Samsungより折りたたみスマホの新機種「Galaxy Z Fold7 / Flip7」が2025年8月1日に発売され、注目を集めています。
折りたたみスマホを選ぶ理由が湧かない方は、多くいるでしょう。
今回の新機種をベースにして、折りたたみスマホが、なぜ注目を集め、今後に期待されているのかをご紹介していこうと思います。

○ 折りたたみスマホとは?
「折りたたみスマホ」とは、ディスプレイを折りたたむことができるスマートフォンのことです。
従来のスマートフォンは画面が常に平面ですが、折りたたみスマホは柔軟なディスプレイ技術(主に有機ELディスプレイ)を採用することで、本体を折り曲げてコンパクトにしたり、開いて大画面で使ったりすることが可能になっています。
○ 折りたたみスマホの特徴は?
◆ 横折りタイプ(フォールド型)
本を開くように横方向に折りたたむタイプです。
■特徴
・開くとタブレットに近い大画面になるため、動画視聴や電子書籍、マルチタスク(複数のアプリを同時に使う)に非常に適している。
・折りたたむと一般的なスマートフォンと同じくらいのサイズ感になる(ただし、厚みは増す傾向がある)。
■主な機種
Galaxy Z Foldシリーズ、Google Pixel Foldなど
◆ 縦折りタイプ(フリップ型)
昔のガラケー(フィーチャーフォン)のように、縦方向にパタッと折りたたむタイプです。
■特徴
・折りたたむと手のひらに収まるコンパクトなサイズになり、ポケットや小さなカバンにも入れやすい。
・開くと一般的なスマートフォンのサイズになる。
・インカメラだけでなく、アウトカメラでも自撮りしやすい機種が多い。
■主な機種
Galaxy Z Flipシリーズ、motorola razrシリーズなど
○ 折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold7 / Flip7」の性能

◆ Galaxy Z Fold7
・発売日
2025年8月1日
・CPU
Snapdragon 8 Elite for Galaxy
・OS
Android 16
・メモリ:12GB / 16GB
・ストレージ:256GB / 512GB / 1TB
・ディスプレイ
サブディスプレイ:6.5インチ
メインディスプレイ:8.0インチ
カバーディスプレイ:2,520×968 FHD+ Dynamic AMOLED 2X(有機EL)
メインディスプレイ:2,184×1,968 QXGA+ Dynamic AMOLED 2X(有機EL)
・重量:215g
・バッテリー容量:4,400mAh
※連続動画再生、最長約24時間
・生体認証:指紋 / 顔
・メインカメラ
広角:約2億万画素
超広角:約1,200万画素
望遠:約1,000万画素
・フロントカメラ
カバー:約1,000万画素
サブ:約1,000万画素
・SIMスロット
nanoSIM(ナノシム) / eSIM(イーシム)
・防水防塵:IP48
・おサイフケータイ:対応
・付属品
CtoCケーブル(試供品)
SIMツール(試供品)
・カラーバリエーション
ブルーシャドウ / ジェットブラック / シルバーシャドウ / ミント(Samsung.com限定)

◆ Galaxy Z Flip7
・発売日
2025年8月1日
・CPU
Exynos 2500
・OS
Android 16
・メモリ:12GB
・ストレージ:256GB / 512GB
・ディスプレイ
サブディスプレイ:4.1インチ
メインディスプレイ:6.9インチ
カバーディスプレイ:1,048×948 HD+ Super AMOLED 2X(有機EL)
メインディスプレイ:2,520×1,080 FHD+ Dynamic AMOLED 2X(有機EL)
・重量:188g
・バッテリー容量:4,300mAh
※連続動画再生、最長約31時間
・生体認証:指紋 / 顔
・メインカメラ
広角:約5,000万画素
超広角:約1,200万画素
・フロントカメラ
サブ:約1,000万画素
・SIMスロット
nanoSIM(ナノシム) / eSIM(イーシム)
・防水防塵:IP48
・おサイフケータイ:対応
・付属品
CtoCケーブル(試供品)
SIMツール(試供品)
・カラーバリエーション
ブルーシャドウ / ジェットブラック / コーラルレッド / ミント(Samsung.com限定)
○ 折りたたみスマホの魅力とは
◆ コンパクトにもなり、大画面にもなる
折りたたむとコンパクトになり、ポケットにも入れやすくなります。
折りたたんでいる状態から開けば、大きな画面となり、通常の平面のスマホに比べて、見やすくて、操作がしやすいスマホへと変化するのも魅力の1つです。


