最近、スマートフォンを利用する方がほとんどとなり、VPNという言葉が少しずつ広がってきています。
会社で利用している方は多くいると思いますが、一般利用している方も増えてきています。
今回は、VPNって何なのか?VPNは必要なのか?メリット・デメリットは何なのか?などを解説していきます。

VPNとは
Virtual Private Networkの略で、仮想の専用回線を作成する技術のことです。
先ほどもお伝えした通り、スマートフォンやタブレットを利用する方は増えています。
もちろん、パソコンも同様です。
こういった電子機器は、Wi-Fi接続を行いインターネット通信を行います。
ご自宅以外で外出時に無償で使えるFREE Wi-Fiに接続して、インターネット通信を行う際に、誰でも情報を盗むことができます。
そういった情報漏洩を防ぐための技術がVPNです。
仮想の専用回線は、暗号化されているので、情報を盗みづらくしてくれます。
そのため、会社での利用はもちろんなのですが、一般利用をされる方が増えています。
VPNの仕組み
VPNの仕組みは、3つあります。
・トンネリング
データの送受信者間にトンネルを作ることです。
トンネルを作ることで、データの送受信者間でしか情報を確認できないため、情報漏洩がしづらくなります。
・カプセル化
データの送受信者間で送る際に、カプセル化した上で送受信を行うことです。
カプセルに入れて送ることで、送受信者間でしかカプセルを開けることができないため、情報漏洩を予防してくれいます。
・承認
シンプルに、送受信者間で承認を行い、本人確認を行うことで、情報漏洩を予防することです。
VPNのメリット
①安全にデータの送受信ができる
先ほどのVPNの仕組みにより、データの送受信をより安全に行うことができます。
②外出先でもVPN接続ができる
自宅や外出先でも専用ネットワークには繋げるため、どこでも安全にパソコンやスマートフォンを利用できます。
③費用を抑えられる
VPNは、設定すれば簡単に接続できるので、コスト面も抑えられます。
*企業で導入する際は、導入するための設置費用などがかかります。
VPNのデメリット
①絶対に情報漏洩を防いでくれる訳ではない
いわゆる100%ということはないということです。
情報漏洩しないように対策を取ってくれていますが、トンネルをかいくぐったり、カプセルをかいくぐったりする可能性は0ではないです。
②通信速度に影響がある場合がある
VPNは、専用ネットワークです。
その分、混雑すると通信速度が遅くなる可能性は高くなります。
VPNの種類
○インターネットVPN
公衆のインターネットを利用して、VPNを構築する方法です。
・メリット
費用は安く済む
・デメリット
安全性が低く、インターネット通信が遅くなる場合多い
○IP-VPN
通信事業者間の専用ネットワークを介して利用するVPNです。
企業で利用している場合がほとんどです。
・メリット
安全性が高く、インターネット通信も安定している
・デメリット
費用は通常よりもかかる
○エントリーVPN
公衆インターネット通信を利用して、通信事業者間の専用ネットワークを構築する方法です。
インターネットVPNとIP-VPNを合わせたような感じのVPNです。
・メリット
安全性が高い
・デメリット
速度が遅くなりやすい
○広域イーサネット
LAN(ローカルエリアネットワーク)を利用して、通信事業者間に専用ネットワークを構築する方法です。
・メリット
安全性は高く、拠点数によっては、コストを抑えることもできる
・デメリット
メリットとは逆に、拠点数によっては、コストがかかる
VPNは必要なの?
あくまでも、個人的な意見ではありますが、「必要」だと思います。
会社利用されている方は、まず、今の時代なら必須と言わざる負えないでしょう。
一般利用されている方は、スマートフォンやタブレットなどの電子機器からの情報漏洩が増えているのもあり、VPNを利用できる際には利用した方が良いでしょう。
「メールアドレス」「電話番号」「銀行口座」「クレジットカード番号」といった個人情報がある中で、「メールアドレス」「電話番号」くらい盗まれても大丈夫という方は結構多くいます。
ただ、大丈夫だと思っている方だからこそ、詐欺被害に遭ったりします。
個人の情報は、どんな情報であっても盗まれて良いというものはないと思います。
VPN利用ができるアカウント
最近では、スマートフォンやタブレットの場合だと、Google、AppleがVPNの提供を行っています。
パソコンの場合は、Microsoft、AppleがVPNの提供を行っています。
ただ、VPNの性能が高いのかというと、VPN専門という訳ではないため、有料セキュリティソフトなどの専門ソフトなどに頼る方が良いと思います。
海外では指定VPNしか使えない場合がある
国によっては、国が指定するVPNしか利用してはいけないというのがあります。
例えば、中国です。
中国では、中国が指定しているVPN以外は、利用してはいけません。
理由は、VPNを活用して悪事を行う方がいるためです。
VPNは、情報守るというのが目的ですが、逆に、誰が使っているのかを認識させずに、利用できるということもあり、悪用に使う方もいます。
中国では、そういった悪用を予防するため、指定しているVPNしか利用できないということになっています。
何が言いたいのかというと、日本から海外に行かれる際には、スマホやパソコンのVPNの利用については注意しましょうということです。
まとめ
VPNについてご紹介しました。
VPNは、日本だと安全という認識がある方が多いのもあり、利用していない方の方が多いと思います。
絶対に利用しないといけないということはないため、必要な場合に、情報漏洩しないように対策は講じた方が良いというような認識でいいとは思います。
個人情報を守るのは個人でしかないため、ご自身で対策はとるようにした方が良いでしょう。
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