うさぎには、部屋での散歩いわゆる「部屋んぽ」は大切です。
なぜ、「部屋んぽ」が大切であり、必要なのかなどを今回解説していきます。

〇「部屋んぽ」って何なの?
「部屋んぽ」は、うさぎを部屋で遊ばせることです。
ペットのうさぎの場合は、外出して外で遊ばせることが少ないのもあり、部屋で元気に走り回ってもらいます。
〇「部屋んぽ」は必要なの?
「部屋んぽ」は、必要です。
なぜ、必要かというと、「部屋んぽ」を行わないと運動不足になり、身体に悪影響だからです。
うさぎはご飯をよく食べて、ゆっくり寝転んでいます。
朝~夕方過ぎまでは、じっとして休んでいます。
活動するのは、夕方過ぎてから飼い主さんが寝るまでといったところです。
となると、「部屋んぽ」をして運動してもらわないと、ずっと寝転んでることになるので、太ることになり、太りすぎると、身体を支えられなくなり、ケガにもつながります。
人と一緒で、日々の適度な運動が大事だということですね。
〇「部屋んぽ」はいつから出してあげればいいの?
うさぎをペットとして迎え入れてからすぐに「部屋んぽ」に出すのは、良くはないでしょう。
ケージ内で慣れてもらうこととして、
・ケージに慣れてもらう
・トイレを覚えてもらう
・ペレットに慣れてもらう
・牧草に慣れてもらう
・水に慣れてもらう
うさぎは、警戒心がかなり高い動物です。
捕食される側のため当然なのですが、飼い主さんやケージに慣れてもらうことが大事です。
そのため、迎え入れてから「部屋んぽ」を行うまでには、1週間~2週間経った後が良いでしょう。
「部屋んぽ」するまでの判断材料
・飼い主さんから手で渡したりしても食べてくれる
・なでるときに気持ちよさそうにしている
・ケージから出ようとする
・飼い主さんから手で渡したりしても食べてくれる
飼い主さんから手でもらって食べるというのは、飼い主さんを信頼してくれているということになります。
部屋に対しても安心感が出てきているのもあるので、「部屋んぽ」してもらう判断材料になりますね。
・なでるときに気持ちよさそうにしている
うさぎは、なでられていると気持ちよさそうにしているのは安心感があるときです。
なでられていても震えているうさぎもいます。
それは、怖がっている部分もあるということです。
そのため、気持ちよさそうにして、目がうとうとしたりしたら「部屋んぽ」してもオッケーでしょう。
・ケージから出ようとする
ケージから出ようとするうさぎもいれば、なかなか出てこないうさぎもいます。
ケージを気に入ってるのもありますが、無理に出そうとしないようにしましょう。
警戒心が強い動物なので、無理にして、怖がってしまうと普段からの行動に支障が出ます。
〇「部屋んぽ」はどれくらいの時間が必要なの?
「部屋んぽ」は、30分~2時間程度が目安です。
ずっと出すことが悪いという訳ではないですが、うさぎが疲れてしまったり、ケージ内でのしつけがうまくいかなくなったりとマイナスポイントもあるため、時間を決めて出してあげるのが良いでしょう。
〇「部屋んぽ」の注意点
・「部屋んぽ」後のかまってアピール
「部屋んぽ」が終わって、ケージに入れたあとに、うさぎがケージを噛んだり、足ダンしたりと、もっとかまってよとアピールしてきます。
そんなときは、相手にしないのが良いでしょう。
うさぎのわがままを聞いて、毎回対応してしまうと、うさぎの要求がエスカレートしてしまい、おさまりが効かなくなることもあります。
「時間というルールを決める」「ほどほどにする」といったように、飼い主さんとの生活リズムに合わせてもらえるようにうさぎとコミュニケーションを取っていくのが大事です。
・危険なものはない?
室内に危険なものがないのかを確認しましょう。
例えば、電気コードや観葉植物などです。
電気コードは、感電してしまいうさぎの身体に悪影響です。
観葉植物は、もしうさぎが噛んだり、食べてしまったりして、有害なものの場合、体調を壊してしまう恐れがあります。
うさぎの目線を考えて問題がないか部屋をチェックしてから遊ばせてあげましょう。
・高いところは注意
うさぎは、ジャンプして高いところに登ったりします。
登るだけなら良いのですが、落ちたりすることがあります。
私と暮らしているパンダもベッドから落ちたりすることもあり、注意しながら遊ばせています。
もちろん、落ちても大丈夫なように、クッションを置いたりはしています。
うさぎは、楽しくなると、まわりが見えなくなるのか、ぴょんぴょんっとどこでもジャンプします。
そのため、えっそこから落ちるのというような場所から落ちます。
なので、高いところに登れないようにすることが大事です。
〇「部屋んぽ」時のかわいいしぐさ
・寝転ぶ
遊びまわって寝転ぶという風に「部屋んぽ」の時に見ることができます。
というよりも、意外に、運動量が少ないときもあります。
気分によるのでしょう。
・ジャンプ
楽しい、嬉しい、機嫌が良いときにジャンプします。
ぴょんぴょんと跳ねるのはかわいいうさぎのしぐさで人気ですね。
・うたっち
「部屋んぽ」しながらまわりを警戒しているしぐさのうたっちです。
2本足で立っていて、かわいいですよね。
・鼻でつんつん
飼い主さんに鼻でつんつんしてくるのは、遊んでというサインです。
「部屋んぽ」で楽しそうなうさぎと遊んであげてください。
なでてほしいときにも行うしぐさなので、うさぎの表情を見ながら対応してあげましょう。
・ホリホリ
「部屋んぽ」しながら、いろんなところに、ホリホリします。
野生の本能で、うさぎは、穴ウサギの本能で行動するので、穴を掘って穴の中で生活する習性があり、ホリホリします。
〇まとめ
うさぎの「部屋んぽ」についてまとめてみました。
うさぎが太りすぎてしまうことで良いことはないので、適度な運動のためにも、「部屋んぽ」を日々で行ってあげましょう。
ただ、それでも無理は禁物です。
うさぎも飼い主さんも生活リズムをうまくつくれれば良いですね。