「スマホの料金を安くしたい」と考えたとき、候補に挙がるのが「サブブランド」と「格安SIM」です。

どちらも大手キャリアの通常プランより料金を抑えやすいため、一見すると同じようなサービスに見えます。

しかし、実際には両者には大きな違いがあります。

たとえば、サブブランドとして知られる「UQ mobile」や「Y!mobile」は、大手通信会社のグループが展開するサービスです。一方、一般的に「格安SIM」と呼ばれるサービスには、携帯電話会社から回線を借りて通信サービスを提供する「MVNO」が多く含まれます。

この違いによって、

  • 通信サービスの仕組み
  • 通信速度
  • 店舗サポート
  • 料金
  • 割引サービス
  • 端末の購入方法
  • 家族で利用した場合のお得さ
  • 初心者の使いやすさ

などに違いが出てきます。

ただし、最近はサブブランドやオンライン専用プラン、MVNOの料金が近づいており、「サブブランドだから必ず高い」「格安SIMだから必ず安い」とは言い切れなくなっています。

そこでこの記事では、「サブブランド」と「格安SIM」の違いを初心者にも分かりやすく解説します。

さらに、それぞれのメリット・デメリットや、どちらを選べばよいのかについても詳しく紹介します。

「サブブランド」と「格安SIM」は何が違う?

まず、最も重要なポイントから確認しましょう。

簡単に説明すると、

サブブランドは、大手キャリアのグループなどが展開する低価格帯の携帯電話サービス

であるのに対して、

格安SIMは、一般的にはMVNOなどが提供する低価格な携帯電話サービス

を指します。

MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の略で、日本語では「仮想移動体通信事業者」と呼ばれます。

MVNOは、自社で大規模な携帯電話ネットワークを構築するのではなく、大手通信事業者などから回線を借りて通信サービスを提供します。

一方、MNOと呼ばれる大手通信事業者は、自社で携帯電話ネットワークを運用しています。

現在の日本では、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルなどが大手MNOとして知られています。

ただし、「サブブランド」という言葉には厳密な法的定義があるわけではありません。

そのため、一般的なスマホ比較記事や販売現場では、少し広い意味で使われることがあります。

サブブランドとは?

大手キャリアが展開する低価格帯サービス

サブブランドとは、簡単に言えば、

大手通信会社がメインブランドとは別に展開している低価格帯の通信サービス

です。

代表的な例としては、

  • au → UQ mobile
  • ソフトバンク → Y!mobile

などが挙げられます。

UQ mobileはKDDI系のサービスとして展開されており、現在もスマートフォンやSIM、eSIMなどを提供しています。

Y!mobileもソフトバンクが展開する低価格帯ブランドとして広く知られています。

大手キャリアの通常プランと比較すると料金を抑えやすい一方で、店舗サポートや各種割引など、大手キャリアに近いサービスを利用できる場合があります。

サブブランドは「大手キャリアの廉価版」と考えると分かりやすい

サブブランドを理解するには、

「大手キャリアのサービスを、よりリーズナブルに利用できる選択肢」

と考えると分かりやすいでしょう。

たとえば、

「大手キャリアを使いたいけれど、毎月のスマホ料金はもう少し安くしたい」

という人に向いています。

大手キャリアからサブブランドへ変更することで、料金を抑えながら携帯電話サービスを利用できます。

特に、

  • 店舗で相談したい
  • 家族でスマホを利用している
  • 自宅のインターネットとセットで使いたい
  • キャリア系のサービスを利用したい
  • 通信品質を重視したい

という人には、サブブランドが候補になりやすいでしょう。

格安SIMとは?

MVNOなどが提供する低価格なSIMサービス

「格安SIM」という言葉も、実は少し曖昧です。

一般的には、MVNOなどが提供する低価格な携帯電話サービスを「格安SIM」と呼びます。

MVNOは、大手通信会社から通信回線を借りてサービスを提供しています。

代表的なMVNOとしては、たとえば「y.u mobile」などがあります。

y.u mobileは、U-NEXT HOLDINGSとヤマダホールディングスが共同出資して設立されたMVNO事業です。

このような会社が提供するSIMカードやeSIMをスマートフォンで利用することで、低価格で通信サービスを利用できます。

なぜ格安SIMは安いの?

