「iPhoneには留守番電話の機能があるのに、携帯会社の留守番電話オプションにも申し込む必要があるの?」
iPhoneを使っていると、このような疑問を持つ人は少なくありません。
特に近年のiPhoneでは、「ライブ留守番電話」という機能が搭載されており、相手がメッセージを残している途中で、その内容をiPhoneの画面上でリアルタイムに確認できます。
一方、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどの携帯会社も、従来から「留守番電話サービス」を提供しています。
どちらも「電話に出られないとき、相手にメッセージを残してもらう」という点では似ています。
しかし、仕組みは同じではありません。
大きな違いは、iPhone側の「ライブ留守番電話」は端末側で動作する機能であるのに対して、携帯会社の留守番電話サービスは、携帯電話会社のネットワーク側で電話を受けてメッセージを預かるサービスだという点です。
さらに、携帯会社の留守番電話サービスは、iPhoneの「ビジュアルボイスメール」と組み合わせて利用できる場合があります。
そのため、
- iPhoneのライブ留守番電話
- 携帯会社の留守番電話サービス
- ビジュアルボイスメール
の3つが混同されやすくなっています。
今回は、この3つの違いを整理しながら、**「結局、携帯会社の留守番電話オプションは必要なのか?」**を分かりやすく解説します。
この記事で分かること
今回は、以下のポイントを詳しく解説します。
- iPhoneの「ライブ留守番電話」とは何か
- 携帯会社の留守番電話サービスとは何か
- ビジュアルボイスメールとは何か
- iPhoneの留守番電話とキャリア留守番電話の違い
- 携帯会社の留守番電話オプションは必要なのか
- 電源OFFや圏外ではどうなるのか
- 無料で利用できるのか
- ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの違い
- iPhoneユーザーが留守番電話を選ぶときのポイント
- 留守番電話が不要な人の特徴
- 留守番電話を契約したほうがよい人の特徴
結論から言えば、iPhoneのライブ留守番電話が使えるからといって、携帯会社の留守番電話サービスが完全に不要になるとは限りません。
それぞれ得意な場面が違うからです。
iPhoneの「ライブ留守番電話」とは?
まず、iPhone側に搭載されている「ライブ留守番電話」から見ていきましょう。
ライブ留守番電話は、電話に出られないときに、発信者が残しているメッセージをリアルタイムで文字起こししてiPhoneの画面に表示する機能です。
Appleの公式サポートでも、発信者が留守番メッセージを残している最中に、その内容をリアルタイムで表示できる機能として説明されています。
従来の留守番電話では、
「あとで電話をかけて、録音されたメッセージを聞く」
という使い方が基本でした。
しかしライブ留守番電話なら、
「今、相手が何を話しているのか」
を画面で確認できます。
例えば、知らない番号から電話がかかってきたとします。
すぐに電話に出るのは少し不安です。
そこで留守番電話に切り替えると、相手が、
「○○会社の△△と申します。先日の件について……」
などと話している内容が画面に表示されます。
その内容を確認して、
「これは重要な電話だ」
と判断したら、その場で電話に出ることもできます。
これがライブ留守番電話の大きな特徴です。
ライブ留守番電話は「電話会社の留守番電話」と同じではない
ここが最も重要なポイントです。
iPhoneに「留守番電話」という表示があるからといって、それが必ずしも携帯会社の留守番電話オプションを意味するわけではありません。
ライブ留守番電話は、iPhoneに搭載された機能です。
一方、携帯会社の留守番電話は、携帯電話会社のネットワーク側にあるサービスです。
簡単にイメージすると、次のようになります。
| 項目 | iPhoneのライブ留守番電話 | 携帯会社の留守番電話 |
|---|---|---|
| 主体 | iPhone | 携帯電話会社 |
| 処理場所 | iPhone側 | 携帯会社のネットワーク側 |
| 主な特徴 | リアルタイム文字起こし | 電話会社が伝言を預かる |
| 電源OFF | 基本的に利用できない | 利用できる場合がある |
| 圏外 | 基本的に利用できない | 利用できる場合がある |
| オプション契約 | 原則不要 | サービスによって必要 |
| メッセージ確認 | 画面で確認可能 | 音声再生など |
| ビジュアルボイスメール | 別の仕組み | 対応するサービスあり |
