前回は、auでんきの基本的な仕組みや、Pontaポイントが貯まること、au・UQ mobileとの相性の良さなど、主なメリットについて解説しました。
第2回では、契約前に知っておきたいデメリットや注意点を中心に、電気料金の考え方や他社との比較について詳しく解説します。

auでんきへ切り替えるデメリット
メリットの多いauでんきですが、すべての家庭で最適な選択肢になるとは限りません。
契約後に「思っていたよりお得ではなかった」と感じないためにも、デメリットを確認しておきましょう。
① 電気料金そのものが大幅に安くなるとは限らない
最も知っておきたいポイントがこれです。
auでんきは、「基本料金や電力量料金が大きく安くなる」ことを売りにしているサービスではありません。
そのため、
- 使用量が少ない家庭
- 電気料金を最優先で安くしたい家庭
では、料金面で大きな差を感じにくい場合があります。
一方で、
- Pontaポイント還元
- キャンペーン
- au経済圏との連携
を含めた「実質的なお得さ」が魅力のサービスです。
つまり、
「電気代の値引き」よりも「ポイント還元」を重視したサービスと考えると分かりやすいでしょう。
② au・UQ mobileを利用していないとメリットが少ない
auでんきは、KDDIグループのサービスです。
そのため、
- au
- UQ mobile
- au PAY
- Pontaポイント
を利用している人ほど恩恵があります。
逆に、
- ドコモのみ利用
- ソフトバンクのみ利用
- 楽天モバイルのみ利用
という場合は、他社の電力サービスの方が相性が良いケースもあります。
例えば、携帯会社と電力会社を同じグループにまとめることで、ポイント還元やセット特典を受けられる場合があります。
③ オール電化向けプランには向かない場合がある
オール電化住宅では、
- 夜間料金が安い
- 深夜電力を活用できる
専用プランを利用している家庭が多くあります。
こうした家庭では、現在契約中のプランの方が有利なケースがあります。
切り替え前には、
- 現在の契約プラン
- 年間の電気使用量
- 夜間利用の割合
を比較することが重要です。
④ 地域によって提供内容が異なる場合がある
auでんきは全国で利用できますが、一部地域では提供条件や料金体系が異なることがあります。
また、
- 離島
- 一部供給区域
では契約できないケースもあります。
契約前には、自宅が対象エリアか確認しましょう。
⑤ ポイント制度は変更される可能性がある
Pontaポイント還元は魅力ですが、
- 還元率
- 対象条件
- キャンペーン内容
は将来的に変更される可能性があります。
これはauでんきに限らず、多くのポイントサービスに共通する注意点です。
契約前には最新の特典内容を確認しておきましょう。
電気料金は本当に安くなる?
多くの人が一番気になるのが、
「毎月いくら安くなるのか?」
という点でしょう。
結論からいうと、
家庭によって異なります。
その理由は、
- 契約アンペア
- 家族人数
- 使用電力量
- 地域
- 季節
によって電気料金が変わるためです。
電気使用量が多い家庭ほどメリットを感じやすい
例えば、
- 4人家族
- エアコン複数台
- IHクッキングヒーター
- テレビ複数台
など、毎月の電気使用量が多い家庭では、ポイント還元額も大きくなります。
一方で、
一人暮らしなど使用量が少ない場合は、
ポイント還元も少なくなるため、
「劇的にお得」
とは感じにくいかもしれません。
他社新電力との比較
auでんき
特徴
- Pontaポイント
- auとの連携
- 管理アプリが便利
- 安心感が高い
おすすめ
auユーザー
楽天でんき
特徴
- 楽天ポイント
- SPUとの連携
おすすめ
楽天経済圏
ソフトバンクでんき
特徴
- PayPayポイント
- SoftBankとの連携
おすすめ
ソフトバンクユーザー
ドコモ系電力サービス
特徴
- dポイント
- dカードとの相性
おすすめ
ドコモユーザー
つまり、
携帯会社と同じグループの電力会社を選ぶと、
ポイントを一つにまとめやすくなります。
契約前に確認したいポイント
切り替える前には、次の項目をチェックしましょう。
現在の電気料金
毎月の請求書を確認しましょう。
年間使用量が分かると比較しやすくなります。
契約プラン
一般家庭向けなのか、
オール電化なのかによって最適なプランは変わります。
ポイント還元
自分が普段使うポイントなのかも重要です。
Pontaポイントを利用しない人は、メリットが小さくなる可能性があります。
キャンペーン
時期によっては、
- 数千円相当のポイント
- 新規契約特典
が実施されることがあります。
申し込みタイミングによってお得度が変わるため、事前に確認するとよいでしょう。
auでんきがおすすめできない人
次のような人は、他社サービスも比較することをおすすめします。
- 電気料金の最安値だけを重視する人
- Pontaポイントを利用しない人
- au・UQ mobileを契約していない人
- オール電化住宅で現在の料金が安い人
- 夜間電力を多く利用する家庭
このようなケースでは、ライフスタイルや契約内容によっては他社の電力プランが適している可能性があります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 工事は必要ですか?
基本的に不要です。
スマートメーターが設置済みであれば、立ち会い工事なしで切り替えられるケースがほとんどです。
Q2. 停電しやすくなりますか?
いいえ。
送配電設備は地域の電力会社が管理しているため、停電リスクは従来と変わりません。
Q3. 賃貸住宅でも契約できますか?
契約者本人が電力会社を変更できる条件であれば、多くの賃貸住宅でも利用できます。
ただし、建物全体で一括受電契約をしているマンションなどでは、切り替えができない場合があります。
Q4. 解約金はかかりますか?
一般家庭向けプランでは、解約金が設定されていないことが多いですが、契約内容によって異なる場合があります。
契約前に利用規約を確認しておくと安心です。
第2回まとめ
auでんきは、電気料金そのものの大幅な値下げを目的としたサービスというよりも、**Pontaポイント還元やau経済圏との連携による「実質的なお得さ」**が魅力です。
特にauやUQ mobileを利用している人にはメリットが大きい一方で、オール電化住宅や電気料金の安さだけを重視する人は、他社プランとの比較も欠かせません。
第3回では、以下の内容を詳しく解説します。
- auでんきへの申し込み方法
- 切り替えの流れ
- 契約時の注意点
- 電気料金をさらに節約するコツ
- auでんきを最大限お得に利用する方法