格安SIMが安い理由はいくつかあります。

その一つが、通信設備にかかるコストです。

MNOは全国規模で基地局などの通信設備を整備・運用する必要があります。

一方、MVNOは大手通信事業者のネットワークを利用することで、自社で全国規模の通信網を構築する必要がありません。

さらに、オンライン中心のサービスでは、

  • 店舗数を抑える
  • 店舗運営費を抑える
  • 人件費を抑える
  • サポートをオンライン中心にする

といった方法でコストを削減できます。

こうしたコスト構造が、格安SIMの低料金につながっています。

「格安SIM=通信速度が遅い」は本当?

これは非常に多い誤解です。

格安SIMだから、常に通信速度が遅いというわけではありません。

ただし、MVNOの場合は、大手通信会社から回線を借りてサービスを提供しているため、通信設備を自社で直接運用するMNOとはサービス設計が異なります。

そのため、利用者が集中する時間帯などに通信速度の違いを感じるケースがあります。

特に、

  • 昼休み
  • 通勤・通学時間帯
  • 夜間
  • 大型イベント会場

など、多くの人が一斉に通信する時間や場所では、サービスによって体感速度が変わることがあります。

したがって、「格安SIMだから遅い」と単純に考えるのではなく、

「どの会社の、どのサービスを利用するのか」

を見ることが重要です。

サブブランドと格安SIMの最大の違いは「通信事業者の立場」

両者を比較するときに最も重要なのが、通信事業者としての立場です。

大まかに整理すると、

項目サブブランド格安SIM
主な事業者大手キャリア系MVNOなど
回線大手キャリアのネットワーク大手キャリアから借りるケースが多い
料金安いより安いプランも多い
店舗比較的多い少ない・オンライン中心が多い
サポート充実しやすいオンライン中心が多い
割引家族・ネット回線などと連携しやすいサービスごとに異なる
初心者比較的向いている自分で設定できる人向き
自由度高い非常に高いサービスもある

