はじめに
「楽天モバイルは料金が安いけど、電波が悪いって本当?」
「プラチナバンド対応で繋がりやすくなったって聞いたけど、実際はどうなの?」
楽天モバイルに対して、このような疑問を持っている人は非常に多いです。特に、以前から楽天モバイルを知っている人ほど「繋がりにくい」「地下や建物内で弱い」というイメージを持っているケースがあります。
しかし、近年の楽天モバイルは基地局整備が大幅に進み、さらに待望の「プラチナバンド」運用もスタートしたことで、以前とは通信環境が大きく変化しています。
実際、2026年現在では「思ったより普通に使える」「都市部なら問題ない」「以前よりかなり改善した」という声も増えています。
とはいえ、まだ大手3キャリアと比較すると弱いエリアがあるのも事実です。
そこで今回は、楽天モバイルの電波事情について、以下のポイントを中心に詳しく解説します。
- 楽天モバイルの電波が悪いと言われてきた理由
- プラチナバンドとは何か
- プラチナバンド導入で何が変わったのか
- 実際に繋がりやすくなったのか
- 他社との違い
- 楽天モバイルが向いている人・向いていない人
- 電波改善の今後
楽天モバイルへの乗り換えを検討している人は、ぜひ最後までチェックしてください。

楽天モバイルとは?
楽天モバイルは、楽天グループが提供する携帯電話サービスです。
かつてはMVNO(格安SIM)としてサービスを展開していましたが、2020年から自社回線によるMNOサービスを本格開始しました。
現在は、以下のような特徴があります。
楽天モバイルの主な特徴
- 月額料金が安い
- データ無制限プランがある
- 楽天ポイントが貯まりやすい
- 楽天経済圏との相性が良い
- 専用アプリ利用で国内通話無料
- 契約期間縛りなし
- 海外利用にも強い
特に「データ無制限を安く使える」という点は非常に魅力的で、通信費を節約したい人から高い人気を集めています。
一方で、サービス開始当初から問題視されていたのが「電波品質」です。
なぜ楽天モバイルは「電波が悪い」と言われていたのか
1. 基地局数が少なかった
楽天モバイルは、大手キャリアと比べると参入時期がかなり遅い通信会社です。
NTTドコモ、au、ソフトバンクは長年かけて全国に膨大な基地局を整備してきました。
一方、楽天モバイルはゼロから基地局を構築する必要がありました。
そのため、サービス初期は以下のような問題が発生していました。
- エリアが狭い
- 地方で圏外になりやすい
- 建物内で繋がりにくい
- 地下で電波が弱い
- 通信が不安定
特に都市部以外では、利用者から不満の声も多くありました。
2. 高周波帯中心だった
楽天モバイルが主に使用していた周波数帯は「1.7GHz帯」です。
この周波数帯は高速通信に適している一方で、以下の弱点があります。
- 障害物に弱い
- 建物の中に入りにくい
- 遠くまで届きにくい
つまり、屋外では比較的使えても、地下鉄・商業施設・ビル内などで弱くなりやすかったのです。
3. パートナー回線依存があった
以前の楽天モバイルは、au回線を「パートナー回線」として利用していました。
しかし、楽天回線エリアとパートナー回線エリアの切り替えが不安定になるケースもありました。
これによって、
- 急に圏外になる
- 通信速度が低下する
- 接続が不安定になる
などの問題が起こることもありました。

そもそも「プラチナバンド」とは?
楽天モバイルの話で必ず出てくるのが「プラチナバンド」です。
では、プラチナバンドとは一体何なのでしょうか。
プラチナバンドの定義
プラチナバンドとは、700MHz〜900MHz帯付近の低周波数帯のことです。
日本では主に以下の帯域がプラチナバンドとして利用されています。
- 700MHz帯
- 800MHz帯
- 900MHz帯
大手キャリアは以前からこの帯域を利用していました。
プラチナバンドのメリット
プラチナバンド最大の特徴は、「電波が遠くまで届きやすい」ことです。
さらに、
- 建物内に入りやすい
- 障害物に強い
- 地下でも繋がりやすい
- 地方でもエリアを広げやすい
というメリットがあります。
つまり、スマホ利用で重要な「繋がりやすさ」を大きく向上できる周波数帯なのです。
なぜプラチナバンドが重要なのか
スマホ利用で多い不満は、速度よりも「圏外」です。
- 電話ができない
- LINEが送れない
- QRコード決済が使えない
- 地図が開かない
このような状態になると、非常に不便です。
プラチナバンドは、こうした「圏外リスク」を減らすために重要な役割を持っています。
楽天モバイルはプラチナバンドを取得した?
