えたりと、ペットとして暮らしていける環境が整ってきました。
そのため、寿命は、徐々に延びてきているのは確かです。
長生きするうさぎだと、10年以上家族として一緒に過ごしてくれることもあります。
うさぎにも病気がありますが、そんな病気にかかったときには、頼れる動物病院があることが寿命に大きく影響しているのでしょう。
うさぎの種類によっても寿命は変わってきます。
○うさぎの年齢別の飼育方法
・0歳~1歳
うさぎの大切な成長期の時期です。
ご飯であるペレットや牧草をいっぱい食べる時期です。
食べ過ぎて太ってしまうこともあるため、ペレットと牧草の割合には気を付けましょう。
うさぎの野生としての本能で、縄張り意識や巣を守ったりする意識が芽生えてきて、人懐っこかったうさぎでも徐々に変化が生まれる時期でもあります。
例えば、噛みついてきたり、抱っこを突然嫌がったりというような感じです。
思春期ということを考えながら、理解してあげましょう。
もちろん、何も変化がないうさぎもいると思うので、あくまでも一般的な例として捉えてくださいね。
・1歳~5歳
うさぎの安定期と言える時期です。
先ほどの年齢早見表を見てもらえると分かるように、人間でも落ち着いてくる時期です。
うさぎも一緒で、個体差はあるにしても1歳~5歳の間が精神的にも身体的にも落ち着いている時期となります。
4歳、5歳になってくると、次のシニア期になってくるので、ご飯には要注意です。
・5歳~7歳
うさぎのシニア期の始まりです。
元気に動き回っていた時期が過ぎ、徐々に、運動量が減ってきます。
食べる量にも変化が生まれて、徐々に、少なくなってきます。
そのため、食べる量が減ってくるのもあり、食べる内容を意識してあげましょう。
ペレットの量の調整と牧草を食べるようにすることです。
ペレットの割合が高くなると太ってしまいます。
シニア期に太ってしまうと、運動量が減少する分、足に負担がかかり、ケガをする可能性も高くなります。
できる限り、牧草を食べてもらい、ペレットは、シニア用へと徐々に変えていきましょう。
・7歳以上
うさぎの老後といった時期です。
運動量は、さらに、減少するので、ケージ内の環境は大切です。
ロフトがある場合、ロフトをなくして、ケージ内の段差をなくすてあげる方が過ごしやすいと感じてくれます。
部屋んぽする場合は、クッション性のあるところを増やして、足腰に負担のないようにしていきましょう。
うさぎが寝転んだりするところにもクッション性のあるものを敷いてあげることで、のんびりと快適に過ごしてくれることでしょう。
○うさぎの飼育時の注意ポイント
・ペレット、牧草の変更
うさぎは、非常に繊細な動物です。
野生では、食べられる側の動物ということもあり、怖がりであり、慎重です。
ペレットや牧草を変更する場合、いきなり、変更してしまうと、普段と違うということもあり、ご飯自体を食べてくれなくなります。
そのため、もし、年齢に伴い、ペレットや牧草の種類を変更したい場合は、新しいものを少しずつ追加していき、変更していきましょう。
実際に、私も一緒に過ごしているパンダのペレットを変更しようとした際には、大分苦労しました。
なかなか新しいペレットを食べてくれなくて困りました。
ただ、1週間~2週間ほどで、徐々に、口をつけてくれて、何とか変更するに至りましたが、結構大変です。
年齢に伴い、絶対にペレットや牧草を変えないといけないということはないのですが、長生きしてもらうための対応ということであれば、必要なことだと思います。
・しつけは、早めがおすすめ
うさぎへのしつけは、早めに行うに越したことはありません。
しつけた方が良いことは、「トイレ」「抱っこ」「ご飯」「水分補給」です。
この4つの中で、「トイレ」は特に重要でしょう。
「トイレ」は、1番最初に覚えてもらう方が良いですね。
「抱っこ」は、無理にということはありません。
抱っこできるようにした方が良い理由としては、病気をしたりして、うさぎに何かを飲んでもらったりする際に必要となってきます。
ただ、絶対という訳ではないので、もし可能であればといったところです。
「ご飯」「水分補給」は、うさぎは賢い動物なので、ケージ内で過ごしてもらえれば覚えてくれます。
・うさぎのお手入れは定期的に行いましょう
うさぎの爪切り、毛のお手入れは、定期的に行いましょう。
爪切りは、ご自宅でご自身でできない場合は、動物病院で行ってくれるので、定期的に連れていきましょう。
毛のお手入れは、ブラッシングを定期的に行ってあげましょう。
特に、換毛期には必ずブラッシングしてあげてくださいね。
毛が胃の中で固まってしまい、便秘やご飯を食べられなくなったりすることもあるため、毛のお手入れ重要です。
○まとめ
うさぎの年齢早見表と年齢別の飼育方法についてご紹介しました。
うさぎと暮らしていると、1歳~4歳くらいまでは、いつも元気でいてくれるので、感じることはないのですが、5歳くらいになると、1日1日を大切に過ごそうと思ってきます。
人間もそうですが、うさぎにも寿命はあるので、一緒に生きていける時間を大切に楽しく過ごしていけるように、生活環境や食べ物についても対策を取っていきましょう。