ただし、これはあくまで一般的な傾向です。

現在では、MVNOでも店舗を持つ会社がありますし、サブブランドでもオンライン手続きを中心とするサービスがあります。

そのため、最終的には個別サービスの条件を確認する必要があります。

サブブランドのメリット

ここからは、それぞれのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

まずはサブブランドからです。

メリット1:大手キャリア系の安心感がある

サブブランドの大きなメリットは、

大手通信会社のグループサービスであることによる安心感

です。

スマホを長く使う人にとって、料金だけでなく、

「困ったときに相談できるか」

は非常に重要です。

サブブランドでは、サービスによって店舗でのサポートを受けられる場合があります。

たとえば、スマートフォンの設定が苦手な人の場合、

  • SIMの設定
  • 機種変更
  • データ移行
  • 料金プランの変更
  • 故障時の相談

などを店舗で相談できることがあります。

もちろん、サポート内容や有料・無料の範囲はサービスによって違うため、契約前の確認が必要です。

メリット2:通信品質を重視する人にも選びやすい

サブブランドの魅力として、通信ネットワークとの関係があります。

たとえばUQ mobileはauのネットワークを利用するサービスとして展開されています。

そのため、

「格安SIMにしたいけれど、通信環境は妥協したくない」

という人にとって、サブブランドは候補になりやすいでしょう。

ただし、通信速度は単純に「サブブランドなら速い」と決めつけることはできません。

端末、場所、時間帯、混雑状況、電波環境などによって変化します。

メリット3:店舗を利用できる場合がある

スマホ初心者にとって、店舗の存在は大きなメリットです。

格安SIMではオンライン申し込みが中心のサービスも多いため、

「申し込み方が分からない」

「SIMを入れ替えたけれど通信できない」

「APN設定が分からない」

といったときに、自分で解決しなければならないケースがあります。

一方、サブブランドでは店舗網を活用できるケースがあります。

スマホの設定が苦手な人なら、多少料金が高くても店舗サポートを重視する価値があります。

メリット4:家族割引などを利用できる場合がある

サブブランドでは、

  • 家族
  • 自宅のインターネット
  • 電気
  • クレジットカード
  • キャッシュレス決済

などとのセットによる割引が用意されていることがあります。

Y!mobileでも、家族での利用や自宅のインターネットとのセットなど、複数の割引制度が展開されています。

そのため、単純な基本料金だけを比較すると高く見えるサブブランドでも、

割引を適用すると格安SIMとの差が小さくなる

ことがあります。

メリット5:スマートフォンとセットで購入しやすい

サブブランドでは、通信契約と同時にスマートフォンを購入できる場合があります。

たとえば、

「スマホも新しくしたい」

「SIMだけでなく端末も一緒に購入したい」

という場合には、サブブランドのオンラインショップや店舗を利用できます。

現在のUQ mobileでもiPhoneやAndroidスマートフォンなどを取り扱っています。

サブブランドのデメリット

一方で、サブブランドにもデメリットがあります。

デメリット1:格安SIMより料金が高くなる場合がある

最大のデメリットは、料金です。

格安SIMには、非常に小容量のプランなどを中心に、かなり低価格なサービスがあります。

そのため、

「とにかく月額料金を安くしたい」

という人の場合、MVNOのほうが有利になることがあります。

ただし、これは現在では単純比較できません。

大手キャリア系の低価格サービスも料金を下げており、サブブランドやオンライン専用プランとMVNOの料金が近づいているという比較資料もあります。

つまり、

「格安SIMなら必ず圧倒的に安い」時代ではなくなっている

という点には注意が必要です。

デメリット2:割引を使わないと高く感じることがある

サブブランドの料金を見るときに注意したいのが、

割引適用後の料金

です。

広告などでは、

「月額○○円から」

と表示されていても、実際には、

  • 家族割
  • インターネットセット割
  • 特定カード払い
  • 期間限定キャンペーン

などの条件が含まれている場合があります。

そのため、

「自分はその割引を利用できるのか?」

を確認する必要があります。

