最近では、フィッシング詐欺やウィルスによって、情報が盗まれたりして、被害に遭っている方が増えています。
その情報が盗まれてから売られたりしている闇のサイトが、いわゆる「ダークウェブ」なんですが、今回は、そんな「ダークウェブ」についてご紹介します。
自分は大丈夫ということではなく、誰でも被害に遭う可能性があるので、対策は取っておくことをおすすめします。

○ ダークウェブとは?
「闇ウェブ」とも呼ばれていて、通常のWebサイトからはアクセスすることができない、いわゆる、「闇サイト」です。
専用のソフトを利用しないと、アクセスできないサイトであるため、匿名性も高く光が当たらず奥底にあるというイメージからダークウェブと呼ばれています。
○ 何が売られているの?
ダークウェブでは、ログインID・パスワード、メールアドレス、ドラッグ、偽造クレジットカード、偽造パスポートなどの犯罪に関与できるようなものが売られています。
売られた情報や物は、ダークウェブで取引されているということもあり、匿名で売買されて、悪用されることがほとんどです。
メールアドレスや電話番号を盗まれても平気というようなニュアンスの方がいますが、そのメールアドレスや電話番号から個人情報を盗む幅を広げていき、お金を銀行口座から引き出すまでに至ることもあります。
通常だとダークウェブは使えないものなので、情報を盗まれてしまうと、危険性が高くなるのは当然ということですね。
クレジットカードが乗っ取られたりとされると、売られるところがダークウェブとなるため、事前に対策を取ることをおすすめします。
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○ ダークウェブは何で作ったの?
ダークウェブが作られた理由は、元々アメリカの海軍によって開発されたもので、匿名性を確保して、情報通信を行うという目的で作られました。
匿名性の高さは、犯罪者にとっても都合が良いものでもあるため、悪用することに活用されてしまい、現在のような「闇サイト」化へとつながってしまったいうことです。
○ ダークウェブの仕組み
ダークウェブは、玉ねぎのように何層にも重なることで、中心にあるユーザーを隠しているという仕組みになっています。
こういった技術は、「オニオンルーティング」とも呼ばれています。
「The Onion Router」= Tor(トーア)という風にも呼ばれていて、ダークウェブの仕組みとして、有名な技術です。
匿名性を高めるための仕組みは、うまくできているとはいえ、厄介な特徴と言えます。
○ 表層ウェブ(サーフェイスウェブ)と深層Web(ディープウェブ)
ダークウェブだけでは、もちろん、Webサイトは成り立たないので、一般的に利用できるWebサイトがあります。
それが、表層ウェブと深層ウェブです。
表層ウェブは、一般向けに利用可能なGoogle、Yahoo!、Microsoft edgeなどの閲覧が可能なWebサイトです。
深層ウェブは、閲覧するためには、ログインが必要なため、一般向けには提供されていないWebサイトのことです。
深層ウェブの例としては、SNSの非公開ページ・会社の社内情報ページなどです。
ダークウェブは、深層ウェブの奥底にあるというイメージで思ってもらえれば良いでしょう。
○ ダークウェブはどうやって利用するの?
まず、大前提として、利用はしないことです。
利用するメリットは、一般の方には、一切ありません。
利用するには、専用ブラウザにURLを直接入力することで、利用が可能となります。
○ ダークウェブの危険性
・犯罪の加害者になる可能性がある
ダークウェブで、もし何かを購入したりした場合、違法での取引をされているものがほとんどのため、結果的に犯罪に巻き込む、巻き込まれるケースがあります。
・詐欺に遭ってしまう危険性
ダークウェブを利用すること自体に危険性があるのですが、マルウェアなどのウィルス感染する可能性も高いため、詐欺に遭い被害者となる危険性があります。
・匿名とはいえ安全ではない
匿名で使えるとはいえ、もちろんですが、安全ではありません。
ダークウェブの利用自体に危険性があります。
○ ダークウェブへの対策
ダークウェブで個人情報などが売られないための対策はあります。
至ってシンプルです。
・アクセスしない
当然、ダークウェブにアクセスしないというのが大前提です。
アクセスしなければいい、それだけです。
興味本位でどんなものが売られているのか見てみようという方もいるみたいですが、絶対にやめましょう。
・ウィルス対策のセキュリティソフトを利用する
スマホの普及に伴い、インターネット通信がどこでも行えるようになり、少しずつダークウェブについて知っている方も増えてきています。
スマホ、タブレット、パソコンといった便利なものが普及することは良いことですが、危険性も同時に増えてきます。
その対策として、1番当てはまるのは、ウィルスや情報漏洩に対してのセキュリティソフトです。
最近では、ダークウェブに対しての機能も高くなっていて、セキュリティソフトを活用するだけで、ウィルス・フィッシング詐欺・ダークウェブへの対策などに対応できます。
セキュリティソフトは、スマホ・タブレット・パソコンに対応していて、複数台版がメインとなっています。
Googleアカウント、Microsoftアカウント、Apple IDといったアカウントにより、スマホやパソコンは連動してしまうので、まとめてセキュリティソフトを利用することで、安全性を高めることができます。
セキュリティソフトを使っていない方は、ぜひ、スマホ、タブレット、パソコンに入れておきましょう。
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○ まとめ
ダークウェブについてご紹介しました。
結論言いたいことは、ダークウェブに興味本位で利用したりするのは、絶対にやめましょう。
もう一点は、メールアドレスや電話番号は、アカウントのIDになったり、認証するために使ったりするかなり重要な個人情報です。
「それくらいの情報」というように盗まれても大丈夫という認識の方は、意外と、多くいます。
ただ、盗まれた後は、金銭的な被害に遭ったりする可能性が高くなるので、できる限りの対策は行うようにしましょう。