うさぎのトレードマークである耳は、どんな役割があるんでしょうか。
耳からうさぎの気持ちを読み取ることもできます。
そんなうさぎの耳について今回はまとめていきます。
うさぎと楽しい暮らしができるようにお役に立てれば嬉しいです。

うさぎの耳の役割
〇天敵に気づくための役割
うさぎの耳は、天敵から身を守るための役割があります。
野生のうさぎは、どこから天敵に襲われるのか分かりません。
そんな襲われる恐怖を少しでも軽減できるように、耳が発達しています。
飼い主さんが動いたりしても耳は少し動きます。
それくらいレーダーとしての役割に特化しています。
〇体温調節の役割
汗腺が発達していないうさぎにとっては体温調節が必要です。
そんな体温調節を行うのが、耳が役に立ちます。
暑いときに、耳を風にあてて冷やすことで、身体から熱を逃がし、体温を調節できます。
うさぎの耳をよく見ると血管が見えます。
太い血管があることで、血を風にあてることで、身体の体温を下げていくということです。
室内でも耳が暑くなっている場合、熱中症になる可能性も上がるため、室温調節を行い、冷えたタオルかで、少し耳を冷やしてあげましょう。
〇耳による感情表現の役割
うさぎの耳には、色々な感情表現があります。
・耳がたっているとき
耳が前向きや後ろ向きにたっているときは、情報を集めているときです。
耳をたててじっと静かに様子を伺っています。
危険がないのかなぁ、大丈夫かなぁ?っと情報収集しているのです。
・突然耳がたちうさぎが動き出したとき
かなり警戒しているときです。
何か自分の知らない音が発生していることで、自分の安否を気にしています。
例外もあり、ご飯の袋を触ってる音がしたり、おやつの袋の音がしたりと何か特別な音がしたときには、これは良いことがあるという耳のたて方ということもあります。
・耳を寝かせているとき
耳を後ろ向きに寝かせているときは、安心してリラックスしているときがほとんどです。
たまに、ケージの中の奥にがっちりと座り、耳を寝かせているときは、何か緊急事態かというくらいの警戒時です。
そのときに、手をうさぎの前に出すとうさパンチされるので注意しましょう。
例えば、動物病院に連れていかれると分かったときなどのときに行います。
うさぎの耳の聴力
うさぎの聴力は、優れています。
人間が聞くことができる周波数の幅が20~20,000Hzということに対して、うさぎは360~42,000Hzの音を聞くことができます。
低い音域は、人間の方が聞こえやすいのですが、高い音域は、うさぎの方が良く聞こえます。
ちなみに、3キロ先の音まで聞こえていると言われています。
正直、すごすぎますね。
うさぎの耳はお手入れ必要?
耳がたっているうさぎは、お手入れは基本的には必要ありません。
うさぎ自身が身体のお手入れを行なってくれるためです。
耳たれのうさぎは、お手入れが必要です。
耳たれのうさぎの場合、夏場が特にそうですが、汗をかくことで耳が湿ってしまいます。
湿気が溜まることで、皮膚炎を起こしてしまいます。
そのため、耳たれのうさぎは、定期的に綿棒やタオルで軽くお手入れしてあげる必要があります。
うさぎは耳を触られるのって嫌なの?
うさぎは、耳を触られるのはあんまり好んではないでしょう。
音を聞き分けたりと常に動かしているというのもあり、変に触られていて、音を聞きとりづらくなると不安だということです。
もちろん、なでられて気持ちよくするときもあります。
うさぎの個人差もありますが、多い割合としては、耳を触られるのを好まない場合が多いですね。
まとめ
うさぎの耳の役割についてお伝えさせてもらいました。
うさぎのことの疑問は、日々でてきます。
そんなうさぎの身体のことや感情表現であるしぐさを理解していけるように観察していきます。
一緒にうさぎを勉強していきましょう。
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