デメリット3:プランが複雑に感じる場合がある

大手キャリア系サービスは、料金プランだけでなく、

  • 割引
  • オプション
  • 通話サービス
  • セットサービス
  • キャッシュレスサービス

などが組み合わさっていることがあります。

そのため、シンプルな料金体系を求める人には複雑に感じられる場合があります。

格安SIMのメリット

続いて格安SIMのメリットを見ていきます。

メリット1:月額料金を大きく下げられる可能性がある

格安SIM最大のメリットは、やはり料金です。

特に、

  • Wi-Fiをよく使う
  • 外出先で動画をほとんど見ない
  • SNSやメールが中心
  • 電話をあまりしない
  • 毎月のデータ使用量が少ない

という人なら、低容量の格安SIMに変更することでスマホ料金を大きく削減できる可能性があります。

たとえば、毎月1~5GB程度しか使わない人が、大容量プランを契約していると、使っていない通信容量にお金を払っている状態になる可能性があります。

メリット2:料金プランの選択肢が多い

格安SIMには、

  • 1GB前後
  • 3GB
  • 5GB
  • 10GB
  • 20GB
  • 30GB前後

など、さまざまな容量のプランがあります。

さらに、

  • 音声通話SIM
  • データ通信専用SIM
  • eSIM
  • 従量制
  • データ繰り越し
  • 通話オプション

など、サービスによって特徴が違います。

「自分が必要な分だけ契約したい」という人には非常に魅力的です。

メリット3:余計なサービスが少ない

格安SIMでは、

「通信だけ安く使いたい」

というシンプルな目的で契約できるサービスがあります。

大手キャリアでは、さまざまな付帯サービスが用意されていることがありますが、

「スマホで電話とインターネットができれば十分」

という人なら、格安SIMのシンプルさがメリットになります。

メリット4:自分に合った会社を選びやすい

格安SIMには多くの事業者があります。

そのため、

  • 料金重視
  • 通信速度重視
  • データ繰り越し重視
  • 通話重視
  • エンタメ重視
  • サポート重視

など、自分の使い方に合わせて選択できます。

たとえばy.u mobileでは、余ったギガを長期間利用できる仕組みや、スマートフォン修理費用保険など、独自の特徴を打ち出しています。

このように、格安SIMは「安さ」だけでなく、サービスごとの個性も比較することが重要です。

格安SIMのデメリット

デメリット1:店舗サポートが少ない

格安SIM最大のデメリットの一つです。

MVNOではオンライン申し込みを中心にしている会社も多く、

「分からないことがあれば店舗へ行く」

という使い方が難しい場合があります。

そのため、

  • SIMカードの入れ替え
  • APN設定
  • eSIM設定
  • MNP手続き
  • スマホの初期設定

などを自分で行う必要があることがあります。

スマホ初心者にとっては、ここが大きな壁になることがあります。

デメリット2:通信速度が時間帯によって変わる場合がある

MVNOの格安SIMでは、利用者が集中する時間帯に通信速度が低下する場合があります。

特に昼休みなどは、多くのユーザーが一斉にスマートフォンを利用するため、

「普段は問題ないのに、昼だけ遅い」

という状況が発生する可能性があります。

もちろん、すべてのMVNOで同じ状況になるわけではありません。

サービスによって通信品質は異なるため、口コミや実測値などを確認して選ぶことが大切です。

デメリット3:端末との相性を確認する必要がある

格安SIMへ乗り換えるときは、

今使っているスマートフォンが、そのサービスに対応しているか

を確認する必要があります。

特に、

  • 対応バンド
  • SIMロック
  • eSIM対応
  • VoLTE対応
  • 動作確認端末

などを確認しましょう。

「SIMを契約したから必ず使える」とは限りません。

申し込み前に、公式サイトの動作確認端末一覧を確認することが重要です。

デメリット4:サポートを自分で調べる必要がある

格安SIMを使う場合、

「分からないことは自分で調べる」

という場面が増える可能性があります。

もちろん、チャットや電話などのサポートを提供する会社もあります。

しかし、大手キャリアの店舗のように、

「スマートフォンを持って店員に相談する」

という環境を期待すると、ギャップを感じる可能性があります。

サブブランドと格安SIM、結局どちらが安い?

