2023年となり、携帯会社の携帯料金プランに新しい動きがあります。
どういう動きかというと、auは「マネ活プラン」、ソフトバンクは「ペイトク」といったように、ポイント還元に焦点を当てたプランを出してきています。
この傾向だと、ドコモがどのように動いてくるのかというところですが、今後の携帯会社の動きを予想していき、みなさんの生活に役に立てれば嬉しいです。

2022年までの携帯会社の料金プランの傾向とは?
2019年~格安SIMの料金プランに焦点を置き、2022年までは、とにかく、「月額料金を安く」といった流れがありました。
各社のオンライン専用プラン「ahamo」「povo」「LINEMO」が開始されたりと安さを重視して、利用者を奪い合うという流れとなってきました。
そんな中で、「楽天モバイル」がMNOとして、参加してきて、さらに、格安料金ということに対して激化したという状況になりました。
ただ、2022年に入り、楽天モバイルが0円プランを廃止し、料金プランの値上がりが始まりました。
円安という物価の高騰というのが影響し始めて、ものの価格が上がり、携帯料金プランにも影響が出始めたという流れとなってきていました。
〇手数料の廃止
一部契約事務手数料がかかりますが、オンラインでの契約には、どの携帯会社も0円となっています。
0円というのが動き始めたのが、楽天モバイルの0円宣言です。
現在でも継続しているので、楽天モバイルの0円宣言は、かなり良い傾向を生み出したと言っていいでしょう。
そこから、
・契約事務手数料0円
・契約期間なし
・契約解除料金0円
・SIM変更手数料0円
などなどの手数料が0円となってきています。
もちろん、ドコモ・au・ソフトバンクの場合、店頭での契約となると、事務手数料やSIM変更手数料がかかります。
ただ、高い訳ではなく、あくまでもスタッフさんにお願いしていることもあり、人件費ということ理解しておきましょう。
0円が良いのは、分かりますが、すべてが0円だと、会社の運営は難しくなるということです。
2023年の携帯会社の料金プランの傾向とは?
〇「月額料金」⇒「ポイント還元」にシフトチェンジ
2022年までの傾向では、「格安SIMに焦点」⇒「円安に伴い料金値上げ」というところでした。
2023年に入り、月額料金を安くしたり、キャンペーンで対抗するというのが難しくなってきました。
ではどうする流れなのかというと、
「ポイント還元」率を上げて、総合的な還元率をアップするという流れとなっています。
言い換えると、
「実質的な値上げ」
ということです。
なぜ、そうなってきたのかというと、
①月額料金が十分安い
②国からのキャンペーン制限
③投資ビジネスの運用の流れ
という、この3つの項目が主な理由となります。
順番に見ていきましょう。
①月額料金が十分安い
ワイモバイルやUQモバイルなどの格安SIM会社が分かりやすいのですが、最安で980円~というような料金プランがあります。
ドコモ、au、ソフトバンクでも、通信容量が少ないプランなら最安で1,980円~という安さになっています。
安くする限界まできているということです。
携帯会社も経営を行わないといけないため、月額料金が安くて運営できるほどうまくいかないというのが現実でしょう。
そのため、月額料金での提供を重視せず、「ポイント還元」に焦点を置き、利用者の視点も変えていってもらおうという流れとなっています。
②国からのキャンペーン制限
携帯会社がキャッシュバックなどでの特典で、契約を取るというのが難しくなっています。
2019年頃から規制が徐々に厳しくなり、値引きでの最大が22,000円までとなっています。
もちろん、固定回線をセットで契約したりすると、値引き額は大きくなりますが、携帯電話だけの契約だと最大22,000円となります。
法律的なところとなり、キャンペーンが厳しくなっているということは、値引きでの勝負は難しくなり、携帯会社内での特典に重視するという結果が「ポイント還元」ということなのでしょう。
③投資ビジネスの流れ
最近では、国が「新NISA」を打ち出し、投資するように促しています。
税金対策などにもなるのですが、投資ビジネスを国民に促していて、携帯会社もそこに乗っかってきていると流れです。
各携帯会社には、ドコモ⇒dポイント・au⇒au PAYポイント、Pontaポイント・ソフトバンク⇒PayPayポイント・楽天モバイル⇒楽天ポイントという風に、各社が活かせるポイントを持っています。
そのポイントを活用して、そのままポイント投資できるようになってきています。
そのため、携帯会社からすると国の施策に乗っかって活かすほかないというのが2023年の流れということですね。
2024年に向けてどうなっていく?
2023年10月3日より、ソフトバンクの新料金プランである「ペイトク」が開始します。
auは、「マネ活プラン」を開始していて、ドコモが今後どう動いてくるのかというのが注目されています。
2024年以降を考えたときにどうなっていくのでしょうか。
①料金プランの値上げ
格安SIMが流行っていた中で、月額料金を安くすることに限界がきています。
さらには、円安でもの価格が高騰しています。
月額料金を値上げする理由にぴったりではないでしょうか。
2023年の傾向からも、月額料金を上げていきたいというのが、携帯会社の本音なところなので、数百円単位から徐々に値上げしていくと思われます。
②セット割ありきのプラン
実質的な値上げと言われている理由には、セット割ありきの料金プランという点です。
例えば、固定回線を一緒に申し込んでセットにしていると、セット割を適用して、月額料金から割り引くというシステムです。
固定回線とのセット割は、▲1,100円が基本です。
逆に言うと、固定回線とセットでないと、割引がつかず、月額料金は、高くなります。
そのため、どの利用者もセット契約できることはないため、実質的には値上げされているということです。
③ポイント還元率の競争が激化
先ほどもお伝えした通り、携帯会社の各社でポイント還元できる推しポイントがあります。
1ポイント=1円というお金を活かしたプランを推していくことになっていくため、ポイント還元競争が起こりそうです。
2023年では、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルというMNOと言われる大手キャリアのポイント還元を重視していますが、ワイモバイルやUQモバイルといったサブブランドや格安SIMにも何かしら動きがあるのではないでしょうか。
まとめ
実質的な値上げされている携帯会社の料金プランですが、間違えてはいけないのは、各携帯会社の中でも選択の幅は広がっているということです。
ドコモなら「eximo」「irumo」「ahamo」といったプランがあったり、auなら「マネ活プラン」「UQモバイル」「povo」といったプランがあったり、ソフトバンクなら「ペイトク」「ワイモバイル」「LINEMO」といったプランがあったりと、利用者側に合わせて選べるようになっています。
ただ、その中でも、下げた料金プランを少しずつ値上げしていているというだけです。
携帯会社と利用者側の両方がウィンウィンになるような時代がくるのが1番なんでしょうね。
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