Appleも、iPhoneがオフになっている場合や通信事業者のネットワーク圏外の場合には、通信事業者の留守番電話に転送される場合があると説明しています。
つまり、両者は競合するというより、異なる仕組みの留守番電話と考えたほうが分かりやすいでしょう。
iPhoneのライブ留守番電話の最大のメリットは「リアルタイム確認」
ライブ留守番電話の最大のメリットは、録音されたメッセージを後から聞く必要がないことです。
例えば、仕事中に知らない番号から電話がかかってきたとします。
電話に出られないので、そのまま留守番電話にします。
相手が、
「○○株式会社の□□です。お問い合わせいただいた件についてご連絡しました」
と話すと、その内容がiPhoneの画面に表示されます。
これなら、電話に出るべきかどうかを判断できます。
従来の留守番電話では、
- 電話に出られない
- 留守番電話に切り替わる
- 後で伝言を再生する
- 内容を確認する
- 必要なら折り返す
という流れでした。
ライブ留守番電話では、
- 電話に出られない
- 留守番電話に切り替わる
- 内容がリアルタイムで表示される
- 必要ならその場で応答する
という使い方ができます。
この違いはかなり大きいでしょう。
ライブ留守番電話は「知らない番号への対策」と相性が良い
ライブ留守番電話が特に便利なのが、知らない番号からの着信です。
迷惑電話や営業電話が増えている現在、知らない番号からの着信に毎回出るのは面倒です。
しかし、重要な電話まで無視してしまう可能性があります。
そこでライブ留守番電話を使えば、
「相手が誰なのか」
「何の用件なのか」
を確認してから対応できます。
例えば、
「宅配便です。不在票を入れました」
という内容なら、重要度が高いと判断できます。
一方、
「お得なサービスのご案内です」
という内容なら、電話に出なくてもよいと判断できるかもしれません。
このように、ライブ留守番電話は電話に出る前の一次確認機能としても活用できます。
ライブ留守番電話は文字起こしにも対応
ライブ留守番電話では、相手が残しているメッセージをリアルタイムで文字起こしできます。
そのため、音声を最初から最後まで聞かなくても、内容を把握しやすくなります。
Appleは、留守番電話の文字起こしを表示できる機能についても案内しています。
さらに、対応環境ではApple Intelligenceによる留守番電話の要約が表示される場合もあります。
電話を頻繁に利用する人にとっては、非常に便利な機能です。
では「携帯会社の留守番電話サービス」とは?
一方、携帯会社の留守番電話サービスは、電話を受ける人のiPhoneではなく、携帯電話会社側で電話を預かる仕組みです。
例えば、電話がかかってきたものの、
- 電話に出ない
- 電話中
- 電源が入っていない
- 圏外にいる
といった状況になると、設定条件に応じて携帯会社の留守番電話サービスへ転送されます。
そこで発信者がメッセージを録音します。
その録音されたメッセージを、あとから確認するわけです。
つまり、
発信者 → 携帯会社のネットワーク → 留守番電話サービス → 契約者
という流れになります。
携帯会社の留守番電話が強いのは「iPhoneが使えない状況」
携帯会社の留守番電話サービスの大きなメリットは、iPhone本体が正常に通信できない状況でも、ネットワーク側で電話を預かれることです。
例えば、スマートフォンの電源を切っているとします。
当然、iPhone自身は電話を受けられません。
しかし携帯会社のネットワーク側に留守番電話サービスが設定されていれば、発信者の伝言を預かることができます。
同様に、圏外にいる場合も重要です。
ライブ留守番電話はiPhone側の機能なので、iPhoneが通信できない状態では利用できません。
一方、携帯会社のネットワーク側の留守番電話なら、条件によっては電源OFFや圏外でも伝言を預かれます。
Appleも、iPhoneがオフの場合や通信事業者のネットワーク圏外の場合には、通信事業者の留守番電話へ転送される場合があると案内しています。
この違いは非常に重要です。
「電源OFFでも留守番電話」が必要なら携帯会社側が有利
例えば、仕事で電話を受ける人を考えてみましょう。
会議中はスマートフォンの電源を切っている。
地下や山間部では圏外になる。
飛行機に乗っている間は通信できない。
このような場合、iPhoneのライブ留守番電話だけでは対応できません。
電話を受けるiPhoneそのものが通信できないからです。
一方、携帯会社のネットワーク側に留守番電話を設定しておけば、電話を受けられない状態でも伝言を預かれる可能性があります。
そのため、
「電話を取り逃したくない」
という人ほど、携帯会社の留守番電話サービスにメリットがあります。
「ビジュアルボイスメール」とは?
