パソコンを購入したとき、多くの人が一度は悩むのが「セキュリティソフトは本当に必要なのか?」という問題です。
最近のWindowsやMacには標準でセキュリティ機能が搭載されており、「わざわざ有料ソフトを入れる必要はないのでは?」と感じる方も多いでしょう。
一方で、ニュースではウイルス感染や不正アクセス、個人情報流出といった被害が後を絶ちません。
果たして、パソコンにセキュリティソフトは本当に必要なのでしょうか?
今回は、
- セキュリティソフトの役割
- 入れない場合のリスク
- 「不要」と言われる理由の真相
- Windows・Mac別の考え方
- どんな人に必要で、どんな人なら不要か
といった点を、初心者にも分かりやすく詳しく解説します。

セキュリティソフトとは何をするもの?
セキュリティソフトとは、パソコンやスマートフォンをサイバー攻撃や不正プログラムから守るためのソフトです。
一般的に、以下のような機能を持っています。
1. ウイルス・マルウェア対策
最も基本的な役割が、ウイルスやマルウェア(悪意のあるプログラム)の検出・駆除です。
感染したファイルを自動で隔離したり、危険な動作をブロックしたりします。
2. フィッシング詐欺対策
銀行や通販サイトを装った偽サイトに誘導し、IDやパスワードを盗む「フィッシング詐欺」。
セキュリティソフトは、危険なURLへのアクセスを事前に警告してくれます。
3. 不正アクセス・ハッキング防止
ファイアウォール機能により、外部からの不正な通信を遮断します。
特に、常時インターネットに接続する環境では重要な役割です。
4. ランサムウェア対策
ファイルを勝手に暗号化し、「元に戻したければ金を払え」と要求するランサムウェア。
近年、個人ユーザーにも被害が拡大しており、セキュリティソフトによる監視が効果的です。
セキュリティソフトを入れないとどうなる?
「自分は怪しいサイトを見ないから大丈夫」と思っている人ほど、実は危険です。
セキュリティソフトを入れていない場合、以下のようなリスクがあります。
知らないうちにウイルス感染する
メールの添付ファイル、USBメモリ、正規サイトに埋め込まれた広告など、
ウイルス感染の経路は年々巧妙化しています。
自覚がないまま感染し、
- パソコンの動作が極端に遅くなる
- 勝手に広告が表示される
- 他人にウイルスをばらまく加害者になる
といった事態に陥ることもあります。
個人情報・クレジットカード情報の流出
ネットショッピングやネットバンキングを利用している場合、
情報が盗まれると金銭的被害に直結します。
一度流出した情報は、完全に回収することはほぼ不可能です。
パソコンが使えなくなる可能性も
ランサムウェアに感染すると、写真や書類がすべて暗号化され、
最悪の場合、初期化以外に復旧手段がなくなります。

「セキュリティソフトは不要」と言われる理由
一方で、「セキュリティソフトはいらない」という意見があるのも事実です。
その理由を整理してみましょう。
Windowsには標準でセキュリティ機能がある
Windows 10・11には「Microsoft Defender」が標準搭載されています。
以前に比べて性能は大きく向上しており、基本的なウイルス対策は十分可能です。
Macはウイルスに強いと言われている
macOSはUnixベースで、セキュリティ設計が比較的堅牢です。
また、利用者数の関係で、Windowsほど狙われにくいという背景もあります。
有料ソフトはお金がかかる
年額数千円〜1万円程度の費用がかかるため、
「そこまでの価値を感じない」という人も多いでしょう。
本当に不要なのはどんな人?
セキュリティソフトが「不要でも問題が起きにくい人」には、一定の条件があります。
- パソコンの知識が豊富
- OSやソフトを常に最新状態に保っている
- 怪しいメールやサイトを完全に見分けられる
- 重要な個人情報をほとんど扱わない
このような人であれば、標準機能だけでも十分なケースがあります。
しかし、これはかなり上級者向けの話です。
実際には「入れたほうがいい人」のほうが圧倒的に多い
以下に当てはまる人は、セキュリティソフトを導入するメリットが大きいです。
- パソコン初心者・苦手意識がある
- ネットショッピングやネットバンキングを使う
- 仕事や学校の重要なデータを保存している
- 家族共用のパソコンを使っている
- 子どもや高齢者が操作する可能性がある
セキュリティソフトは、知識不足を補ってくれる保険のような存在です。
WindowsとMacで考え方は違う?
Windowsの場合
Windowsは利用者が多く、攻撃対象になりやすいため、
セキュリティソフトの重要性は高めです。
Microsoft Defenderだけでも最低限の対策は可能ですが、
より安心したいなら市販ソフトを追加する価値は十分あります。
Macの場合
Macも安全とはいえ、近年はMac向けマルウェアも増加しています。
「絶対に安全」という神話はすでに崩れています。
特に、仕事用途や個人情報を扱う場合は、
Macでもセキュリティソフト導入を検討すべきです。
無料と有料、どちらを選ぶべき?
無料セキュリティソフト
- 費用がかからない
- 最低限の保護は可能
ただし、
- 広告が多い
- 機能制限がある
- サポートが弱い
といったデメリットもあります。
有料セキュリティソフト
- 総合的な防御力が高い
- フィッシング対策や個人情報保護が充実
- サポートが手厚い
「パソコンに何かあったら困る」という人ほど、有料版が向いています。

セキュリティソフトは「不要か必要か」ではなく「安心を買うかどうか」
結論として、
セキュリティソフトは必須ではないが、多くの人にとって入れる価値は高い
と言えます。
自動車で言えば、
- 運転が上手くても保険に入る
- 事故に遭わないつもりでもシートベルトを締める
それと同じ考え方です。
まとめ:迷ったら入れておくのが無難
- セキュリティソフトはウイルス・詐欺・情報漏洩を防ぐ
- 標準機能だけでも最低限は可能だが、万全ではない
- 初心者や一般ユーザーほど導入メリットが大きい
- 年間数千円で大きなリスクを減らせる
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、被害に遭いやすいのがサイバー攻撃の怖いところです。
少しでも不安があるなら、セキュリティソフトを導入して安心を手に入れる選択をおすすめします。