5G通信の普及が進む中で、「ミリ波」と「Sub6(サブシックス)」という言葉を耳にする機会が増えています。しかし、これらの違いを正しく理解している人は意外と少ないのが現状です。

今回は、ミリ波とSub6の違いをわかりやすく解説し、それぞれのメリット・デメリット、用途の違い、今後の展望まで徹底的に解説します。5Gスマホ選びや通信環境の理解に役立つ内容となっています。

1. ミリ波とSub6とは?【基本知識】

■ ミリ波とは

ミリ波とは、周波数が約28GHz帯などの非常に高い周波数帯を指します。波長がミリメートル単位であることから「ミリ波」と呼ばれています。

■ Sub6とは

Sub6とは、6GHz未満の周波数帯(主に3.7GHz帯や4.5GHz帯)を利用する5G通信です。従来の4G(LTE)に近い周波数帯であるため、比較的安定した通信が可能です。

2. ミリ波とSub6の違い【比較表】

項目ミリ波Sub6
周波数帯約28GHz6GHz未満
通信速度非常に高速(数Gbps)高速(数百Mbps〜1Gbps程度)
通信範囲非常に狭い広い
障害物耐性弱い比較的強い
基地局数多く必要少なくて済む
主な用途スタジアム・都市部全国エリア

3. ミリ波のメリット

① 圧倒的な高速通信

ミリ波最大の魅力は、超高速通信です。理論上は数Gbpsの速度が出るため、以下の用途に最適です。

  • 8K動画のストリーミング
  • VR・ARコンテンツ
  • クラウドゲーミング
  • 大容量データの瞬時ダウンロード

② 超低遅延

ミリ波は遅延が非常に少なく、リアルタイム性が求められる用途に強いです。

  • 自動運転
  • 遠隔医療
  • オンライン対戦ゲーム

③ 多数同時接続に強い

人が密集する場所でも通信が安定しやすい特徴があります。

  • スタジアム
  • ライブ会場
  • 都市の中心部

4. ミリ波のデメリット

① 通信範囲が極端に狭い

ミリ波は直進性が強く、遠くまで届きにくいという特徴があります。

② 障害物に弱い

以下のものに遮られやすいです。

  • ガラス
  • 人体
  • 雨や雪

そのため、屋内ではほとんど使えないケースもあります。

③ 基地局の設置コストが高い

通信範囲が狭いため、大量の基地局設置が必要になります。

5. Sub6のメリット

① 広いエリアで利用可能

Sub6は4Gに近い特性を持つため、全国的にエリア展開しやすいです。

② 安定した通信

障害物に比較的強く、屋内や地下でも利用しやすいです。

③ インフラ整備が容易

既存の4G基地局を活用できるため、導入コストが低いのもメリットです。

6. Sub6のデメリット

① ミリ波ほどの速度は出ない

高速ではあるものの、ミリ波と比べると速度は控えめです。

② 混雑時に速度低下

利用者が増えると通信速度が低下しやすい傾向があります。

③ 将来的な拡張性の限界

周波数帯の特性上、ミリ波ほどの大容量通信には向いていません。

7. ミリ波とSub6はどっちが優れている?

結論から言うと、どちらが優れているかは用途次第です。

■ ミリ波が向いているケース

  • 超高速通信が必要
  • 人が密集する場所
  • 最新技術(VR・IoTなど)

■ Sub6が向いているケース

  • 日常的なスマホ利用
  • 屋内利用
  • 地方や郊外

8. 日本における5Gの現状

日本では現在、Sub6が中心に普及しています。

理由は以下の通りです。

  • エリア展開がしやすい
  • コストが低い
  • 既存インフラを活用できる

一方で、ミリ波は以下のような場所で限定的に導入されています。

  • 都市部の一部エリア
  • スタジアム
  • イベント会場

9. スマホ選びで重要なポイント

■ ミリ波対応スマホは必要?

現時点では、必須ではありません

理由:

  • ミリ波エリアが限定的
  • Sub6でも十分高速

ただし、以下の人にはおすすめです。

  • 最新技術を体験したい人
  • 都市部に住んでいる人
  • 将来性を重視する人

10. 今後の展望【6G時代へ】

将来的には、ミリ波よりさらに高周波数帯を使う「テラヘルツ波」が注目されています。

6Gでは以下が期待されています。

  • 10Gbps以上の通信速度
  • 超低遅延
  • IoTの完全普及

つまり、ミリ波はその先駆け的な存在とも言えます。

11. まとめ

ミリ波とSub6の違いをまとめると以下の通りです。

  • ミリ波:超高速・低遅延だがエリアが狭い
  • Sub6:広範囲・安定だが速度はやや控えめ

現在の5Gは、Sub6を中心にミリ波を補完的に使う構成となっています。

今後、インフラが整備されることでミリ波の利用シーンは拡大していくと考えられます。

12. よくある質問(FAQ)

Q. 5Gなのに遅いのはなぜ?

→ 多くの場合、Sub6または4Gエリアを利用しているためです。

Q. ミリ波はどこで使える?

→ 都市部の一部スポットに限られます。

Q. Sub6でも十分速い?

→ はい、日常利用では全く問題ありません。

13. こんな人におすすめの選び方

  • 一般ユーザー → Sub6対応でOK
  • 最新ガジェット好き → ミリ波対応モデル
  • 地方在住者 → Sub6重視

By ぱんだ

白黒うさぎを飼っている30代の独身男のぱんだです。 通信携帯業界に約10年以上携わったガジェット好き。 今後、通信系の経歴を活かし、情報発信やうさぎ、自分の趣味も数多くあり新しいお得な情報を分かりやすくお届けします。

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