ここで、さらに分かりにくい言葉が登場します。
それが「ビジュアルボイスメール」です。
ビジュアルボイスメールは、携帯会社が預かっている留守番電話のメッセージを、iPhoneの電話アプリなどから扱いやすくする仕組みです。
通常の留守番電話では、電話番号を入力したり専用番号に電話をかけたりして、音声ガイダンスに従いながらメッセージを再生する場合があります。
ビジュアルボイスメールなら、メッセージを一覧から選択して確認できるようになります。
つまり、
携帯会社の留守番電話=メッセージを預かるサービス
ビジュアルボイスメール=預かったメッセージをiPhoneで扱いやすくする仕組み
と考えると分かりやすいでしょう。
auでは、お留守番サービスEXに申し込んだiPhone利用者が、預かった伝言を音声ファイルとしてiPhoneに配信するビジュアルボイスメールを利用できると案内しています。
ソフトバンクでも、留守番電話プラスではビジュアルボイスメールを利用でき、預かったメッセージをiPhoneやApple Watchへ音声ファイルとして配信できます。
「ライブ留守番電話」と「ビジュアルボイスメール」は別物
この2つは名前が似ているため、混同しないように注意しましょう。
ライブ留守番電話
相手がメッセージを残している最中に、内容をリアルタイムで文字起こしする機能。
ビジュアルボイスメール
携帯会社が預かった留守番電話のメッセージを、iPhone上で一覧表示したり音声ファイルとして扱ったりする機能。
つまり、
ライブ留守番電話=リアルタイムで確認する
ビジュアルボイスメール=録音済みの伝言を管理する
という違いがあります。
携帯会社ごとに留守番電話サービスは違う
「携帯会社の留守番電話」と一口に言っても、サービス内容は会社によって異なります。
ここでは主要な携帯会社について見ていきましょう。
ドコモの留守番電話サービス
ドコモでは「留守番電話サービス」が提供されています。
留守番電話の開始・停止や呼び出し時間の設定などができます。ドコモの公式案内では、留守番電話サービスの契約時にはサービスが「開始」の状態になっているとされています。
ドコモユーザーの場合は、
「自分の料金プランで留守番電話サービスがどう扱われているのか」
を確認することが重要です。
料金プランや契約時期によって条件が異なる場合があるため、単純に「ドコモなら無料」「ドコモなら有料」と判断するのではなく、現在の契約内容を確認しましょう。
auの「お留守番サービスEX」
auでは「お留守番サービスEX」が提供されています。
au公式サイトによると、伝言は最大3分、100件まで保存でき、保存期間は録音から1週間です。さらにiPhoneではビジュアルボイスメールも利用できます。
auのiPhoneで留守番電話を利用する場合は、「電話きほんパック」「電話きほんパック(V)」または「お留守番サービスEX」などの契約状況を確認する必要があります。
したがって、auのiPhoneユーザーは、
「iPhoneだから留守番電話が無料で使える」
と考えるのではなく、
iPhone本体のライブ留守番電話と、au側の留守番電話サービスを分けて考える
ことが大切です。
ソフトバンクの「留守番電話プラス」
ソフトバンクでは「留守番電話(無料)」と「留守番電話プラス」などが用意されています。
現在のソフトバンク公式案内では、留守番電話プラスは月額330円で、3分までの伝言を100件、1週間保存できます。また、ビジュアルボイスメールにも対応しています。
ただし、料金プランによっては、別のオプションサービスに加入することで留守番電話プラスを追加料金なしで利用できる場合があります。
そのため、ソフトバンクユーザーの場合も、
「留守番電話プラスの料金はいくら?」
だけを見るのではなく、
現在契約している料金プランに留守番電話が含まれているか
を確認することが重要です。
楽天モバイルの留守番電話
楽天モバイルでも留守番電話サービスが提供されています。
また、過去の回線構成などに応じて留守番電話サービスの扱いが異なるケースもあるため、現在の契約回線やサービス内容を確認する必要があります。
楽天モバイルの公式サポートでは、au回線向けの留守番電話サービスについて、電源OFF時や電話に出られないときに相手の伝言を預かるサービスとして案内しています。
現在の楽天モバイルの利用者は、申し込み状況や契約しているサービスを確認したうえで判断しましょう。
4社を比較するとどうなる?