ここが最も気になるポイントでしょう。

結論としては、

「人によって違う」

です。

以前は、

「大手キャリア → サブブランド → 格安SIM」

という順番で安くなるイメージがありました。

しかし現在は、料金競争が進んでいます。

サブブランドや大手キャリア系のオンラインサービスと、MVNOの料金水準が近づいているという調査・比較もあります。

そのため、

「格安SIMだから必ず最安」

とは言えません。

月額料金だけで比較してはいけない理由

スマホ料金を比較するときは、基本料金だけを見るのは危険です。

たとえば、

サブブランド

基本料金3,000円

↓

家族割-500円

↓

ネット回線セット割-1,000円

↓

実質1,500円

というケースがあるとします。

一方、

格安SIM

基本料金1,500円

↓

割引なし

↓

1,500円

なら、最終的な支払額は同じです。

さらに、サブブランドでは店舗サポートなどの価値が含まれている場合があります。

つまり、

「料金」だけではなく「料金+サービス」で比較する

ことが重要なのです。

サブブランドがおすすめな人

サブブランドがおすすめなのは、次のような人です。

店舗サポートが欲しい人

スマホの設定や契約が苦手なら、店舗を利用できるサブブランドが向いています。

特に、

「スマホのことは詳しくない」

「トラブルが起きたら誰かに相談したい」

という人にはメリットがあります。

通信品質を重視する人

スマホで、

  • 動画を見る
  • オンライン会議をする
  • SNSを頻繁に利用する
  • 地図アプリを使う
  • テザリングを利用する

という人は、通信品質を重視したほうがよいでしょう。

サブブランドは、大手キャリア系のネットワークを利用するサービスがあり、安心感があります。

家族でスマホを使っている人

家族で複数回線を利用している場合、家族向けの割引が利用できることがあります。

そのため、

「夫婦で2回線」

「家族4人で4回線」

などの場合は、1人分の料金だけで判断しないようにしましょう。

自宅のネット回線も契約している人

自宅で光回線などを利用している場合、スマホとのセット割が使えることがあります。

この場合、サブブランドが有力候補になります。

格安SIMがおすすめな人

一方、格安SIMがおすすめなのはどんな人でしょうか。

とにかくスマホ料金を下げたい人

「毎月のスマホ料金をできるだけ安くしたい」

という人には格安SIMが向いています。

特にデータ使用量が少ない人は、低容量プランを探してみる価値があります。

Wi-Fiをよく使う人

自宅や職場にWi-Fiがあり、外出先ではあまり通信しない人なら、格安SIMの小容量プランでも十分な可能性があります。

たとえば、

「自宅では光回線」

「職場でもWi-Fi」

「外ではLINEとメール程度」

という人なら、大容量プランは必要ないかもしれません。

スマホの設定を自分でできる人

格安SIMは、

「SIMカードを入れる」

「eSIMを設定する」

「APNを設定する」

など、自分で設定する場面があります。

そのため、

「スマホの設定は苦にならない」

という人なら、格安SIMのデメリットを感じにくいでしょう。

「スマホ初心者」はサブブランドがおすすめ?

基本的には、

スマホ初心者なら、サブブランドを優先して検討する

のがおすすめです。

理由は、料金とサポートのバランスです。

格安SIMのほうが安い場合でも、設定に困ってしまうと、その安さが負担に感じられることがあります。

月額料金が数百円程度しか違わないのであれば、

「店舗で相談できる」

「端末も購入できる」

「大手キャリア系の安心感がある」

といったメリットを優先する考え方もあります。

「スマホに詳しい人」は格安SIMがおすすめ?

