はじめに
近年、通信費の節約を目的として「光回線を解約して楽天モバイルだけで生活したい」と考える人が増えています。
特に楽天モバイルは、データ利用量が実質無制限で利用できる料金プランを提供しており、「自宅のインターネット回線として使えるのでは?」と注目されています。
しかし、本当に楽天モバイルは光回線の代わりになるのでしょうか。
結論から言うと、楽天モバイルは利用環境によっては光回線の代わりになります。ただし、すべての家庭におすすめできるわけではありません。
今回は、楽天モバイルを光回線代わりに利用する方法やメリット・デメリット、どのような人に向いているのかを詳しく解説します。

楽天モバイルとは?
まずは楽天モバイルの特徴を確認しておきましょう。
楽天モバイルは、楽天モバイル公式サイト が提供する携帯電話サービスです。
最大の特徴は、
- データ通信が実質無制限
- 月額料金が比較的安い
- 契約期間の縛りなし
- テザリング無料
- 楽天ポイントが貯まる
という点です。
現在の主力プランである「Rakuten最強プラン」は、データ利用量が多い人でも使いやすい料金体系になっています。
そのため、
「光回線+スマホ」
という組み合わせから、
「楽天モバイルだけ」
へ変更する人も増えています。
光回線と楽天モバイルの違い
まずは両者の違いを比較してみましょう。
| 項目 | 楽天モバイル | 光回線 |
|---|---|---|
| 通信方式 | モバイル回線 | 固定回線 |
| 月額料金 | 約3,000円台 | 4,000〜7,000円程度 |
| 工事 | 不要 | 必要 |
| 持ち運び | 可能 | 不可 |
| 通信速度 | 環境次第 | 安定して高速 |
| 通信品質 | 場所で変化 | 比較的安定 |
| オンラインゲーム | やや不向き | 向いている |
| テレワーク | 可能 | 快適 |
大きな違いは通信の安定性です。
光回線は有線設備を利用するため、速度が安定しています。
一方で楽天モバイルは電波を利用するため、利用場所によって速度が大きく変わります。
楽天モバイルを光回線代わりに使う方法
テザリングを利用する
最も簡単な方法です。
スマホのテザリング機能を利用して、
- パソコン
- タブレット
- ゲーム機
- スマートテレビ
などを接続できます。
追加料金は不要です。
メリット
- 設定が簡単
- すぐ使える
- 初期費用がほぼかからない
デメリット
- スマホのバッテリー消費が大きい
- 長時間利用には不向き
モバイルルーターとして利用する
楽天モバイル対応のモバイルWi-FiルーターにSIMを挿して利用する方法です。
スマホを使わずにインターネット環境を構築できます。
向いている人
- パソコンを頻繁に使う
- 自宅以外でも利用したい
- 複数端末を接続したい
ホームルーターとして利用する
楽天モバイル対応のホームルーターにSIMを挿入する方法です。
見た目や使い勝手は光回線に近くなります。
特徴
- コンセントに挿すだけ
- Wi-Fi環境を構築できる
- 工事不要
最近は楽天モバイルを利用したホームルーター運用を行う人も増えています。
楽天モバイルが光回線の代わりになるケース
一人暮らし
最もおすすめなのが一人暮らしです。
利用者が1人であれば、
- YouTube
- Netflix
- SNS
- Web閲覧
程度なら十分利用できます。
通信量を気にする必要もほとんどありません。
ライトユーザー
毎日数時間程度しかネットを利用しない人なら楽天モバイルだけでも問題ない場合があります。
例えば、
- メール
- LINE
- SNS
- ネットショッピング
中心なら快適です。
引っ越しが多い人
光回線は開通工事が必要です。
引っ越しのたびに、
- 撤去工事
- 再契約
- 開通待ち
が発生します。
楽天モバイルならSIMを持ち運ぶだけで利用できます。
通信費を抑えたい人
光回線の月額料金は5,000円前後が一般的です。
さらにスマホ代も必要になります。
楽天モバイルだけで運用できれば、
通信費を大幅に削減できます。
楽天モバイルが光回線の代わりにならないケース
オンラインゲームをする人
FPSや対戦ゲームでは、
- Ping値
- 遅延
- パケットロス
が重要になります。
楽天モバイルでもプレイは可能ですが、
- APEX
- VALORANT
- Call of Duty
などの競技性が高いゲームでは光回線の方が有利です。
家族利用
家族4人が同時に動画視聴をすると、
通信速度が低下する可能性があります。
特に夜間は混雑しやすくなります。
動画配信者
YouTube配信やライブ配信を行う人には光回線がおすすめです。
アップロード速度の安定性が重要だからです。
在宅ワーク中心
Zoom会議や大容量データの送受信が多い場合、
通信の安定性が求められます。
仕事用途なら光回線の方が安心です。
楽天モバイルの通信速度はどれくらい?
