「コテンラジオ」とは
学校では学べないことを分かりやすく、面白く学べるように話してくれているラジオ番組
Spotifyやポッドキャスト、YouTubeで歴史が好きな方は知っている「コテンラジオ」。
私同様に「歴史が好き」「日本史が好き」「世界史が好き」な方々は、ぜひとも、聴いてみてください。
今後も”コテンラジオ”は更新されていきますので、こちらも情報の更新をしていきます。
コテンラジオとは、 株式会社COTEN 代表の深井龍之介さん、メンバーの楊睿之さん、株式会社BOOK代表の樋口聖典さんの3名が日本と世界の歴史を面白く、かつディープに、そしてフラットな視点でお伝えしていく番組です。
下記がコテンラジオホームページです!
株式会社COTEN

ショート編とは
コテンラジオのショート編とは、ヤンヤンさんがメインスピーカーを務めるシリーズのことです。
今回紹介する「菅原道真」編で、5シリーズ目となります。
ショート編の魅力は、本編の10何話というような長さではなく、4話~6話ほどで完結するシリーズなので、長すぎないというのは良い部分でしょう。
話数をショートにしているのもあり、比較的に、短くまとめやすいテーマ、人物を取り上げてくれているので、耳に入ってきやすいのはあります。
ショート編が好きという方も多いとは思いますので、まだ聴いていない方は良かったら聴いてみてくださいね。
菅原道真 【44-1】 ショート編
845年~903年まで生きた日本の平安時代の貴族、学者、漢詩人、政治家です。
宇多天皇に重用され、国に貢献した人物です。
ただ、醍醐天皇に譲位され、藤原時平とともに醍醐天皇を支えていましたが、藤原時平により、太宰府へと左遷されました。
実質的な流罪となり、菅原道真は、太宰府で死去することとなります。
菅原道真の亡くなった後に、時平が病死したり、清涼殿が落雷にあったりとしたことに対して、菅原道真の祟りだとされ、日本の三大怨霊とされています。
後に、学問の神様として親しまれていて、現代でも菅原道真が祀られている太宰府天満宮や北野天満宮などに多くの人が足を運んでいます。
【注目ポイント】
・特に何かした訳ではない
これまでコテンラジオで紹介されている偉人たちは、何か大きな出来事を起こしたりしています。
ただ、菅原道真は、特に何かした訳ではありません。
逆に、そこがすごいところです。
なぜ、今でも愛されている、親しまれている人物なのかを聴いてみてください。
・漢詩のうまさと面白さ
菅原道真は、漢詩人という風にも知られていて、漢詩が上手です。
その漢詩を使って、自分の気持ちを表現しているのですが、イライラしているときに読む漢詩がとても面白いです。
ヤンヤンさんが語り方も引き出している要因だとも思いますが、とにかく、気持ちを表す漢詩が面白いです。
・出世と転落
菅原道真は、宇多天皇からの重用され、信頼されていたことで、右大臣まで上り詰めます。
その後、醍醐天皇へと譲位されて、藤原時平と政治を行うようになり、藤原時平により左遷へと追い込まれます。
左遷されて、そのまま亡くなることになります。
誰かを蹴落としていくようなことは、この時代だけではなく、現代にもありえそうな内容ではあります。
菅原道真もそういった流れに逆らえなかったというのはあったのでしょう。
・1,000年間愛されているというすごさ
特に何もしていない、漢詩が上手、日本三大怨霊というような人物なのですが、1,000年間愛され、親しまれています。
そういった人物は、他にはいません。
コテンラジオを聴いていると、菅原道真の勤勉さ、国を良くしようとする気持ち、漢詩でお気持ちを表す面白さなどを知ることができ、1,000年愛されるのも分かります。
まとめ
学問の神様という呼び名が先行して、菅原道真がどういう人間なのかを知らなかったという方も多いと思います。
今回のシリーズは、そんな菅原道真のことをよくわかるシリーズになっているので、ぜひ、聴いてみてください。