スマホのバッテリーを長持ちさせようするのは、携帯電話を持つ上で、永遠のテーマかと思います。
今回は、スマホのバッテリーを長持ちさせる方法をご紹介していきます。

○ スマホのバッテリーはどれくらい持つ?
スマホのバッテリーがどれくらい持つのかは、スマホのバッテリー容量や性能によります。
例えば、1日のスマホ使用で、「LINEメッセージ」「ネット検索」「SNS視聴」をする一般的な使い方だと、1日はバッテリーが持つはずです。
使わずに置いておくだけなら、2日-3日持つのは当然です。
半日もバッテリーが持たない人、3時間-4時間でバッテリーが消費してしまうなどの人は、スマホのバッテリーが劣化しているのか、使用する内容がバッテリー消費に大きくつながっているのかとなるでしょう。
スマホは、スリープ状態にしている場合でも、通信を行なっているため、自動的にバッテリーを消費していきます。
そういった、スマホのバッテリー持ちに影響するのは何かを把握しておくのは、バッテリー持ちを良くするコツにはなってきますね。
バッテリー持ちに主に影響するのは、
・バッテリー容量
・CPU性能
・通信環境
・OS
・スマホの設定
この5つです。
【バッテリー容量】
バッテリー容量が大きければ大きいほど、バッテリー持ちは良くなります。
4,000mAh-5,000mAhの機種が増えてきていて、使用頻度にもよりますが、2日-3日くらいは充電しなくても使えます。
ただ、残りのバッテリーが50%を切ると充電される人が多いと思うので、充電しないという人はあまりいないかもしれません。
【CPU性能】
CPU性能には、処理能力が高かったり、冷却性能が高かったり、AI性能が高かったりと、違いはあります。
CPUは、スマホに指示を出したりする、言えば、脳みそなので、バッテリー持ちにも影響があります。
簡潔に言うと、CPU性能が高ければ高いほど、バッテリー持ちに良い影響があるということです。
【通信環境】
スマホは、自動的に通信を行い、ソフトウェアの更新を行なったりしています。
自動通信を行なわないと、ソフトウェアが若干古くなったり、アプリの更新が追い付かなかったりして、セキュリティ上の問題が出てきます。
そのため、通信環境が悪いと、更新しようとしてもうまくいかないということで、必死に通信をしようとしたりして、バッテリー消費につながります。
おそらく、何で?と感じたことがあるのかなと思うのが、海辺や山の近くなどに行ったりして、ネット通信環境が整っていない場所だと、バッテリー消費がやけに早いなと思うことはあると思います。
それは、スマホがスマホ自身を守ろうとしている表れでもあります。
【OS】
各スマホメーカーで独自OSを開発しているのが基本となってきています。
そのため、2社の同じバッテリー容量の機種を比較すると1社の機種の方がバッテリー持ちが良かったりと違いが生まれます。
スマホメーカーによっても、違いがあるのは、OSの影響もあります。
【スマホの設定】
スマホの設定によっても、バッテリー消費につながります。
例えば、「スマホの画面を見たら、ホーム画面が開く」「ポケットやカバンに入れていて、手が触れただけで画面が付く」「位置情報を共有するをONにしているために、常に、位置情報を探している」などです。
もちろん、必要な設定が多いのですが、各個人で設定を確認して、不要かと思う設定を省くのもバッテリーの影響を軽減できると思います。
○ スマホの充電するタイミング
スマホの充電するタイミングは、「20%ほどのバッテリー残量」になってから充電するのが良いかと思います。
0%になってからだと、「過放電」となってしまうこともあり、バッテリー自体に対してあまり良くはありません。
70%-80%になったら充電する人は多くいると思います。
問題はないですが、バッテリー容量の最大容量が減りやすくなる原因につながりやすくなります。
バッテリー自体は、元々100%の容量があります。
電力を消費する機能と電力を蓄える機能とがあり、消費できないことによってストレスが溜まっていくようなイメージで、100%の容量を維持できなくなってくるため、バッテリー持ちに影響していきます。
そのため、バッテリー持ちを考慮して、スマホの充電を意識して行うタイミングは、「20%ほどのバッテリー残量」になったら充電するというのが良いでしょう。
○ 充電ケーブルを挿しっぱなしは良くない!?
