パソコンの容量不足対策やバックアップ、データの持ち運び用途として人気の「外付けストレージ」。
購入時に必ず迷うのが、外付けSSDにするか、外付けHDDにするかという点です。
「SSDの方が速いのは知っているけど、HDDの方が安いし…」
「動画保存にはどっちが向いている?」
「仕事用・普段使いでは何を基準に選べばいい?」
今回は、外付けSSDと外付けHDDの違いを踏まえたうえで、失敗しない選び方を詳しく解説します。
初心者の方はもちろん、買い替えを検討している方にも役立つ内容です。

外付けSSD・外付けHDDとは?
外付けSSDとは
外付けSSDは、フラッシュメモリを使った高速ストレージをUSBなどでパソコンにつなぐ製品です。
内部構造はUSBメモリに近いですが、耐久性・速度・容量が大きく向上しています。
主な特徴
- 読み書き速度が非常に速い
- 軽量・コンパクト
- 衝撃に強い
- 価格はやや高め
外付けHDDとは
外付けHDDは、磁気ディスク(ハードディスク)を搭載したストレージです。
長年使われてきた定番の保存媒体で、大容量モデルが安価なのが特徴です。
主な特徴
- 大容量でも価格が安い
- 動作音・振動がある
- 衝撃に弱い
- サイズがやや大きい
外付けSSDと外付けHDDの基本的な違い
| 比較項目 | 外付けSSD | 外付けHDD |
|---|---|---|
| 速度 | 非常に速い | 遅め |
| 価格 | 高め | 安い |
| 容量 | 小~中容量向き | 大容量向き |
| 耐衝撃性 | 強い | 弱い |
| 静音性 | 無音 | 動作音あり |
| 持ち運び | 非常に向いている | あまり向かない |
この違いを理解することが、正しい選び方の第一歩です。
外付けSSDがおすすめな人・用途
① データを頻繁に持ち運ぶ人
外付けSSDは軽くてコンパクト、さらに衝撃に強いため、
- ノートPCと一緒に持ち歩く
- 外出先でデータを使う
- カバンに入れて毎日持ち運ぶ
といった用途に最適です。
② 作業効率を重視する人
SSDは読み書き速度が圧倒的に速いため、
- ファイルのコピー
- 写真・動画の読み込み
- アプリやゲームデータの利用
が非常に快適になります。
特に以下の用途ではSSD一択と言えるでしょう。
- 動画編集
- RAW写真編集
- ゲームのデータ保存
- 大容量ファイルの頻繁なやり取り
③ 静音性・省電力を重視する人
SSDは可動部品がないため、
- 動作音が一切しない
- 消費電力が少ない
というメリットがあります。
自宅作業や深夜作業、ノートPC利用時にも向いています。
外付けHDDがおすすめな人・用途
① 大量のデータを安く保存したい人
外付けHDD最大のメリットはコストパフォーマンスです。
- 写真・動画の長期保存
- パソコン全体のバックアップ
- テレビ録画用
など、容量重視の用途では今でも非常に有効です。
② 使用頻度が低いデータを保存したい人
頻繁に読み書きしないデータであれば、速度の遅さはあまり問題になりません。
- 昔の写真
- 完成済みの動画
- 保存専用の資料
こうした用途にはHDDが適しています。
③ 据え置きで使う人
外付けHDDは衝撃に弱いため、
- デスク上に置きっぱなし
- 移動させない
という使い方が前提になります。
容量の選び方
外付けSSDの容量目安
- 500GB:書類・写真・普段使い
- 1TB:動画・ゲーム・仕事用
- 2TB以上:クリエイター向け
SSDは価格が上がりやすいため、必要最小限+少し余裕が基本です。
外付けHDDの容量目安
- 2TB:一般的なバックアップ
- 4TB~6TB:写真・動画が多い人
- 8TB以上:長期保存・アーカイブ用途
HDDは容量単価が安いため、余裕を持った選択がおすすめです。
接続端子・規格の選び方
USB規格は必ずチェック
- USB 3.2 Gen1 / Gen2
- USB Type-A / Type-C
特にSSDでは、USB規格によって速度が大きく変わります。
Type-C対応PCなら、外付けSSDとの相性は非常に良好です。
スマホ・タブレットで使う場合
- USB Type-C対応
- OTG対応
を確認しましょう。SSDの方が相性は良いです。
耐久性・信頼性の考え方
外付けSSDの耐久性
- 落下・振動に強い
- 可動部品なし
- 長期使用でも安心
外付けHDDの注意点
- 落とすと故障リスク大
- 持ち運び中の使用は避ける
- 定期的なバックアップ推奨
重要データは、HDD単体保存は避けるのが安全です。
外付けSSDとHDDの併用という選択
最も賢い使い方は、
- 外付けSSD:作業用・持ち運び用
- 外付けHDD:バックアップ・保存用
という併用スタイルです。
これにより、
- 快適さ
- 安全性
- コスト
をバランスよく確保できます。
2026年時点の結論:どちらを選ぶべき?
迷ったら、以下を基準に考えてください。
- 快適さ・速度・携帯性重視 → 外付けSSD
- 容量・価格・保存目的 → 外付けHDD
現在はSSDの価格も下がってきており、
普段使いなら外付けSSDが主流になりつつあります。
一方で、HDDは今後も「大容量保存」の主役であり続けます。
まとめ:用途を明確にすれば失敗しない
外付けSSDと外付けHDDは、優劣ではなく役割の違いです。
- 外付けSSD:速さと快適さ
- 外付けHDD:容量とコスパ
自分の使い方を整理したうえで選ぶことで、
「買ったけど使いにくい…」という失敗を防げます。