2023年に割り当て決定
楽天モバイルは長年、プラチナバンドを持っていませんでした。
しかし、2023年に総務省から700MHz帯の一部が割り当てられました。
これによって、楽天モバイルもついにプラチナバンド運用が可能になりました。
2024年から順次運用開始
楽天モバイルは2024年からプラチナバンド基地局の運用を開始しています。
ただし、開始直後から全国一気に広がったわけではありません。
プラチナバンドは基地局整備が必要なため、徐々に対応エリアを拡大している段階です。
2025年〜2026年にかけて、都市部を中心に利用エリアが拡大しています。
プラチナバンド導入で楽天モバイルはどう変わった?
1. 建物内で繋がりやすくなった
最も改善が実感されやすいのが「屋内」です。
以前の楽天モバイルでは、
- スーパー
- 地下街
- オフィスビル
- マンション奥側
- エレベーター周辺
などで電波が弱くなるケースがありました。
しかし、プラチナバンド導入後は、こうした場所での改善報告が増えています。
特に都市部では、以前より圏外になりにくくなっています。
2. 地下での通信改善
地下鉄や地下施設での改善も期待されています。
従来の高周波帯は地下空間に弱い傾向がありました。
しかし、プラチナバンドは障害物への強さがあるため、地下でも電波が届きやすくなります。
もちろん、すべての地下空間で完璧というわけではありませんが、以前より安定感が増したという声は増えています。
3. 地方エリア拡大に有利
地方では基地局間距離が長くなりやすいため、遠くまで届くプラチナバンドは非常に重要です。
楽天モバイルは地方エリア整備を進めていますが、プラチナバンドによって効率的にエリアを広げやすくなっています。
そのため、今後は地方でも利用しやすくなる可能性があります。
4. 通話品質改善
楽天モバイルでは「Rakuten Link」アプリによる通話無料サービスがあります。
しかし以前は、電波不安定による通話品質への不満もありました。
現在は基地局整備やプラチナバンド導入によって、以前より安定した通話ができるケースが増えています。

実際に楽天モバイルは繋がりやすくなったの?
都市部ではかなり改善
結論から言うと、都市部では以前よりかなり改善しています。
特に以下の地域では、普通に利用できるという評価が増えています。
- 東京
- 大阪
- 名古屋
- 福岡
- 札幌
SNSや口コミでも、
- 「以前より快適」
- 「普通にメイン回線として使える」
- 「動画視聴も問題ない」
という声が増えています。
ただし完全ではない
一方で、まだ以下のようなケースでは弱さを感じることがあります。
- 山間部
- 地方の一部
- 人口が少ない地域
- 建物構造が特殊な場所
- 混雑時間帯
大手3キャリアと比較すると、エリア品質ではまだ差があります。
そのため、「絶対に通信品質を重視したい」という人は注意が必要です。
楽天モバイルと大手3キャリアを比較
ドコモとの比較
NTTドコモは全国的なエリア品質に強みがあります。
特に地方・山間部・地下での安定性は依然として高水準です。
一方、楽天モバイルは料金面で優位性があります。
ドコモが向いている人
- 通信品質最優先
- 地方利用が多い
- 仕事で安定通信が必要
楽天モバイルが向いている人
- 料金重視
- 都市部中心
- データ無制限を安く使いたい
auとの比較
auはプラチナバンド活用が非常に強いキャリアです。
屋内や地方でも安定性があります。
楽天モバイルはまだauほどの安定感はありませんが、以前より差は縮まりつつあります。
ソフトバンクとの比較
ソフトバンクも都市部に強く、高速通信で評価されています。
楽天モバイルは料金面で優位ですが、通信品質ではソフトバンクの方が安定しやすい傾向があります。
楽天モバイルのメリット
1. データ無制限が安い
楽天モバイル最大の魅力は、データ無制限プランです。
他社の無制限プランより安価に利用できるため、動画視聴やテザリングを多用する人に人気があります。
2. 楽天ポイントが貯まる
楽天市場利用者との相性が非常に良いです。
SPU倍率アップによって、楽天ポイントを効率的に貯められます。
3. 海外利用しやすい
楽天モバイルは海外ローミング対応国が多く、追加設定なしで利用しやすい点も魅力です。
旅行や出張が多い人には便利です。
4. 契約縛りなし
解約金や契約期間縛りがないため、気軽に試しやすいのもメリットです。
「まず使ってみる」という選択がしやすくなっています。
楽天モバイルのデメリット
1. エリア品質はまだ発展途上
改善は進んでいますが、大手3キャリアと同等とは言えません。
特に地方では差を感じる場合があります。
2. 混雑時に速度低下する場合がある
利用者増加によって、一部エリアでは混雑時に速度低下を感じることがあります。
ただし、これは他社でも起こり得る問題です。
3. 建物によっては弱いケースも
プラチナバンド導入後も、建物構造によっては弱い場所があります。
特に鉄筋コンクリート構造や地下深部では注意が必要です。
4. Rakuten Linkにクセがある
無料通話アプリ「Rakuten Link」は便利ですが、通常通話アプリと操作感が異なるため、慣れが必要な人もいます。
楽天モバイルはどんな人におすすめ?
