みなさんは、スマホの基礎知識を知っていますか?
意外と、知ってそうで知らない基礎知識をご紹介していきます。
スマホを選ぶにあたって、ご自身に合った機種を選ぶのが難しいと思ったことはあると思います。
そんな方には、特にオススメです。
スマホの基礎知識があることで、スマホを選びやすくなり、ご自身が使いやすく手に合った機種を選べます。
日々で1番利用するのが、「スマホ」と言われているので、基礎知識は確認しておきましょう。
良かったら最後まで目を通してもらえれば嬉しく思います。

目次
■スマホの基礎知識の用語
■スマホの選び方
■まとめ

■スマホの基礎知識の用語

①スマホ
スマートフォンの略。
情報通信端末で、インターネットや通話ができる。
smart phoneを直訳すれば、「頭の良い携帯電話」となる。


②CPU
スマートフォンを動かす頭脳=人でいう脳みそ。
そして、コンピュータの中心的な処理装置=プロセッサである。
CPUの数値が高いと処理能力が上がります。
CPUの数値が高く処理能力が高いと、オンライン対戦など重たいゲームができます。
・CPUの種類
Snapdragon、Aシリーズ(Apple)、Dimensity(mediatek)、Exynos(Samsung)などがあります。
●Snapdragon
アメリカのQualcomm(クアルコム)社のCPUで、日本で販売されているAndroidに使用されています。
スペックは、400番台、600番台、700番台、800番台とあり、数字が上がるにつれて、処理能力が高いです。
●Aシリーズ
アメリカのApple社が作ったCPUです。iPhoneやiPadに使用されています。
スペックは、iPhone13のA15が最新となります。
●Dimensity
台湾の半導体を作成しているmediatek社のCPUです。
スペックは、MT6○○などと記載されたり、HELIO P20 P25などと記載されたりします。
●Exynos
韓国のメーカーSamsungが作ったCPUです。
スペックは、8895Octaなどです。


③RAM
処理を行う時に使う一時的な記憶領域。
同様の意味ではあるが違う言い方で「メモリ」と呼んだりもする。
一時的な記憶容量のため、RAM容量が少ないと画面の処理が追いつかずカクつくことが起こりやすくなる。


④ROM
スマートフォンのデータを保存する容量=ストレージ。
スマートフォンの本体に保存できる容量のため、使用容量がいっぱいになるとRAM同様に画面の動きに影響がでることがある。
そのため、別途保存する方法として、クラウドでの保存やSDカードでの外部メモリでの保存がある。


⑤ディスプレイ
「液晶ディスプレイ」と「有機EL」がある。
●液晶ディスプレイ
液晶面をバックライトで照らすことで目に見える発光する液晶画面
メリット:コストが安い。
デメリット:発色が有機ELと比較すると精細さに欠ける
●有機EL
電圧をかけることでディスプレイそのものが発光するディスプレイ
メリット:鮮やかで明るく見やすい。省電力。
デメリット:コストが高い。


⑥スマートフォンのカメラの種類
●標準レンズ
最初に起動するレンズ
●超広角レンズ
画角が広くなりワイドに撮影が可能なレンズ
●望遠ズームレンズ
遠くにあるものを大きく撮影できるレンズ
●マクロレンズ
3㎝程度までの接写ができるレンズ
●モノクロレンズ
名前の通りで、モノクロ写真が撮影できるレンズ
●ポートレートレンズ
背景をぼかすことで、被写体を目立たせて撮影できるレンズ


⑦画素数
画素(ピクセルpixel)は、デジタル画像での小さな四角形のドットのことです。
画素の数を画素数と言います。
画素数が高いほど、画像は精細になり色鮮やかに見えます。