通信速度は地域によって大きく異なります。
一般的には、
- 下り速度:20〜150Mbps程度
- 上り速度:10〜50Mbps程度
が目安になります。
これだけ見ると十分高速です。
実際には、
- YouTube 4K動画
- Netflix
- Zoom
なども問題なく利用できます。
ただし時間帯によって速度が変動します。
光回線の速度はどれくらい?
光回線では、
- 下り300〜1000Mbps以上
- 上り200〜1000Mbps以上
が期待できます。
10Gbpsプランならさらに高速です。
速度だけで見ると光回線が圧倒的です。
楽天モバイルを固定回線代わりに使うメリット
月額料金が安い
最大のメリットです。
通信費を一本化できます。
例
光回線:5,500円
スマホ代:3,000円
合計:8,500円
↓
楽天モバイルのみ
約3,000円台
年間で数万円の節約になる場合もあります。
工事不要
申し込み後すぐ利用できます。
賃貸住宅でも導入しやすいのが魅力です。
持ち運べる
旅行先や出張先でも利用できます。
光回線にはないメリットです。
解約金がない
契約期間の縛りが少なく、
気軽に始められます。
楽天モバイルを固定回線代わりに使うデメリット
電波状況に左右される
最も大きな弱点です。
同じ建物でも、
- 窓際
- 部屋の奥
で速度が変わることがあります。
通信品質が不安定
利用者が多い時間帯は速度低下が発生することがあります。
端末選びが重要
ホームルーターやモバイルルーターとの相性も考慮する必要があります。
完全無制限ではない場合もある
極端な大量通信では通信品質維持のため制御される可能性があります。
楽天モバイルと光回線、どちらがおすすめ?
楽天モバイルがおすすめな人
- 一人暮らし
- 通信費を安くしたい
- 工事したくない
- 引っ越しが多い
- SNSや動画視聴中心
光回線がおすすめな人
- 家族利用
- オンラインゲーム
- 動画配信
- 在宅ワーク
- 安定性重視
楽天モバイルを光回線代わりに利用する際の注意点
契約前には必ず自宅エリアの電波状況を確認しましょう。
また、
- 昼
- 夜
- 休日
など複数の時間帯で通信速度を確認することも重要です。
可能であれば、まずスマホで楽天モバイルを契約し、テザリングで試してから光回線を解約すると失敗を防げます。
まとめ
楽天モバイルは、条件次第では光回線の代わりとして十分利用できます。
特に一人暮らしや通信費を抑えたい人にとっては非常に魅力的な選択肢です。
一方で、
- オンラインゲーム
- 在宅ワーク
- 家族利用
が中心の場合は、光回線の安定性には及びません。
そのため、
「速度と安定性を重視するなら光回線」
「料金と手軽さを重視するなら楽天モバイル」
という考え方がおすすめです。
まずは楽天モバイルのテザリングやホームルーター運用を試し、自宅環境で問題なく利用できるか確認してから光回線を解約すると安心です。
通信費の見直しを検討している方は、楽天モバイルを固定回線代わりに活用できるか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。