「arrows」シリーズ、「らくらくスマートフォン」シリーズで人気のあるFCNT合同会社は、新機種「arrows We2」「arrows We2 Plus」を発表しました。
レノボ傘下となってから初めての新機種ということもあり、今後の発売に向けて注目が集まっています。
今回は、新たに生まれ変わったFCNT合同会社についてと新機種についてご紹介します。

○ FCNTの歩み
FCNTは、1991年にNTTドコモで初めて携帯電話端末(TZ-804)を発売しました。
その後も、携帯電話端末を発売を行っていきます。
2010年にFCNT初めてのスマートフォンをNTTドコモで発売します。
スマートフォンの拡販を進めていき、auやソフトバンクでも発売を行っていきます。
2014年には、SIMフリースマートフォンの発売も行い、楽天モバイルなどの格安スマホからの発売も開始していきます。
2021年に富士通グループからの独立後、経営不振へと陥り、中国企業のレノボの傘下となります。
そして、2023年9月に生まれ変わった会社として、FCNT合同会社となり、新たな船出を行うこととなっています。
スマートフォンでの人気シリーズは、「arrows」シリーズ、「らくらくスマートフォン」シリーズです。
「arrows」シリーズは、年齢層問わず人気のシリーズです。
「らくらくスマートフォン」シリーズは、ご年配向けのモデルとなっています。
○ 「arrows」シリーズの特徴
① シンプルモード
シンプルモードは、文字が大きめで、アプリのアイコンなども大きくなり、見やすい画面となるモードです。
「らくらくスマートフォン」シリーズも発売しているFCNTだからこそ、活かせるモードとなっています。

*シンプルモード
② 詐欺対策
ID・パスワードを自動生成してくれて、パスワードの使い回しをなくせるため、乗っ取りなどの対策がされています。
迷惑電話対策機能も搭載していて、見知らぬ電話番号からの着信があったりすると、牽制のメッセージ機能があり、身近なリスクを回避できるように対策を組まれています。
③ 耐久性の高さ
防水防塵機能の性能の高さや衝撃に対する高さはあり、お風呂でも使えたり、洗えるスマホとしての先駆者と言えるでしょう。

○ 「arrows」シリーズに向いている方とは
・文字やアイコンを大きめで利用したい方
先ほど、ご紹介したシンプルモードであれば、文字やアイコンを大きくなった状態で利用できます。
どちらかと言えば、ご年配の方向けの機能ではありますが、「arrows」シリーズの特徴なので、シンプルモードをお求めの場合は向いている機種と言えるでしょう。
・よく落としたり、濡らしたりする方
耐久性には長けているため、お子様がいて、スマホが濡れてしまったり、落としたりするケースがある方は、特に向いています。
お仕事で、濡れた手でスマホ操作が必要な方であったりと、お仕事の都合上合う方にもおすすめです。
・バッテリー持ちの良いものが欲しい方
耐久性があり、バッテリー持ちにも適しているスマホなので、バッテリー持ちを気にする方にはぴったりなスマホシリーズです。
バッテリーの劣化も防いでくれて、長年使えるという点もメリットですね。
○ 「arrows We2」の性能

・発売日
2024年の夏頃予定
・価格
未発表
・発売携帯会社
ドコモ・au・UQモバイル
・CPU
MediaTek Dimensity 7025
・OS
Android 14
・メモリ:4GB
・ストレージ:64GB
・ディスプレイ
約6.1インチ
TFT LCD
1,560×720
・重量:未発表
・バッテリー容量:4,500mAh
・生体認証:指紋 / 顔
・メインカメラ
広角:5,010万画素
マクロ:190万画素
・インカメラ
800万画素
・SIMスロット
nanoSIM(ナノシム) / eSIM(イーシム)
・防水防塵:IPX5 / IPX8 / IP6X
・おサイフケータイ:対応
・カラーバリエーション
ライトブルー / ネイビーグリーン / ライトオレンジ
「arrows We2」の特徴
・ライトユーザー向けモデル
ライトな使い方をする方向けのモデルとなっています。
イメージとしては、最低限の利用用途を目的置いているスマホというところです。
・MIL規格を通っている
アメリカの国防省の耐久性テストを23項目通っていることもあり、耐久性には長けたスマホと言えます。
落としたりしても傷がつきづらいというのは、メリットと言えるでしょう。
・お風呂での耐久性
温度45度、湿度99%でも利用可能となっています。
インターネットラジオとFMラジオが聴ける「ラジスマ」にも対応しているので、ラジオ好きな方にはおすすめのスマホです。
○ 「arrows We2 Plus」の性能

・発売日
2024年の夏頃予定
・価格
未発表
・発売携帯会社
ドコモ
・CPU
Snapdragon 7s Gen 2
・OS
Android 14
・メモリ:8GB
・ストレージ:256GB
・ディスプレイ
約6.6インチ
OLED(有機EL)
1,560×720
・重量:未発表
・バッテリー容量:5,000mAh
・生体認証:指紋 / 顔
・メインカメラ
広角:5,010万画素
超広角:1,610万画素
・インカメラ
800万画素
・SIMスロット
nanoSIM(ナノシム) / eSIM(イーシム)
・防水防塵:IPX5 / IPX8 / IP6X
・おサイフケータイ:対応
・カラーバリエーション
スレートグレー / シャンパンシルバー
「arrows We2 Plus」の特徴
・ミドルハイスペックモデル
CPUをSnapdragon 7s Gen 2 を採用していて、ハイスペックモデルよりも少し劣りますが、十分な性能となっています。
メモリ容量8GBとなっているのもあり、総合的な処理速度は全く問題なく、スムーズにサクサク動くでしょう。
・耐久性は高い
「arrows」シリーズの大きなポイントとしての耐久性はもちろん兼ね備えています。
防水防塵機能の高さ、衝撃に対しての強さもあるため、安心感はあります。
・バッテリー容量5,000mAh
バッテリー容量が5,000mAhあり、電池持ちは長持ちします。
電池の劣化を抑えるような仕様となっていて、長年使える安心設計となっています。
○ まとめ
FCNT合同会社についてと新機種「arrows We2」「arrows We2 Plus」についてご紹介しました。
中国の大企業であるレノボ傘下となり、今後どう動いていくのかが注目されています。
スマホ事業を撤退する国内メーカーばかりとなっていて、FCNT合同会社にはなんとしても事業を継続してほしいところですね。