⑧おサイフケータイ
Felica(フェリカ)というSONYが開発したNFCの1つの規格があり、そのFelicaが搭載されていることをおサイフケータイ機能があると呼んでいる。
●NFCとは
近距離通信規格のことで、マイナンバーカードや交通ICカードをかざすとカード内のICチップを読み取り、マイナポイントや交通履歴を確認できます。
NFCは、おサイフケータイではなく、「かざして通信する」機能のことです。
●Felica対応でできること
モバイルSuica、楽天Edy、iD、nanaco、WAON、QUICPay
*QRコード決済は、FelicaやNFCは関係ないので、注意してください。画面にQRコードを表示できればどのスマートフォンでも利用可能です。


⑨生体認証
「指紋認証」と「顔認証」があります。
●指紋認証
指紋を登録すれば、指紋をかざすだけで画面のロックを解除できる機能。
ディスプレイ指紋認証、背面や側面での指紋認証もある。
ディスプレイ指紋認証の場合は、有機ELを使用している機種が可能となる。
液晶ディスプレイの場合は、背面や側面の指紋認証となる。
●顔認証
ご自身の顔を登録しておけば、顔の認証のみで画面ロックを解除できる機能。
最近では、OPPOがマスクしていても顔認証できるように調節し、その後でAppleも同様にマスクしていても顔認証ができるようになった。


⑩防水・防塵


下記が防水性能表です。

下記が防塵性能表です。



⑪SIM
SIMカードと呼び、契約している通信事業者や電話番号などの個人情報が書き込まれているカード。
SIMカードには種類があり、「nanoSIMなどの物理SIM」「SIMが本体に内蔵されているeSIM」がある。
●物理SIM
メリット:機種が壊れた場合などにSIMカードの差し替えが可能となる。
デメリット:SIMカードの再発行などの対応に時間がかかる。
●eSIM
メリット:手続きが簡単。
デメリット:eSIMに対応していない機種が少ないため、使っている機種が壊れた場合、eSIM対応機種を購入するか、物理SIMを発行するかのどちらかとなり、時間がかかる。

⑫SIMフリー・SIMロック
携帯電話会社が、自社のSIMカードしか利用できないように機種にロックをかけている状態をSIMロックと呼ぶ。
そのSIMロックを解除することをSIMロック解除をすると呼ぶ。
そして、SIMロックが最初からかかっておらず、周波数帯が対応していれば利用できるのが、SIMフリーと呼ぶ。
国の法律改正に伴い2021年10月以降に発売開始した機種は、SIMフリーで販売されている。
逆に、2021年10月以前に発売されている機種でドコモ・au・ソフトバンクなどで発売されている機種は、SIMロックがかかってしまっているためSIMロック解除手続きが必要となる。
他社にMNP(番号そのままでの乗り換え)を行う場合は、SIMロック解除が基本的に必要となる。

⑬DSDV
Dual SIM Dual VoLTEの略で、2つのSIMを同時に使えること。
例えば、仕事用とプライベート用の電話番号がある場合に両方の番号を待ち受けることができ、どちらか1つを選択して発信することも可能。
DSDVは、「物理SIM+eSIM」「eSIM+物理SIM」がある。

⑭リフレッシュレート
1秒間に画面を更新する回数のことです。
リフレッシュレートの数値が高いと画面の動きが滑らかになります。
数値の記載は、0Hz~120Hzの間の数値が主流です。

⑮バッテリー容量
スマートフォンの電池で、バッテリー容量が大きければ電池持ちが良いと言われている。
ただ、画面が大きかったり、CPUやソフトウェアの作りによっては、総合カタログに記載されているよりも悪かったりもするので、一概にバッテリー容量が大きいから電池持ちが良いとも限らない。
急速充電機能も追加されている機種は多くあり、短時間で充電が可能となる。

⑯OS
OSとは、オペレーティングシステムのことでソフトウェアの種類の1つです。
スマホは、AndroidOSとiOSがあります。
AndroidOSは、Googleが開発したソフトウェアです。
iOSは、Appleが開発したソフトウェアです。
世界のシェアからみると、AndroidOSが約70%のシェアを誇っています。
日本では、iOSがシェアを持っていますが、世界では、Androidが主流となります。