iPhoneユーザーが知っておきたいポイントを簡単に整理すると、次のようになります。
| 項目 | iPhoneライブ留守番電話 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
|---|---|---|---|---|---|
| 主体 | Apple/iPhone | 携帯会社 | 携帯会社 | 携帯会社 | 携帯会社 |
| リアルタイム文字起こし | ○ | サービスによる | サービスによる | サービスによる | サービスによる |
| ネットワーク側で伝言保存 | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 電源OFF時 | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 圏外時 | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
| オプション | 原則不要 | 契約条件による | 契約条件による | 契約条件による | 契約条件による |
| ビジュアルボイスメール | 別機能 | 対応条件による | ○ | ○ | サービスによる |
※料金・提供条件・対応機種・料金プランは変更される可能性があるため、契約時には各社公式サイトで最新情報を確認してください。
「iPhoneの留守番電話があるからオプション不要」は正しい?
これは一概には正しくありません。
ライブ留守番電話だけで十分な人もいます。
しかし、携帯会社の留守番電話サービスが必要な人もいます。
判断ポイントは、
「どのような状態でも電話を取り逃したくないか」
です。
ライブ留守番電話だけで十分な人
次のような人なら、携帯会社の留守番電話オプションを追加しなくても、ライブ留守番電話で十分な可能性があります。
1.基本的にiPhoneの電源を切らない
常にiPhoneの電源が入っていて、圏外になることも少ない人なら、ライブ留守番電話を活用しやすいでしょう。
2.電話に出るかどうかを判断できればよい
「誰からの電話なのか確認してから出たい」という目的なら、ライブ留守番電話が非常に便利です。
3.重要な電話だけ対応したい
営業電話や迷惑電話に毎回対応したくない人にも向いています。
4.留守番電話の利用頻度が少ない
そもそも電話をほとんど利用しない人なら、有料オプションを追加するメリットは小さくなります。
携帯会社の留守番電話オプションを検討したい人
一方、次のような人は携帯会社の留守番電話サービスを検討する価値があります。
1.電源OFF中の電話も受けたい
スマートフォンの電源を切ることが多い人には、ネットワーク型の留守番電話が便利です。
2.圏外になる場所へ行くことが多い
山間部、地下、建物の奥など、圏外になる場所が多い人にも向いています。
3.仕事で電話を使う
仕事の電話を取り逃したくない人にとって、留守番電話は重要な機能です。
4.電話番号を連絡先として公開している
店舗、事業者、フリーランスなど、電話番号を広く公開している場合は留守番電話が役立ちます。
5.後からメッセージを確認したい
リアルタイムで確認するより、録音されたメッセージを後から確認したい人にも向いています。
iPhoneのライブ留守番電話だけでは不十分なケース
ここでは具体的な例を見てみましょう。
ケース1:スマホの電源を切っている
会議中にiPhoneの電源を切っているとします。
この状態ではiPhoneのライブ留守番電話は機能できません。
しかし、携帯会社側の留守番電話なら、サービスの設定条件に応じて伝言を預かれる可能性があります。
ケース2:圏外になっている
山間部などで圏外になっている場合も同様です。
iPhoneが携帯ネットワークに接続できないため、iPhone側のライブ留守番電話を利用できません。
一方、携帯会社のネットワーク側に留守番電話を設定していれば、電話を取り逃しても伝言を預けられる場合があります。
ケース3:スマートフォンが故障した
iPhoneが故障して電源が入らなくなった場合も、端末側の機能は利用できません。
しかし、携帯会社側の留守番電話サービスなら、端末が故障していてもネットワーク側で伝言を預かれる場合があります。
これは仕事用電話などでは重要な違いです。
「無料の留守番電話」と「有料オプション」は何が違う?
