Microsoft社が、2024年6月18日に発売予定の Microsoft Surface シリーズの新機種を発表しました。

今回、特に話題となっている理由が、Intel Core を採用せず、Qualcomm(クアルコム)の Snapdragon を採用したことです。

どんな機種となっているのか、買うべきなのか、ということをご紹介していきます。

○ Snapdragon X Elite ・ X Plus

話題となっているクアルコムの Snapdragon X シリーズですが、処理能力は数値上高いと評判ではあります。

Snapdragon X Elite は、AppleのM3チップよりも倍くらいの処理能力があると言われています。

クアルコムは、Androidスマホに搭載するCPUを開発していて、主に採用されているのが Snapdragon シリーズです。

今回の Snapdragon X シリーズは、新しく開発されたパソコン用のCPUとなります。

数値上は高く期待されていますが、 Intel Core 同様の使い方が可能なのかという点において、不安要素はあります。

ただ、それでも、Microsoft社だけでなく、Lenovo、HP、ASUSといった世界的なパソコンメーカーが Snapdragon X シリーズを採用しました。

今後、6月18日に発売してからどういう評価を受けるのか注目ですね。

○ Qualcomm(クアルコム)とは

アメリカに本社を置く、アメリカの移動体通信の通信技術や半導体の設計開発を行う企業です。

主に、Androidスマホに搭載するCPUである Snapdragon シリーズが人気となっています。

搭載している主なメーカーとして、

・サムスン

・Google

・OPPO(オッポ)

・Xiaomi(シャオミ)

・SHARP

・SONY

などがあります。

○ 第11世代 Surface Pro

今回新登場した Surface Pro は、第11世代 Surface Pro という名称となります。

Intel Core から Snapdragon に切り替えたことで、 Surface Pro 11 とは呼べなくなり、呼び方も変更されています。

新たな Surface Pro というように認識するのが良いでしょう。

第11世代 Surface Pro の性能

・発売日

2024年6月18日

・価格

207,680円(税込)~

・OS

Windows 11 Home

・CPU

Snapdragon X Elite

Snapdragon X Plus

・NPU

Qualcomm Hexagon

・グラフィック

Qualcomm Adreno GPU

・メモリ

16GB / 32GB (LPDDR5x RAM)

・ストレージ

256GB / 512GB / 1TB

・ディスプレイ

13インチ タッチスクリーン

OLED / LCD

解像度 2,880×1,920

・バッテリー駆動時間

最大14時間のローカルビデオ再生

・重量

895g

・Wi-Fi規格

Wi-Fi 7

・カラーバリエーション

サファイア / デューン / ブラック / プラチナ

・Microsoft Office

Office Home & Business 2021

*39Wの電源アダプターが同梱

*65WのPD急速充電に対応していますが、別売り

*キーボードは、別売り

・Surface Pro 9 との違い

① CPU

Intel Core か Snapdragon かの違いです。

処理能力は、Snapdragon の方があるみたいですが、ノートパソコンとしての使い勝手がどうなのかという点に注目です。

② 価格

性能は上がったとはいえ、最低金額が20万越えなので、少し手を出しづらくなっているノートパソコンと言えるでしょう。

③ キーボード

Surface Pro Flex キーボードが、新しく追加されました。

価格は少し高めですが、切り離しても利用できるキーボードとして、人気が出るのか注目です。

④ Wi-Fi規格

Wi-Fi規格が、今回から Wi-Fi 7 対応となりました。

固定ルーターを変えることで、通信速度が速くなり、安定するようになるため、Wi-Fi 7 を使える環境なら嬉しいポイントですね。

⑤ 新色のデューン

Pro 9では、カラーがフォレストというグリーンでしたが、デューンというピンクゴールドっぽいカラーへと変更されました。

サンドストーンのカラーにも似ていて、女性に人気が出そうですね。

・カラーバリエーションのご紹介

*サファイア

*デューン

*ブラック

*プラチナ

第11世代 Surface Pro のキーボード

・Surface Pro Flex キーボード

価格:80,080円(税込)

カラーバリエーション:ブラック / サファイア

・スリムペン付き Surface Pro キーボード

価格:45,320円(税込)

カラーバリエーション:サファイア / デューン / ブラック / プラチナ

・Surface Pro キーボード(スリムペン無し)

価格:24,090円(税込)