おすすめな人
1. 通信費を安くしたい人
楽天モバイルはコストパフォーマンスが非常に高いです。
毎月のスマホ代を抑えたい人には有力候補になります。
2. 都市部中心で生活している人
都市部ではエリア改善が進んでいるため、比較的快適に利用しやすいです。
3. データ通信を大量に使う人
動画視聴・ゲーム・テザリングなどを多用する人にも向いています。
4. 楽天経済圏ユーザー
楽天市場や楽天カード利用者なら、ポイント還元メリットが大きいです。
楽天モバイルをおすすめしにくい人
1. 地方利用が多い人
山間部や地方中心なら、ドコモ・auの方が安定しやすいケースがあります。
2. 仕事で絶対に通信が必要な人
営業職や外回りなど、通信安定性を最優先する人は慎重に検討した方が良いです。
3. 圏外リスクを極力避けたい人
多少の改善では不安という人には、大手3キャリアの方が安心感があります。
楽天モバイルの今後はどうなる?
プラチナバンド拡大が鍵
今後の楽天モバイル最大のポイントは、プラチナバンド基地局拡大です。
これが進めば、
- 屋内品質向上
- 地下品質改善
- 地方エリア強化
- 圏外削減
などが期待できます。
基地局整備も継続
楽天モバイルは現在も基地局増設を続けています。
そのため、数年前より通信品質は確実に改善しています。
今後さらに利用者が増えれば、設備投資も進む可能性があります。
AIによるネットワーク最適化
楽天モバイルは仮想化ネットワーク技術に力を入れています。
AIやクラウド技術を活用した通信最適化によって、効率的な品質向上を進めています。
これは従来キャリアとは異なる楽天モバイル独自の強みでもあります。
楽天モバイル利用前に確認したいポイント
エリア確認は必須
契約前には必ず対応エリアを確認しましょう。
特に以下の場所で重要です。
- 自宅
- 職場
- 通勤経路
- よく行く商業施設
実際に試すのもおすすめ
楽天モバイルは契約縛りが少ないため、実際に試しやすいです。
サブ回線として利用してみるのも良い方法です。
端末対応確認
利用予定スマホが楽天回線・プラチナバンドに対応しているかも重要です。
古い端末では一部周波数に対応していない場合があります。
よくある質問
Q. 楽天モバイルはまだ電波悪い?
以前より大幅に改善しています。
特に都市部では、普通に利用できるレベルになったという評価が増えています。
ただし、地方や一部屋内では弱いケースもあります。
Q. プラチナバンドですべて解決した?
まだ完全ではありません。
ただし、屋内・地下・地方エリア改善に大きく貢献すると期待されています。
今後の基地局拡大が重要です。
Q. 楽天モバイルはメイン回線にできる?
都市部中心ならメイン回線として利用している人も増えています。
ただし、通信安定性最優先なら慎重に検討しましょう。
Q. 楽天モバイルは地方でも使える?
使えるエリアは増えています。
しかし、大手キャリアと比べると地方では差がある地域も存在します。
まとめ
楽天モバイルは、かつて「電波が悪い」と言われることが多いキャリアでした。
しかし現在は、
- 基地局増設
- 通信設備強化
- プラチナバンド導入
によって、以前より大幅に改善しています。
特に都市部では、普通に利用できるレベルまで進化したという声も増えています。
さらに、プラチナバンドによって今後は屋内・地下・地方エリアの改善も期待されています。
もちろん、大手3キャリアと比べるとまだ差がある部分もあります。
しかし、
- データ無制限
- 月額料金の安さ
- 楽天ポイント還元
など、楽天モバイル独自の魅力は非常に大きいです。
そのため、
- 都市部中心
- コスパ重視
- 楽天経済圏ユーザー
には、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
今後プラチナバンド基地局がさらに増えれば、楽天モバイルの評価はさらに変わっていく可能性があります。
通信費を抑えながらデータ無制限を使いたい人は、ぜひ楽天モバイルを検討してみてください。