携帯会社によっては、無料の留守番電話サービスと有料オプションの両方が存在します。
ここで重要なのが、
有料だから留守番電話が使える、有料だから文字起こしされる
とは限らないことです。
有料オプションでは、
- 保存件数が増える
- 保存期間が長くなる
- ビジュアルボイスメールに対応する
- 着信お知らせ機能が付く
- 他の通話オプションとセットになる
など、より便利な機能が追加される場合があります。
例えばソフトバンクの留守番電話プラスでは、100件まで、1週間保存という条件が案内されています。
つまり、有料オプションを選ぶ際には、
「留守番電話が使えるか」だけでなく、「どこまで便利になるか」
を見ることが大切です。
留守番電話の「保存期間」にも注目
留守番電話サービスを比較するときに見落としやすいのが保存期間です。
例えば、伝言を数日間確認できなかった場合、保存期間が短いサービスでは自動的に削除される可能性があります。
ソフトバンクの留守番電話プラスでは、伝言を1週間保存できます。
auのお留守番サービスEXでも、伝言保持時間は録音から1週間とされています。
仕事で使うなら、
「何件保存できるか」
だけではなく、
「何日間保存されるか」
も確認しましょう。
「録音時間」も重要
留守番電話には、1件あたりの録音時間が設定されています。
例えば3分までのサービスなら、1件につき最大3分です。
短い要件なら問題ありませんが、長い説明や複雑な内容を伝えてもらう場合には注意が必要です。
留守番電話を比較するときは、
- 1件あたりの録音時間
- 保存件数
- 保存期間
の3つを確認しましょう。
「iPhoneの留守番電話」と「キャリア留守番電話」は併用できる?
利用環境によって動作条件は異なりますが、基本的には両者を別の仕組みとして考える必要があります。
iPhoneにはライブ留守番電話があります。
一方、携帯会社にはネットワーク側の留守番電話があります。
Appleは、iPhoneがオフの場合や通信事業者のネットワーク圏外の場合には、通信事業者の留守番電話へ転送される場合があると説明しています。
つまり、
iPhone側のライブ留守番電話が使える場面
と
携帯会社側の留守番電話が必要になる場面
が存在します。
留守番電話を二重に契約する必要はある?
