うさぎだけではないですが、ペットに去勢手術を行うのか迷っている飼い主さんは多いはずです。
去勢手術を行うことでのリスクもあるため、今回は、うさぎの去勢手術について簡単にまとめていきます。
去勢・避妊手術とは?
去勢とは、男の子の精巣を手術によって摘出し、望まない繁殖を防ぐための手術のことです。
手術を行うことで、生殖ができなくなり、精巣から出ているホルモンの影響を受けなくなり、性格も少し変化が生まれたりします。
避妊手術は、女の子の卵巣を摘出し、望まない繁殖を防ぐための手術のことです。
費用・入院期間は?
男の子の去勢手術費用の目安:2万円~4万円程度
*入院日は、別途かかります。
入院期間:1、2日程度
女の子の避妊手術費用の目安:3万円~7万円程度
*入院日は、別途かかります。
入院期間:1~5日程度
手術前の確認事項
〇手術できる年齢?
手術に適しているのは、生後6ヶ月~1歳です。
生後6ヶ月未満は、精巣が出来上がってないこともあったりと、手術を行うには難しい期間です。
1歳以降は、うさぎへの負担を考慮すると、リスクが大きいということです。
〇うさぎの健康状態
うさぎの健康状態はかなり重要です。
全身麻酔を行い、手術をするため、体力勝負なところもあります。
うさぎの健康状態をチェックした上で手術に臨みましょう。
〇繁殖は今後する?しない?
繫殖させたいという目的がある飼い主さんは、手術をしてしまうと、繁殖はできません。
今後のことを考えた上で、手術を検討していきましょう。
去勢手術のメリット・デメリット
〇メリット
・おしっこのスプレー行動がなくなる
男の子は、おしっこをにおい付けのためなどで、部屋のいたるところに行うことがあります。
そういった縄張り活動に対して、去勢手術により、改善されたりします。
・マウンティングをしなくなる
飼い主さんの足などにも生殖活動の一環であるマウンティングを行ったりします。
そんなマウンティングは去勢手術によりしなくなります。
・性格に変化
性格は、おだやかになるうさぎが多いです。
ホルモンバランスにより落ち着くようになります。
・生殖器の病気にかからなくなる
去勢手術をすることで、生殖器の病気にはかからなくなるため、うさぎにとっては、負担は減る点はメリットかと思います。
〇デメリット
・繁殖はできなくなる
去勢手術をすることになるため、もちろんですが、繁殖はできなくなります。
見方によっては、デメリットということですね。
・手術の麻酔
手術時には、麻酔をかけます。
全身麻酔になるため、うさぎの小さな個体には、負担がかかります。
リスクもあるということですね。
・肥満になりやすくなる
うさぎは、繁殖率が高い動物です。
繫殖をするためのマウンティング行動などの運動量への意識が低下するため、去勢手術前と同様のご飯量だと、太ってしまいます。
去勢手術後は、ご飯の量には注意しましょう。
避妊手術のメリット・デメリット
〇メリット
・望まない妊娠を避けられる
うさぎは、繫殖力があり、早いスパンで、妊娠し、出産します。
そのため、望まない妊娠を避けられることはメリットとして捉えて良いでしょう。
・偽妊娠をしなくなる
女の子の困った行動で、偽妊娠があります。
偽妊娠もひどくなれば、うさぎの身体に影響が出ます。
避妊手術により、偽妊娠をなくすことができます。
・性格に変化
去勢手術と同様に、性格は落ち着きます。
・生殖器の病気にかからなくなる
こちらも去勢手術と同様で、生殖器の病気にはかからなくなり、身体への負担を減らせるメリットとなります。
〇デメリット
・繫殖はできなくなる
去勢手術と同様に、繁殖はできなくなります。
・手術時の麻酔
去勢手術よりも全身麻酔による負担は大きくなります。
避妊手術の場合、開腹手術となるため、去勢と比較すると、避妊手術の方が負担は大きいです。
・肥満になりやすくなる
こちらは、去勢手術と同様ですが、ホルモンバランスの兼ね合いで、手術前と同じご飯量だと、太ってしまいます。
ご飯の量の調整は行いましょう。
去勢・避妊手術は必要なの?
これまでにご説明した、メリット・デメリットを踏まえた上で、必要という方は手術を検討するのも1つでしょう。
〇手術を検討してみても良い方
・男の子場合、スプレー行動がひどい
・マウンティング活動の頻度が多すぎる
・女の子の場合、偽妊娠の度合いが強い
・繫殖予定がなく、病気を予防したい
〇手術を検討しない方が良い方
・うさぎが病気がちのため体力がない
・全身麻酔によるリスクを受け入れきれない
・多頭飼いではないため、繁殖することはない
・マウンティングや偽妊娠がひどいと感じない
*年齢を重ねてひどくなることもあります。
まとめ
去勢・避妊手術をする必要があるのかどうかで考えると、飼い主さんとペットとで、心の会話をする必要はあると思います。
1匹しかいないのに、わざわざ全身麻酔によるリスクを背負う必要はないと思いますが、生殖器の病気にはかからなくなるため、良い部分もあります。
本当に、捉え方の問題にはなると思います。
正解というのは、あるようで、ないと思います。
人生は長いようで短いものなので、後悔のないように熟考していきましょう。
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