■スマートフォンの選び方

スマートフォンの基礎知識を生かし選んでいきましょう。
○画面の動きが良いスマホが良い
●確認事項
・CPUの数値⇒②
・ディスプレイが有機EL⇒⑤
・リフレッシュレート⇒⑭
●確認理由
CPUの数値が高ければ処理能力が上がります。
その上で、ディスプレイは、有機ELの方が画面の明るさが良くなるのもあり、可能であれば有機ELの方が良いです。
あともう1点は、画面のスクロールがサクサク動く方が良いので、リフレッシュレートが90Hzはあった方が良いかもしれません。
●オススメ機種
Galaxy Sシリーズ、OPPO Find Xシリーズ、Xiaomiのミドルスペック~ハイスペックモデル、AppleのiPhoneシリーズ(SEは液晶ディスプレイのため対象外)

Galaxy Sシリーズ:Galaxy S22 (ギャラクシーS22)|Galaxy公式(日本) (galaxymobile.jp)
OPPO Find Xシリーズ:OPPO Find X3 Pro | オウガ・ジャパン
Xiaomi: Xiaomi Japan | スマートフォン | Xiaomi 公式サイト | シャオミ・ジャパン
Apple: iPhone – Apple(日本)

○できればスマホにかける費用を安く済ませたい
●確認事項
・CPUの数値⇒②
・RAM、ROMの容量⇒③、④
・バッテリー容量⇒⑮
●確認理由
CPUの数値を下げれば必然的にスマホの価格も安くなる。
CPUと同じくRAM、ROMの容量が低いスマホを選べば価格は安くなる。
注意点があり、CPU・RAM・ROMの数値が低いということは、スマホ自体の性能が低くなります。
そのため、現在利用しているスマホよりも性能を下げても良いのかは検討すべきです。
バッテリー容量は、4,000mAh以上あれば十分ですが、CPUなどのソフトウェアが良いのはどちらかと言えば海外メーカーの方が良いのはあり、バッテリー容量だけでスマホを選ぶのは得策ではないかもしれません。
●オススメ機種
AppleのiPhoneSE、GalaxyのAシリーズ、OPPOのRenoシリーズ、Xiaomiのミドルシリーズ

○iPhoneからAndroidに変える方が良い?
●確認事項
・CPUの数値⇒②
・RAM、ROMの容量⇒③、④
・OSの種類の違い⇒⑯
●確認理由
CPUの数値がiPhoneの場合は、iPhoneSEを除いて考えるとハイスペックの数値です。
そのため、その数値と同等機種ならAndroidのハイスペックの数値の機種を購入するならAndroidに変更するのも有りだと思います。
RAM、ROMも同様で、クラウドや外部メモリもAndroidなら利用できるので、Androidの方が良い可能性はあります。
OSの違いは理解しないといけない事項ですが、iPhoneからAndroidならデータ移行や操作も比較的スムーズにできるので、問題はないかと思います。
むしろ、Androidに慣れてしまえば、今後の機種変更は楽になるのはあるかもしれません。
なぜなら、選べる機種のメーカーやスペックの種類も多いからです。
●オススメ機種
Galaxy Sシリーズ、OPPOのRenoシリーズ、Xiaomiのミドルからハイスペックシリーズ

■まとめ
いかがでしたでしょうか。
スマホの基礎知識をご紹介しました。
今後もスマホの基礎知識として必要な用語は追加していこうと思ってます。
せっかくお金をかけるのであれば、日々利用しやすい機種を使ってもらえれば嬉しく思います。
ここまで読んでもらいありがとうございます。
今後も携帯通信系の記事を発信していきます。
良いスマホライフをお過ごしください。

By ぱんだ

白黒うさぎを飼っている30代の独身男のぱんだです。 通信携帯業界に約10年以上携わったガジェット好き。 今後、通信系の経歴を活かし、情報発信やうさぎ、自分の趣味も数多くあり新しいお得な情報を分かりやすくお届けします。

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