「iPhoneのライブ留守番電話があるから、キャリアの留守番電話はいらない」
とも、
「キャリアの留守番電話があるから、ライブ留守番電話はいらない」
とも言い切れません。
それぞれ目的が違います。
ライブ留守番電話の魅力は、
「相手が何を話しているのかをリアルタイムで確認できること」
です。
携帯会社の留守番電話の魅力は、
「iPhoneが電話を受けられない状態でも、ネットワーク側で伝言を預けられること」
です。
この違いを理解すると、どちらを選ぶべきか判断しやすくなります。
「留守番電話はいらない」という選択もあり
そもそも、留守番電話を使わない人もいます。
例えば、
- 電話はほとんどLINEやメッセージアプリで済ませる
- 知らない番号からの電話には出ない
- 必要な人には後からかけ直してもらう
- 電話番号をほとんど公開していない
- 営業電話を受けたくない
という人です。
このような場合、毎月料金を支払って留守番電話サービスを契約する必要性は低いでしょう。
留守番電話を契約する前に確認したい5つのポイント
ここでは、iPhoneユーザーが留守番電話サービスを契約するときに確認したいポイントをまとめます。
ポイント1:ライブ留守番電話が使えるか
まず、自分のiPhoneでライブ留守番電話が利用できるか確認しましょう。
Appleによると、ライブ留守番電話は国や地域、言語などによって利用条件があります。日本語も対応言語として案内されています。
ポイント2:自分の料金プランに留守番電話が含まれているか
携帯会社によっては、料金プランやオプションによって留守番電話の扱いが異なります。
「オプション料金が必要だと思っていたら、実はプランに含まれていた」
ということも考えられます。
契約中の料金プランを確認しましょう。
ポイント3:電源OFFや圏外でも必要か
ここは非常に重要です。
「iPhoneが使えるときだけ留守番電話があればいい」
ならライブ留守番電話で十分かもしれません。
一方、
「電源OFF中でも電話を預かってほしい」
なら携帯会社の留守番電話を検討する価値があります。
ポイント4:ビジュアルボイスメールが必要か
録音されたメッセージを、電話アプリなどから簡単に確認したいなら、ビジュアルボイスメール対応のサービスが便利です。
auやソフトバンクでは、対応する留守番電話サービスでビジュアルボイスメールが利用できます。
ポイント5:料金だけで判断しない
留守番電話オプションを選ぶとき、
「月額330円だから高い」
「無料だからお得」
という判断だけでは不十分です。
重要なのは、
自分がどれだけ留守番電話を使うか
です。
毎月数百円払ってでも重要な電話を取り逃したくない人なら、十分に元を取れる可能性があります。
逆に、年間数回しか電話を受けない人なら、不要なオプションになるかもしれません。
仕事で使うならキャリア留守番電話が便利
仕事用の電話番号としてiPhoneを利用しているなら、携帯会社の留守番電話サービスを検討する価値は高いでしょう。
仕事中は電話に出られないことがあります。
会議中もあります。
移動中もあります。
電車内や飛行機内では電話に出られません。
さらに、電波の届かない場所へ移動することもあります。
このような状況では、iPhone側だけではなく、ネットワーク側で電話を預かれることが重要です。
特に、
「電話を取り逃すと仕事に影響する」
という人は、月額料金だけで判断しないほうがよいでしょう。
プライベート利用ならライブ留守番電話が便利
一方、プライベートでiPhoneを利用していて、
「知らない番号には出たくない」
という人にはライブ留守番電話が便利です。
電話に出る前に相手の用件を確認できます。
これは、迷惑電話対策という意味でも便利な使い方です。
Appleによると、「不明な発信者を消音」をオンにしている場合、知らない番号からの発信を直接ライブ留守番電話につなげることもできます。
つまり、
知らない番号には出ない
↓
ライブ留守番電話で内容を確認
↓
重要なら応答
という使い方ができます。
高齢者にもライブ留守番電話は便利?
