はじめに
スマートフォンを契約するときや機種変更をするときに、「5G対応」「5Gエリア拡大中」などの言葉を目にする機会が増えました。
しかし、
- 5Gと4Gは何が違うの?
- 本当に速度は速いの?
- エリアは十分に広がっているの?
- まだ4Gでも問題ないの?
と疑問に感じている人も多いでしょう。
結論から言うと、5Gは4Gよりも高速通信が可能で、通信容量も大幅に向上しています。ただし、場所によっては4Gの方が安定しているケースもあり、エリアの違いを理解することが大切です。
今回は、5Gと4Gの速度の違い、エリアの違い、メリット・デメリット、今後の展望まで初心者向けにわかりやすく解説します。

4Gとは?
まずは4Gについて確認しましょう。
4Gとは「第4世代移動通信システム」のことです。
現在、多くのスマートフォン利用者が利用している通信方式であり、
- 動画視聴
- SNS利用
- Web閲覧
- オンラインゲーム
- ビデオ通話
などを快適に利用できます。
日本では、
- NTTドコモ
- au
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
の各社が4G LTEサービスを提供しています。
スマホが爆発的に普及した背景には、4G LTEの存在があります。

5Gとは?
5Gは「第5世代移動通信システム」です。
4Gの次世代規格として登場し、
- 超高速通信
- 超低遅延
- 多数同時接続
を実現しています。
従来のスマホ利用だけではなく、
- 自動運転
- 遠隔医療
- スマート工場
- IoT機器
など幅広い用途で活用されています。
現在販売されているスマホのほとんどは5G対応モデルです。
5Gと4Gの速度の違い
多くの人が最も気になるのが通信速度でしょう。
理論上の最大速度
| 通信規格 | 最大速度 |
|---|---|
| 4G | 約1Gbps |
| 5G | 約20Gbps |
理論値では5Gは4Gの20倍程度の速度が期待されています。
もちろん実際の通信環境ではここまでの差は出ませんが、それでも大幅な速度向上が実現しています。
実際の利用速度
一般的な実効速度の目安は以下の通りです。
4G
- 下り:30~150Mbps
- 上り:10~50Mbps
5G
- 下り:100~1000Mbps以上
- 上り:20~100Mbps以上
環境によっては1Gbpsを超えるケースもあります。
下り速度と上り速度の違い
通信速度には2種類あります。
下り速度
インターネットからデータを受信する速度です。
例えば、
- YouTube視聴
- Netflix視聴
- Webサイト閲覧
- アプリダウンロード
などに影響します。
一般利用では下り速度が重要です。
上り速度
スマホからデータを送信する速度です。
例えば、
- SNS投稿
- 写真アップロード
- 動画投稿
- クラウド保存
などに影響します。
動画クリエイターや配信者は上り速度も重要になります。
5Gで何が変わるのか?
動画視聴が快適
4K動画や8K動画でもスムーズに再生できます。
高画質動画を頻繁に見る人は恩恵を感じやすいでしょう。
ダウンロード時間が短縮
例えば3GBのゲームアプリの場合、
4Gでは数分かかることがありますが、
5Gなら数十秒程度で完了するケースもあります。
オンラインゲームが快適
5Gは遅延(ラグ)が少ないため、
- FPS
- 格闘ゲーム
- MOBA
などのオンラインゲームに有利です。
テザリングも快適
ノートパソコンをスマホに接続して利用する際も、
5Gなら光回線に近い速度が出ることがあります。
5Gの特徴① 超高速通信
5G最大の特徴は高速通信です。
通信速度が大幅に向上することで、
- 大容量動画
- クラウドゲーム
- VRコンテンツ
などが快適になります。
今後はさらに高速化が進むと予想されています。
5Gの特徴② 超低遅延
遅延とは通信の反応速度です。
4Gでは数十ミリ秒程度の遅延があります。
5Gでは理論上1ミリ秒程度まで短縮可能です。
そのため、
- 自動運転
- 遠隔操作
- 遠隔医療
などへの活用が期待されています。
5Gの特徴③ 多数同時接続
イベント会場やスタジアムでは通信が混雑しやすくなります。
5Gは大量の端末を同時接続できるため、
通信品質の向上が期待できます。
IoT時代に欠かせない技術です。
5Gエリアと4Gエリアの違い
速度だけでなくエリアにも違いがあります。
4Gエリア
4Gは長年整備されてきたため、
日本全国ほぼどこでも利用できます。
- 都市部
- 郊外
- 山間部
- 地方
でも利用可能です。
通信の安定性では現在も4Gが優秀です。
5Gエリア
5Gは急速に拡大していますが、
まだ全国のすべてをカバーしているわけではありません。
特に、
- 山間部
- 離島
- 地方部
では4G接続になる場合があります。
なぜ5Gエリアは狭いのか?
