うさぎがペットしとして飼われるまでには歴史があります。
そんなうさぎがたどってきた流れを簡潔にまとめていきます。

うさぎはいつから生きてるの?
世界的にみると、古代ローマ時代にうさぎは食用として利用されていたと言われています。
飼育に関しては、中世ヨーロッパの僧院が始まりです。
日本では、縄文時代の貝塚からうさぎの骨が発掘されたり、古事記にもうさぎを表す言葉が記されていたりするため、うさぎがかなり以前より生息していたのは間違いないでしょう。
古くから日本で生息していた品種としては、
・二ホンノウサギ
灰色や褐色などの毛色をしていて、積雪地帯での冬には毛色を白色に生え変わる日本に生息する在来種です。
・アマミノクロウサギ
絶滅危惧種として認定されているうさぎの品種で、奄美群島の一部にしか生息していません。
うさぎってどんな生き物
うさぎは、兎形目、ウサギ科、ウサギ亜科、ノウサギ亜科に分類されます。
兎形目には、ナキウサギ科、サルデーニャウサギ科などがあります。
英語を翻訳する場合、
ノウサギ:「hare」
アナウサギ:「rabbit」
となるため、普段私たちが認識しているウサギはアナウサギのことです。
日本に生息するノウサギは、二ホンノウサギ、エゾユキウサギ、エゾナキウサギ、アマミノクロウサギです。
ノウサギもアナウサギも草食性というのは、もちろん、一緒です。
食べ物は、草や樹脂などを食べます。
耳がピンっと立っていたり、脚に筋力があり、ぴょんっと飛び跳ねたりする動物で、耳と脚に関しては、天敵から逃げるために進化してきたものなのです。
ペットとして日本に来たのはいつ頃?
日本にペットとして来たのは、16世紀ごろと言われています。
日本に入ってきた当初はどちらかといえば家畜用でうさぎを飼っていたというのが多かったようです。
上流貴族が膝の上にのせてなでたりするのを楽しんでいたと言われています。
ペットとして流行したのは明治維新後にうさぎ税というのが課せられたほど人気を博した時期があったようです。
第二次世界大戦後になると、飼育数は減少し、医療実験に利用されることが増えてきます。
これまでをみると、うさぎは、色々と人間に利用されてきたのかなというところで、少し辛いなと思ったりしますね。
現在はペットとして大人気
2000年ごろからうさぎは、ペットとしても徐々に人気が出てきています。
日本で1番2番の人気は、犬や猫ですが、その次に人気があると言ってもおかしくはないでしょう。
うさぎがペットして大人気になってきた理由は、
・飼育が意外と簡単
・かわいい
・うさぎは鳴かないため音がうるさくならない
・犬や猫よりも費用は抑えられる
・においがほとんどしない
などなどです。
実際に、私が飼っているパンダにも当てはまる内容です。
最近では、うさぎのペットショップでの取り扱いも増えたり、うさぎの専門店もできたり、うさぎカフェもあったりと目に見えて人気になったことをうかがえることばかりですね。
まとめ
うさぎが、現在人気のあるペットとして存在するまでには、古代ローマからの長い歴史があります。
人間の歴史も長いですが、動物にも歴史があるということを知ることでペットをより好きになれるのではないでしょうか。
うさぎは、いろんなキャラクターやにほん昔話にも登場するくらいの動物です。
そんなうさぎのことを知ってもらえると嬉しく思います。