一見すると、文字起こし機能は若い人向けに感じるかもしれません。
しかし、電話に出ることに不安を感じる人にも便利な機能です。
「電話に出てから営業電話だったら困る」
「知らない会社からの電話かもしれない」
という場合でも、内容を確認してから応答できます。
ただし、文字起こしの精度は話し方、周囲の騒音、固有名詞などによって変わる場合があります。
重要な内容については、文字だけを完全に信用せず、必要に応じて音声も確認するのがおすすめです。
迷惑電話対策としては「留守番電話」だけに頼らない
留守番電話は迷惑電話対策として便利ですが、これだけで迷惑電話を完全に防げるわけではありません。
迷惑電話の中には、留守番電話にメッセージを残さず切るものもあります。
そのため、
- 不明な発信者を消音する
- 着信拒否を利用する
- 携帯会社の迷惑電話対策サービスを確認する
- SMSの不審なリンクを開かない
など、複数の対策を組み合わせることが重要です。
留守番電話の応答メッセージも見直そう
留守番電話を利用するなら、応答メッセージも重要です。
例えば、
「ただいま電話に出ることができません。発信音の後にメッセージをお願いします」
だけでも十分です。
仕事用なら、
「ただいま電話に出られません。お名前とご用件をお願いいたします。確認次第、折り返しご連絡いたします」
など、折り返しについて明確にしておくとよいでしょう。
ただし、
「旅行中です」
「○日まで帰りません」
など、長期不在を具体的に伝える必要はありません。
防犯上、余計な情報を録音しないことも大切です。
留守番電話を使うときの注意点
個人情報を伝言に残さない
留守番電話に、
- クレジットカード番号
- 暗証番号
- パスワード
- マイナンバー
- 銀行口座情報
などの重要情報を残すのは避けましょう。
また、相手からそのような情報を留守番電話で要求された場合も注意が必要です。
文字起こしされた内容も確認する
ライブ留守番電話は便利ですが、文字起こしは必ずしも完璧ではありません。
例えば、
「山田さん」
が別の言葉に変換される可能性があります。
会社名や人名などの固有名詞は、特に誤認識が起こりやすい部分です。
そのため、
「文字起こしにこう書いてあるから絶対に正しい」
とは考えず、重要な電話の場合は音声そのものも確認しましょう。
iPhoneの留守番電話を使うなら、まず設定を確認
ライブ留守番電話の設定は、iPhoneの「設定」アプリから確認できます。
Appleの案内では、
設定 → アプリ → 電話 → ライブ留守番電話
からオン・オフを設定できます。
iOSのバージョンによって画面構成が変わる可能性があるため、実際の表示に合わせて操作してください。
iPhoneの留守番電話を確認する方法
留守番電話にメッセージが残っている場合、電話アプリから確認できます。
Appleによると、電話アプリを使って留守番電話の伝言を聞いたり、削除したり、共有したりできます。
また、Visual Voicemailが利用できない環境でも、留守番電話の伝言を確認する方法が用意されています。
ここからも、
iPhoneの電話アプリ=必ずApple独自の留守番電話
ではないことが分かります。
利用できる機能は、契約している通信事業者やサービスによって変わる場合があります。
「留守番電話」という名前だけで判断しないことが重要
今回のテーマで最も覚えておきたいのが、
「留守番電話」という名前が同じでも、中身が違う
ということです。
整理すると、
ライブ留守番電話
iPhoneに搭載された機能。
相手がメッセージを残している途中で内容をリアルタイム表示できる。
携帯会社の留守番電話
携帯会社のネットワーク側で伝言を預かるサービス。
電源OFFや圏外などでも利用できる場合がある。
ビジュアルボイスメール
携帯会社が預かった留守番電話をiPhone上で扱いやすくする仕組み。
この3つを分けて考えれば、かなり分かりやすくなります。
結局、iPhoneユーザーは携帯会社の留守番電話を契約すべき?
結論としては、
「電話を取り逃しても問題ない人」は必ずしも契約する必要はありません。
一方、
「電源OFF・圏外なども含めて電話を取り逃したくない人」は携帯会社の留守番電話を検討する価値があります。
特に仕事用として電話を利用しているなら、携帯会社の留守番電話サービスが役立つケースは多いでしょう。
反対に、
「電話はほとんど使わない」
「知らない番号には出ない」
「重要な人にはメッセージアプリで連絡してもらう」
という人なら、ライブ留守番電話だけでも十分な可能性があります。
おすすめの選び方をタイプ別に紹介
ここでは最後に、タイプ別に整理します。
タイプA:電話をほとんど使わない