理由は電波の特性にあります。
高周波数帯を利用するため
5Gでは高い周波数帯を活用します。
高周波数帯は、
- 高速通信が可能
- 電波が遠くまで届きにくい
という特徴があります。
基地局が多く必要
5Gは広いエリアをカバーするために、
4G以上に基地局を設置しなければなりません。
そのため整備には時間がかかります。
Sub6とミリ波の違い
5Gには大きく2種類あります。
Sub6
比較的広い範囲をカバーできます。
現在の5Gエリアの主力です。
速度とエリアのバランスが良いのが特徴です。
ミリ波
超高速通信が可能です。
しかし、
- 障害物に弱い
- 屋内に届きにくい
という特徴があります。
主に駅やスタジアムなどで利用されています。
なんちゃって5Gとは?
インターネット上で「なんちゃって5G」という言葉を見かけることがあります。
これは4G周波数を利用した5Gのことです。
通信速度は向上しますが、
ミリ波やSub6ほどの高速通信は期待できません。
ただし利用者側は通常の5Gとして利用できます。
4Gはいつまで使える?
結論として、当面は利用できます。
現在の携帯各社は4Gサービスを継続しています。
3G終了時のようなすぐの終了予定はありません。
今後10年以上は4Gと5Gが共存すると考えられています。
5G対応スマホは必要?
現在スマホを購入するなら、
基本的には5G対応モデルがおすすめです。
理由は以下の通りです。
- 価格差が小さい
- 長く使える
- エリア拡大が進む
- 通信速度が向上する
ほとんどの最新スマホは5G対応になっています。
5Gのデメリット
メリットばかりではありません。
エリアがまだ発展途中
場所によっては4Gに切り替わります。
バッテリー消費が増える場合がある
5G通信は4Gより電力を消費することがあります。
ただし最近のスマホは省電力化が進んでいます。
体感差が少ない場合もある
SNSやLINE中心の利用なら、
4Gでも十分高速です。
利用スタイルによっては違いを感じにくいこともあります。
どんな人が5Gを活用できる?
以下のような人は5Gの恩恵を受けやすいでしょう。
動画をよく見る人
高画質動画を快適に視聴できます。
ゲームをする人
低遅延通信が役立ちます。
テザリングを使う人
ノートパソコン利用が快適になります。
大容量通信をする人
ダウンロードやアップロードが高速化します。
今後の5Gはどうなる?
今後は5G SA(スタンドアロン)がさらに普及していきます。
5G SAでは、
- 低遅延化
- 通信品質向上
- 安定性向上
が期待されています。
さらに将来的には6Gの研究も進んでいます。
2030年頃には6Gサービスが登場する可能性があります。
まとめ
5Gと4Gの違いをまとめると以下の通りです。
| 項目 | 4G | 5G |
|---|---|---|
| 通信速度 | 高速 | 超高速 |
| 遅延 | 普通 | 非常に少ない |
| 同時接続 | 普通 | 非常に強い |
| エリア | 非常に広い | 拡大中 |
| 安定性 | 高い | 場所による |
現在でも4Gは十分実用的ですが、今後の主流は間違いなく5Gです。
特に動画視聴、オンラインゲーム、テザリング利用が多い人は、5G対応スマホと5G対応プランを選ぶことで快適な通信環境を実現できるでしょう。
一方で、地方や山間部では4Gが活躍する場面も多く、しばらくは4Gと5Gが共存する時代が続くと考えられます。
スマホ選びや携帯会社選びの際には、「速度」だけでなく「5Gエリアの広さ」も確認し、自分の生活圏で快適に使えるサービスを選ぶことが重要です。