スマートフォンの設定に慣れている人なら、格安SIMとの相性が良いでしょう。

たとえば、

  • SIM交換ができる
  • APN設定ができる
  • eSIM設定ができる
  • MNP手続きができる
  • 端末の対応状況を調べられる

という人なら、格安SIMの低価格を最大限に活かしやすくなります。

オンライン専用プランも忘れてはいけない

ここで注意したいのが、

「サブブランド」と「オンライン専用プラン」は必ずしも同じではない

ということです。

たとえば、

  • ahamo
  • LINEMO
  • povo

など、大手キャリア系のオンライン中心のサービスがあります。

これらは料金が比較的安く、格安SIMと比較されることが多いサービスです。

一方、分類上は一般的なMVNOとは異なります。

たとえばLINEMOはソフトバンクのオンライン専用ブランドとして展開されています。現在の料金プランでもオンライン専用であることが明記されています。

povoもau回線を利用し、基本料0円から必要なデータ容量などを「トッピング」として購入する独自方式を採用しています。

そのため、

「安いスマホ=全部格安SIM」ではない

という点を理解しておくことが重要です。

サブブランド・オンライン専用プラン・格安SIMの3種類で考える

現在のスマホ料金を比較するときは、次の3種類に分けると分かりやすくなります。

1.大手キャリア

高品質な通信環境や豊富なサービス、店舗サポートなどを重視する人向け。

2.サブブランド・オンライン系

大手キャリア系の安心感を残しながら料金を抑えたい人向け。

3.MVNOの格安SIM

料金をできるだけ抑え、自分で設定やサービス比較ができる人向け。

この3つを比較すると、自分に合ったサービスが見つけやすくなります。

乗り換える前に確認したい5つのポイント

サブブランドでも格安SIMでも、契約前には以下を確認しましょう。

1.毎月のデータ使用量

まず確認したいのが、

自分が毎月何GB使っているのか

です。

スマートフォンの設定画面などから確認できます。

たとえば、

  • 1~3GB
  • 5GB前後
  • 10GB前後
  • 20GB以上
  • 30GB以上

では、最適なプランが大きく変わります。

2.通話時間

意外と見落とされるのが通話料金です。

電話をほとんど使わない人と、

「毎日30分以上電話する」

という人では、最適なプランが異なります。

通話定額の有無や料金も確認しましょう。

3.店舗サポートが必要か

「安ければいい」と考える前に、

自分は店舗サポートが必要なのか

を考えましょう。

必要ならサブブランドを優先。

必要ないなら格安SIMも積極的に候補に入れられます。

4.自宅のネット回線

自宅で光回線などを契約しているなら、セット割がないか確認しましょう。

スマホだけでなく、

スマホ+ネット回線の合計金額

で考えることが重要です。

5.端末の対応状況

現在使っているスマートフォンをそのまま使う場合は、

「SIMを差し替えれば使える」

と決めつけず、必ず公式サイトの動作確認端末をチェックしましょう。

特に海外版スマートフォンや古い端末を利用している場合は注意が必要です。

乗り換えで失敗する典型例

ここでは、サブブランドや格安SIMへの乗り換えでありがちな失敗を紹介します。

「一番安いプラン」を選んでしまう

最安プランを選べばいいとは限りません。

データ容量が足りなくなると、追加購入が必要になったり、通信速度制限を受けたりする可能性があります。

「安いけれど毎月ギガが足りない」

となれば、本末転倒です。

割引を前提に比較する

「月額○○円」という料金だけを見ず、

割引が終了した後はいくらなのか

を確認しましょう。

期間限定キャンペーンも同様です。

サポートを軽視する

月額料金を数百円安くするために格安SIMへ乗り換えたものの、

「設定が分からない」

「問い合わせ方法が分からない」

となってしまう人もいます。

スマホ初心者なら、料金だけでなくサポートまで含めて考えましょう。

結局「サブブランド」と「格安SIM」はどちらを選ぶべき?

最終的には、次のように考えると分かりやすいでしょう。

あなたのタイプおすすめ
スマホ初心者サブブランド
店舗で相談したいサブブランド
家族で利用するサブブランドを優先
自宅ネットとのセット割を使いたいサブブランドを優先
とにかく料金を下げたい格安SIM
Wi-Fi中心格安SIM
スマホの設定が得意格安SIM
データ使用量が少ない格安SIMも有力
自分で比較・管理できる格安SIM
大手キャリア系の安心感が欲しいサブブランド

ただし、これはあくまで目安です。

実際には「サブブランド」「オンライン専用プラン」「MVNO」を横断して比較するのが最も合理的です。

料金だけなら格安SIM、バランスならサブブランド

非常に単純化すると、

料金最優先なら格安SIM

料金と安心感のバランスならサブブランド

と考えることができます。

格安SIMは、とにかく通信費を抑えたい人に向いています。

一方、サブブランドは、大手キャリア系のサービスやサポートをある程度維持しながら、スマホ料金を抑えたい人に適しています。

そして現在は、オンライン専用プランも含めて比較することが重要です。

「格安SIMだから安い」とは限らない時代へ

以前は、

「大手キャリアは高い」

「格安SIMは安い」

という非常に分かりやすい構図がありました。

しかし現在は、事情が変わっています。

大手キャリア系でも低価格なサービスが増え、サブブランドやオンライン専用プランが登場しています。

一方、MVNOも独自サービスを充実させています。

その結果、料金差が以前ほど単純ではなくなっています。

実際、低容量帯だけでなく20~30GB程度の容量でも、大手キャリア系の低価格サービスとMVNOの料金水準が近づいているという比較資料があります。

だからこそ、

「格安SIMにすれば安くなる」

と考えるのではなく、

「自分の使い方に合った料金プランを選ぶ」

ことが重要になっています。

サブブランドと格安SIMを選ぶときの最終チェックリスト

最後に、契約前に確認しておきたい項目をまとめます。

料金について

  • 月額基本料金はいくらか
  • 割引適用後はいくらか
  • 割引終了後はいくらか
  • 通話料金はいくらか
  • 通話定額はいくらか
  • 追加データはいくらか