おすすめ:
ライブ留守番電話中心
電話をあまり使わないのであれば、毎月料金を払って携帯会社の留守番電話オプションを契約する必要性は低いでしょう。
タイプB:知らない電話に出たくない
おすすめ:
ライブ留守番電話
相手の用件を確認してから応答できる点が魅力です。
タイプC:仕事で電話を使う
おすすめ:
携帯会社の留守番電話+必要に応じてライブ留守番電話
重要な電話を取り逃したくないなら、ネットワーク側の留守番電話が安心です。
タイプD:電源を切ることが多い
おすすめ:
携帯会社の留守番電話
iPhone側だけに頼るより、ネットワーク側で伝言を預けられるサービスが適しています。
タイプE:圏外になる場所へよく行く
おすすめ:
携帯会社の留守番電話を検討
圏外時の電話を取り逃したくないなら、ネットワーク型の留守番電話が重要です。
タイプF:録音メッセージを一覧で管理したい
おすすめ:
ビジュアルボイスメール対応サービス
iPhone上で伝言を扱いやすくしたい人は、携帯会社のビジュアルボイスメール対応状況を確認しましょう。
iPhoneの留守番電話と携帯会社の留守番電話の違いまとめ
最後に、重要なポイントをまとめます。
| 比較項目 | iPhoneライブ留守番電話 | 携帯会社の留守番電話 |
|---|---|---|
| 目的 | 留守番電話の内容をリアルタイム確認 | 電話を取り逃したとき伝言を預かる |
| 主体 | Apple/iPhone | 携帯会社 |
| 動作 | iPhone側 | ネットワーク側 |
| 文字起こし | リアルタイム表示 | サービスによる |
| 電源OFF | 利用できない | 利用できる場合あり |
| 圏外 | 利用できない | 利用できる場合あり |
| オプション料金 | 原則不要 | サービスによって必要 |
| 保存 | iPhone側の機能として扱う | 携帯会社側で保存 |
| ビジュアルボイスメール | 別機能 | 対応サービスあり |
| おすすめの人 | 知らない電話を確認したい人 | 電話を確実に取り逃したくない人 |
まとめ:iPhoneの留守番電話と携帯会社のオプションは「別物」と考えよう
iPhoneの「ライブ留守番電話」と携帯会社の「留守番電話サービス」は、どちらも電話に出られないときに役立つ機能ですが、仕組みは大きく異なります。
iPhoneのライブ留守番電話は、
「相手が何を話しているのかをリアルタイムで確認できる」
ことが最大のメリットです。
一方、携帯会社の留守番電話サービスは、
「iPhoneが電話を受けられない状態でも、ネットワーク側で伝言を預かれる」
ことが大きなメリットです。
また、ビジュアルボイスメールは、携帯会社が預かった伝言をiPhone上で扱いやすくするための仕組みです。
したがって、
ライブ留守番電話=携帯会社の留守番電話の代わり
と単純に考えるのはおすすめできません。
むしろ、
「普段はライブ留守番電話で電話の内容を確認する」
「電源OFFや圏外などでは携帯会社の留守番電話で伝言を預かる」
というように、それぞれの特徴を理解して使い分けるとよいでしょう。
特に仕事で電話を利用する人や、電話を取り逃したくない人は、携帯会社の留守番電話サービスを契約するメリットがあります。
逆に、電話をほとんど利用しない人や、知らない番号からの電話を確認できれば十分という人なら、iPhoneのライブ留守番電話だけで満足できる可能性があります。
最も重要なのは、「iPhoneに留守番電話があるから、携帯会社のオプションはいらない」と決めつけないことです。
自分が、
- 電源OFF中の電話を受けたいのか
- 圏外時の電話を預かってほしいのか
- リアルタイムで内容を確認したいのか
- 録音された伝言を後から聞きたいのか
- ビジュアルボイスメールを使いたいのか
- 留守番電話に毎月料金を払う価値があるのか
を考えれば、必要なサービスが見えてきます。
iPhoneの留守番電話機能を最大限に活用するためには、「iPhone側の機能」と「携帯会社側のサービス」を分けて考えることがポイントです。
契約している携帯会社の留守番電話サービスについては、料金プランやオプションの変更によって内容が変わることもあるため、最終的には各社の公式情報を確認してから申し込むようにしましょう。
Appleも、留守番電話、Visual Voicemail、ライブ留守番電話は国・地域や通信事業者によって利用できる機能が異なると案内しています。
つまり、「iPhoneだから留守番電話は無料」「キャリアの留守番電話は古い機能」などと単純化するのではなく、それぞれの役割を理解することが大切です。
自分の電話の使い方に合わせて、必要な機能だけを選びましょう。