カラーバリエーション:ブラック

・キーボードの違い

Surface Pro Flex キーボードは、本体から切り離しても使えるという機能性を持っています。

そのため、80,080円(税込)というような価格帯となっています。

スリムペン付き Surface Pro キーボード・Surface Pro キーボード(スリムペン無し) は、前機種からの後継キーボードと言って良いでしょう。

前機種のキーボードとの違いは、流行りのAI機能である Copilot ボタンが新しく追加された点です。

全体的にみて、値上がりしていますね。

○ 第7世代 Surface Laptop

Surface Pro と同様に Intel Core から Snapdragon へと変更されたことで、呼び方が変わっています。

第7世代 Surface Laptop の性能

・発売日

2024年6月18日

・価格

207,680円(税込)~

・OS

Windows 11 Home

・CPU

Snapdragon X Elite

Snapdragon X Plus

・NPU

Qualcomm Hexagon

・グラフィック

Qualcomm Adreno GPU

・メモリ

16GB / 32GB (LPDDR5x RAM)

・ストレージ

256GB / 512GB / 1TB

・ディスプレイ

13.8インチ / 15インチ

HDRタッチスクリーン

13.8インチ 解像度 2,304×1,536

15インチ 解像度 2,496×1,664

・バッテリー駆動時間

13.8インチ 最大20時間のローカルビデオ再生

15インチ 最大22時間のローカルビデオ再生

・重量

13.8インチ 1.34Kg

15インチ 1.66Kg

・Wi-Fi規格

Wi-Fi 7

・カラーバリエーション

13.8インチ サファイア / デューン / ブラック / プラチナ

15インチ ブラック / プラチナ

・Microsoft Office

Office Home & Business 2021

*39Wの電源アダプターが同梱

*65WのPD急速充電に対応していますが、別売り

・Surface Laptop 5 との違い

① CPU

Surface Pro 同様に、CPUの違いにより、処理能力が上がっています。

② 価格

価格も Surface Pro 同様に、値上がりしています。

ノートパソコンで20万超えは、手を出しづらい要因にはなりそうですね。

③ スリムペンに非対応

Surface Pro では使えるスリムペンが、 Surface Laptop には非対応となっています。

ノートパソコンのため、ペンを使いたい方は少ないにしても非対応ではなくても良かったようには思いますね。

④ Wi-Fi規格

Wi-Fi規格は、Wi-Fi 7 ということで、インターネット通信が Wi-Fi 7 対応ルーターだと安定するようになっています。

⑤ 新色のデューン

13.8インチには、女性人気が高かったピンクゴールド色のサンドストーンから変更されて、新色のデューンというカラーが追加されています。

同じようなピンクゴールドっぽいカラーとなっていて、引き続き女性に人気のカラーとなりそうです。

・カラーバリエーション

*サファイア(13.8インチ)

*デューン(13.8インチ)

*ブラック(13.8インチ)

*プラチナ(13.8インチ)

*ブラック(15インチ)

*プラチナ(15インチ)

○ 注目すべき点

・CPU性能

Snapdragon X Elite / Plus へと変更したことで、どのような動きをするのかという点に注目です。

・価格

価格が20万円以上という金額のため、どれくらいの利用者が求めるのかという点に注目です。

・AI機能

Copilot PC と呼ばれるくらいAI機能を意識しているため、どれくらい機能性の活用が日常的に行えるのかに注目です。

・他社メーカーとの比較

HP・Lenovo・ASUSといった他社パソコンメーカーも6月18日に新機種を発売開始します。

どのメーカーの機種が人気となるのかが注目です。

Windows OS を開発しているというブランド力で、Microsoftが一歩リードかもしれません。

○ 買うべき!?

買うべきなのかということに対して、あくまでも個人的な考えではありますが、発売されてから1ヶ月~2ヶ月待ってみる方が良いかもしれません。

理由としては、新しいCPUが搭載された場合、動作の部分で不具合や使えない機能などが発覚しそうだからです。

実際に、新しいCPUを搭載したパソコンやスマホで不具合が起こっていることがよくあります。

もちろん、何も起こらず、高評価を得る可能性もありますが、価格が20万円以上ということもあり、慎重に購入すべきかと思います。

これまでは、各家電量販店にて先行で展示機を展開してくれることが多かったのですが、最近は、先行での展示を行っていないため、発売してから実機を触るというようになっています。

やっぱり、実際に動きを確認できないと不安要素は高まりますよね。

○ まとめ

Snapdragon を搭載した Microsoft Surface シリーズについてピックアップしました。

発売するまで楽しみで仕方ないですが、パソコンを買い替えるタイミングの方は、ちょうど買い替えを検討しても良いのではないでしょうか。

AppleのM3チップの倍の処理能力は、魅力的です。

ノートパソコンの新機種から目が離せない時期が来そうですね。

By ぱんだ

白黒うさぎを飼っている30代の独身男のぱんだです。 通信携帯業界に約10年以上携わったガジェット好き。 今後、通信系の経歴を活かし、情報発信やうさぎ、自分の趣味も数多くあり新しいお得な情報を分かりやすくお届けします。

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