◆ マルチタスク性能
AI機能も追加され、CPU性能もアップし、全体的にグレードアップしました。
全体的な性能がアップしたことで、マルチタスク性能もより使いやすくなっています。
・複数アプリの同時表示
・ドラッグ&ドロップ操作が行える機種も増え、PC利用と同じような感触で利用できる
PCのような使用感は魅力の1つになるでしょう。
◆ 軽量化されデメリットをメリットへと変化
折りたたみスマホのデメリットとして上げられていたのが、重量です。
今回は、特に、Galaxy Z Fold7が軽量化されました。
Galaxy Z Fold6:239g
Galaxy Z Fold7:215g
となっていて、かなり軽量化され、持ち運びについてのデメリットではなく、折りたたみスマホで考えるとメリットへと変貌を遂げています。
◆ 薄くなった折りたたみスマホ
軽量化され、さらに、良くなったポイントとして、薄くなったことです。
iPhone 16 Pro:8.25mm
Galaxy Z Fold7:8.9mm
と約0.7差です。
この薄さに関しては、かなり、好評となっています。
折りたたみスマホでこんなに薄くなるんだという技術の進化をうかがえますね。

◆ 折り目が気にならない
折りたたみスマホの魅力は、大きな画面ですが、折り目が気になる方は、多くいます、
そんな折り目が気になる方には朗報で、今回は、折り目が気になりません。
どういう風にすれば、折り目が気にならないようにできるのか不思議ですが、実際に、デモ機を見たりして、折り目をじーっと見つめてみましたが、気にならないですね。
○ 折りたたみスマホのデメリット
◆ 価格が高い
折りたたみスマホのデメリットは、価格が高いということです。
今回のGalaxy Z Fold7は、25万円を超えます。
Galaxy Z Flip7は、20万円を切りますが、それでも10万円を軽く超えます。
タブレットのように使えて、軽量化され、薄くなっていれば、高価になるのは想像できますが、手は出しづらいのは確かですね。
◆ バッテリー持ち
軽量化され、薄くなったことで、バッテリー容量は大きくなっている訳ではありません。
タブレットのように使えたりできるのはメリットとはいえ、軽量化と薄く作ろうと思うと、バッテリー容量は増やしづらいのは理解できます。
ただ、バッテリー持ちは上げて欲しい部分はありますね。
もちろん、以前よりもバッテリー持ちは良くなっているものの、バッテリー容量は5,000mAhまでは欲しかったなという気持ちにはなりますね。
◆ 耐久性は今後も進化が必要
現時点で、耐久性はかなり強くなっています。
ただ、折りたたみスマホは、折りたたむという点において、耐久性は必須条件です。
今後も折りたたむことに対して、よりよい技術が開発されていくでしょう。
その上で、現時点でも十分とはいえ、進化をしていくことを考え、デメリットと言えるのではないでしょうか。
○ 折りたたみスマホにおすすめな人
◆ 大きい画面で見たい
通常のスマホの大きさだと見づらいという人は多くいます。
タブレットのように大きく、持ち歩きにも最適なスマホであれば、解消できるかと思います。
◆ ガラケーが好きだった
ガラケーしかなかったということで、人気がありました。
ただ、あくまでも通話を行うのが携帯電話の役割で、いまだに、ガラケーを欲する人もいます。
意外と、ガラケーの時のように使いたいという人は多くいるため、折りたたみに興味のある人にはおすすめです。
◆ AI機能を活かしたい
AI機能を活かしたい人にはおすすめです。
AI機能は、より大きな画面で操作することで、メリットはあると言えます。
もちろん、通常の平面のスマホでも利用は簡単ですが、特に、Galaxy Z Fold7のように横折りだと、マルチタスクでも使いやすいことで、AI機能も使いやすくなっています。
○ まとめ
折りたたみスマホについて、ご紹介しました。
機種の価格を考えると、主流になるのはまだまだかと思います。
ただ、技術が進化し、価格も下がり、折りたたみスマホも普通に手に入るようになってくると、通常の平面スマホと並ぶ時がくるかもしれません、
日本では、ガラケーが流行ったこともあり、Flipシリーズは人気が出る可能性は秘めていると思います。
通常の平面のスマホにも注目ですが、折りたたみスマホにも注目し続けていきましょう。