通信について

  • 利用する回線はどこか
  • 5Gに対応しているか
  • 自宅や職場で電波が入るか
  • 混雑時間帯の通信速度はどうか
  • データ容量は十分か

サポートについて

  • 店舗があるか
  • 電話サポートがあるか
  • チャットサポートがあるか
  • 店舗サポートは有料か
  • 初期設定を手伝ってもらえるか

端末について

  • 現在のスマホが対応しているか
  • eSIMに対応しているか
  • SIMカードに対応しているか
  • 動作確認端末に掲載されているか
  • 端末をセット購入できるか

割引について

  • 家族割はあるか
  • インターネットセット割はあるか
  • カード払いの割引はあるか
  • キャンペーンはいつまでか
  • キャンペーン終了後の料金はいくらか

これらを確認すれば、乗り換え後の「思っていたより高い」「通信できない」「サポートを受けられない」といった失敗を減らせます。

まとめ:「安さ」だけでなく「自分で管理できるか」で選ぼう

「サブブランド」と「格安SIM」は、どちらもスマートフォン料金を抑えるための有力な選択肢です。

しかし、両者には大きな違いがあります。

サブブランドは、大手キャリア系のサービスとして展開されているものが多く、

  • 店舗サポートを利用しやすい
  • 大手キャリア系の安心感がある
  • 家族割やネット回線とのセット割を利用できる場合がある
  • スマートフォンをセット購入しやすい

といったメリットがあります。

その一方で、

  • 格安SIMより料金が高くなる場合がある
  • 割引条件が複雑なことがある
  • 最安料金にするために条件が必要な場合がある

といったデメリットがあります。

格安SIMは、

  • 月額料金を抑えやすい
  • 小容量から大容量まで幅広い
  • 自分に合ったサービスを探しやすい
  • 不要なサービスを省きやすい

といったメリットがあります。

一方で、

  • 店舗が少ない場合がある
  • 初期設定を自分で行う必要がある
  • サービスによって通信品質が異なる
  • 端末の対応状況を自分で確認する必要がある

といったデメリットがあります。

つまり、

「どちらが優れているか」ではなく、「どちらが自分に合っているか」

が重要です。

スマホ初心者や店舗サポートを重視する人なら、サブブランドが有力です。

一方、スマートフォンの設定に慣れていて、とにかく通信費を下げたい人なら、格安SIMが有力な候補になります。

そして現在は、サブブランドとMVNOだけでなく、ahamo、LINEMO、povoなどのオンライン中心の大手キャリア系サービスも含めて比較することが大切です。

たとえばLINEMOでは、現在もオンライン専用サービスとして低価格な料金プランを展開しています。

また、povoは基本料0円から始め、必要なデータ容量などをトッピングとして購入する独自の仕組みを採用しています。

「大手キャリアか格安SIMか」という二択ではなく、

大手キャリア・サブブランド・オンライン専用プラン・MVNO

という4つの選択肢から、自分の使い方に最も合ったサービスを探すことが、現在のスマホ選びでは重要です。

スマホ料金を安くしたいなら、まずは自分が毎月何GB使っているのかを確認しましょう。

そのうえで、

「店舗サポートは必要なのか」

「家族割は使えるのか」

「自宅のネット回線とのセット割はあるのか」

「現在のスマートフォンをそのまま使えるのか」

まで確認して比較することをおすすめします。

月額料金の安さだけではなく、通信品質・サポート・割引・使いやすさまで含めて比較する。

これが、「サブブランド」と「格安SIM」のどちらを選ぶかで失敗しないための最大のポイントです。

By ぱんだ

白黒うさぎを飼っている30代の独身男のぱんだです。 通信携帯業界に約10年以上携わったガジェット好き。 今後、通信系の経歴を活かし、情報発信やうさぎ、自分の趣味も数多くあり新しいお得な情報を分かりやすくお届けします。

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