近年、急速に契約者数を伸ばしている 楽天モバイル。
しかし、多くのユーザーが気にしているのが「auパートナー回線は今後どうなるのか?」という問題です。
楽天モバイルは、自社回線エリアを補うために、これまで KDDI のau回線を“パートナー回線”として利用してきました。
ところが近年、「終了予定」「縮小」「ローミング終了」という話題が増えており、不安を感じている人も多いでしょう。
実際、KDDIの公開情報では、楽天モバイル向けローミング提供は「2026年9月30日まで予定」と案内されています。
今回は、
- 楽天モバイルのauパートナー回線とは何か
- なぜ終了すると言われているのか
- 終了後にどうなるのか
- ユーザーへの影響
- 今後の楽天モバイル戦略
- 利用者が取るべき対策
について、初心者にもわかりやすく解説します。

楽天モバイルの「auパートナー回線」とは?
まずは基本から理解しておきましょう。
楽天モバイルは、MNO(自社回線を持つ通信会社)として2020年に本格参入しました。
しかし、参入当初は基地局数が少なく、自社回線だけでは全国をカバーできませんでした。
そこで楽天モバイルは、auを運営するKDDIから回線を借りる「ローミング契約」を締結しました。
これが「auパートナー回線」です。
つまり、
- 楽天回線が入る場所 → 楽天の基地局
- 楽天回線が弱い場所 → au回線
という仕組みです。
この仕組みによって、楽天モバイル利用者は全国で通信できるようになりました。

なぜauパートナー回線は終了すると言われているのか?
理由はシンプルです。
楽天モバイルが「自社回線主体」に移行したいからです。
そもそもローミングには莫大な費用がかかります。
楽天モバイルは、au回線を借りるたびにKDDIへ利用料を支払っています。
契約者が増えるほど、その負担も大きくなります。
そのため楽天モバイルは、
- 基地局増設
- 5Gエリア拡大
- プラチナバンド導入
を進め、自社ネットワークへの移行を急いでいます。
実際、楽天モバイルの人口カバー率は大幅に向上しており、都市部では以前よりかなり繋がりやすくなっています。
auパートナー回線の終了予定時期
現在広く知られている情報では、KDDIによる楽天向けローミング提供は「2026年9月30日予定」とされています。
ただし、完全終了が確定しているわけではありません。
一部報道では、
- 両社協議による延長可能性
- 地域限定ローミング継続
- 災害時ローミング維持
なども示唆されています。
つまり、
「全国一律で完全終了」
というよりは、
「段階的縮小」
になる可能性が高いです。
auパートナー回線終了で何が起こる?
ここが最も重要です。
1. 地方や山間部で圏外リスク
楽天モバイル最大の課題は、地方エリアです。
都市部ではかなり改善していますが、
- 山間部
- 郊外
- トンネル
- 地下
- 建物内
では、まだ弱い地域があります。
auローミングが終了すると、こうした場所で通信が不安定になる可能性があります。
2. 屋内通信が不安定になる可能性
楽天モバイルは長らく「プラチナバンド不足」が弱点と言われてきました。
高周波帯中心だったため、
- 建物内
- 地下
- エレベーター
- 商業施設
で電波が弱いケースがありました。
実際、SNSや掲示板でも、
「屋内で圏外になる」
「スーパーで決済できない」
といった声が過去に多く見られました。
3. 通信品質格差が広がる可能性
都市部では問題なくても、地方では差が出る可能性があります。
特に、
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
は長年かけて基地局整備を進めてきました。
楽天モバイルは後発のため、地域差がまだ大きいのが現状です。
それでも楽天モバイルが強気な理由
では、なぜ楽天モバイルはau依存を減らそうとしているのでしょうか?
理由は主に4つあります。
1. プラチナバンド獲得
楽天モバイル最大の転機が「プラチナバンド」です。
プラチナバンドとは、
- 障害物に強い
- 遠くまで届く
- 屋内に入りやすい
という特性を持つ周波数帯です。
これまで楽天モバイルはこの帯域を持っていませんでした。
しかし、総務省から新たに割り当てを受けたことで、今後は屋内品質改善が期待されています。
これは非常に大きい変化です。
2. 基地局増設が加速
楽天モバイルは近年、基地局投資を積極化しています。
特に、
- 地方都市
- 郊外
- 主要道路沿い
の改善が進められています。
そのため、以前より「繋がりにくい」という声は減っています。
3. Open RANによるコスト削減
楽天モバイルは世界的にも珍しい「Open RAN」主体の通信網を採用しています。
これは通信設備コストを抑えやすい仕組みです。
つまり、
- 安く基地局を増やせる
- 柔軟に設備更新できる
というメリットがあります。
そのため楽天モバイルは、比較的高速にエリア改善を進められています。
4. 衛星通信への期待
楽天グループは将来的に衛星通信にも注力しています。
今後、
- 山間部
- 災害時
- 離島
などの通信補完に活用される可能性があります。
近年は世界的にも、
- Starlink
- 衛星SMS
- 衛星モバイル通信
への注目が高まっています。
楽天モバイル利用者はどう対策すべき?
では、ユーザー側はどう備えれば良いのでしょうか?
1. 自宅・職場の電波確認
最重要です。
楽天モバイルは地域差があります。
そのため、
- 自宅
- 職場
- 通勤ルート
で問題なく繋がるか確認しましょう。
特に地方では重要です。
2. デュアルSIM活用
最近増えているのが「デュアルSIM運用」です。
例えば、
- メイン → 楽天モバイル
- サブ → povo / ahamo / LINEMO
という使い方です。
これなら、
- 通信障害対策
- 圏外対策
- コスト削減
を両立できます。
3. Wi-Fi活用を前提にする
楽天モバイルは、
- 自宅Wi-Fi
- 職場Wi-Fi
- 公衆Wi-Fi
を併用すると非常にコスパが良いです。
動画視聴中心なら、かなり節約できます。
4. エリア改善を待つ
楽天モバイルは現在も改善中です。
特にプラチナバンド整備は今後数年で大きく影響します。
そのため、
「今は微妙でも将来的には改善」
という地域も多いでしょう。
今後の楽天モバイルはどうなる?
結論から言うと、
「完全終了=即使えなくなる」
ではありません。
むしろ楽天モバイルは、
- 自社回線強化
- プラチナバンド
- 5G拡大
によって、au依存から脱却しようとしています。
ただし短期的には、
- 地方
- 山間部
- 屋内
で課題が残る可能性があります。
そのため、利用者は「自分の生活圏で問題ないか」を見極めることが重要です。
楽天モバイルは今後おすすめできる?
これは利用スタイル次第です。
おすすめな人
- 都市部中心
- データ通信量が多い
- コスパ重視
- 楽天経済圏ユーザー
こうした人には非常に魅力があります。
向かない可能性がある人
- 山間部中心
- 地方移動が多い
- 建物内利用が多い
- 通信安定性最優先
この場合は、
- au
- ドコモ
- ソフトバンク
系の方が安心感はあります。
まとめ
楽天モバイルのauパートナー回線は、2026年9月末終了予定とされています。
しかし、実際には、
- 一部継続
- 段階的縮小
- 地域限定運用
になる可能性もあります。
楽天モバイルは現在、
- プラチナバンド導入
- 基地局拡大
- 5G整備
を急速に進めています。
そのため、以前より通信品質は改善傾向にあります。
ただし、
- 地方
- 山間部
- 屋内
ではまだ注意が必要です。
今後の楽天モバイルは、
「料金の安さ」
だけでなく、
「どこまで通信品質を改善できるか」
が最大の鍵になるでしょう。