100%のバッテリー残量を維持しようと、充電を繰り返す人は意外と多いように思います。
いわゆる、「挿しっぱなし」の状態です。
良いか悪いかで言うと、良くないですね。
挿しぱなしが良くない理由をご紹介しましょう。
◆ 「過充電」とはいかなくても、バッテリーに負担となる
最近のスマホは、CPU性能も上がり、バッテリー容量も上がり、通信環境も良くなり、OSも良くなり、全体的にグレードアップしていて、賢くなってきています。
バッテリーに対しても、100%になったら、充電をストップするようになる機種ばかりです。
ただ、充電ケーブルを挿すことで、電力の流れを止めておく作業もあったり、「過充電」とはいかなくても、バッテリーに負荷をかけることには変わりありません。
そのため、100%までいったら充電ケーブルは外してもらう方が良いでしょう。
◆ バッテリーが膨張してしまう可能性が上がる
スマホのバッテリーは、リチウムイオンバッテリーです。
挿しっぱなしで使っていると、スマホがかなり熱くなってきたことはないでしょうか?
夏場に外で、スマホを使っているだけでもスマホが熱くなったりしてきます。
人の身体も、熱を逃がそうと汗をかいたりして、熱を抑えます。
バッテリーに関しては、充電ケーブルを挿しっぱなしで使ったり、暑い中でスマホを使用したりとすることで、熱の逃がし場所がなくなってくるのです。
限界を超えてくると、バッテリーが膨張したりもします。
バッテリーが膨張すると、携帯キャリアでやっているような下取りには出せなくなってしまうので、充電ケーブルを挿しっぱなしにすることは避けた方が良いでしょう。
◆ バッテリー容量が減る
充電ケーブルを挿しっぱなしにすることで、バッテリー容量が100%から減っていきます。
最大容量が80%を切り始めると、バッテリー持ちが悪いと感じ始める容量となります。
できる限り、最大容量を維持していきたい人は、挿しっぱなしをせずに、使っていくのが良いでしょう。
○ スマホのバッテリー持ちを良くするにはどうすれば良いの?
■ ながら充電をしない(挿しっぱなしをしない)
充電を行いながら使わないことで、バッテリー持ちを良くして、バッテリー容量を維持することにつながります。
先ほど、お伝えした、スマホが熱くなり「バッテリーの膨張」にもつながるので、注意した方が良いでしょう。
寝ながら充電したりする場合もあると思いますが、あまり良くはないですね。
■ 最大充電残量を設定する
OSのアップデート状況にもよりますが、Androidスマホでも、iPhoneでも充電する最大バッテリー残量を設定できます。
【Androidスマホの場合】
「設定」→「バッテリー」→「バッテリー保護」→「標準」「最適化」「最大」
「標準」:バッテリーが100%に充電されると、バッテリー残量が95%に低下するまで充電を停止し、その後、充電が開始されます。
「最適化」:80%までの充電で止まってくれます。
「最大」:バッテリー残量が80%に達すると、充電を停止します。
※OSのシリーズにもよるため、OSのアップデート状況を確認してください。
【iPhoneの場合】
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「バッテリー充電の最適化」
iPhone 15以降のモデルは、充電上限を決めることができます。
※OSにもよるため、バッテリー充電の最適化ができない場合もあるので、注意してください。
■ アプリを整理する
使っていないアプリは削除したり、使っているアプリでも設定を確認して、バッテリー消費に繋がっていないかを抑えていきましょう。
使っていないアプリは、アップデートであったり、自動通信により、バッテリー消費に繋がっていることもあります。
使わないなら削除して影響がないようにするのが良いでしょう。
使っているアプリでも、「位置情報の設定がON」「通知がON」「バックグラウンドで常に起動」などと、常に動いているアプリがあります。
その他にも、設定を変更したりすることで、バッテリー消費を抑えることはできるので、アプリを整理していくことは良いでしょう。
○ まとめ
スマホのバッテリーを長持ちさせるコツや消費する理由も含めてご紹介しました。
バッテリー持ちを良くする上で、「20%-80%」の間で、充電を行なっていくのがベストではあると思います。
ただ、日々生活していて、難しい部分ではあるかなと。
できる範囲で、バッテリーにも少し気を配るのは長年使っていくためには必要なことだと思いますね。
スマホに愛着が出てくる人は多いと思うので、スマホのバッテリーも大事に扱っていきましょう。