ノートパソコンを買い替えを検討している方は、どの時期でもいます。
買い替えするときに、長く使えるようなパソコンを買いたいという方がほとんどでしょう。
今回は、そんな長く使いたいという方におすすめのメモリ容量(RAM)の選び方についてご紹介します。

ノートパソコンは、どれくらい使えるの?
ノートパソコンは、平均的には5年~6年ほどは使えるとされています。
ノートパソコン自体の性能は、数年前よりも上がっているため、実際には、7年~10年と使えている方はいると思います。
ただ、買い替えをしないといけないという方も多いでしょう。
なぜ、壊れていないけど買い替えを検討する必要があるのか?ということです。
理由は、
・Windows OSなどのOSのサポートが終了
5年~6年くらい使うと、OSのサポートが終了ということになったりします。
では、OSのバージョンアップをすれば良いんじゃないの?と思いますが、性能の都合上バージョンアップできなかったりします。
そのため、OSのサポートが終了することで、買い替えをせざる負えないということになります。
・性能が用途に見合っていない
パソコンを買った当初とパソコンで使う用途が変わり、性能が追いつかなくなった場合、買い替えを行うのが最善でしょう。
性能が見合わない場合にネックになるのが、「CPU」もしくは「メモリ容量(RAM)」です。
長く使うために、「CPU」と「メモリ容量(RAM)」については、用途を考えて選ぶのが良いでしょう。
○「CPU」とは
人間でいう「脳みそ」のことで、パソコンのハードウェアやソフトウェアに対して指示を出す司令塔のようなものです。
CPU性能が高ければ高いほど、処理能力は上がります。
○「メモリ容量(RAM)」とは
メモリ容量は、RAM容量とも呼ばれていますが、同時に処理を行うためのスペースのことです。
よくデスクワークを行う「机の広さ」などと例えられています。
メモリ容量が大きくなることで、多くのソフトウェアを同時に開くことができたり、大量のデータを処理することができたりします。
メモリ容量(RAM)の選び方
「CPU」と「メモリ容量(RAM)」が重要とお伝えしました。
今回は、テーマは、メモリ容量(RAM)の選び方なので、メモリ容量の選び方についてご紹介します。
「CPU」については、今後ご紹介していきますので、楽しみにしていてください。
*メモリ容量(RAM)=メモリと省略していきます。
○メモリの選び方
メモリを選ぶ上で、基準となる容量は、「8GB」です。
「8GB」の下の容量は、「4GB」があります。
ただ、「4GB」というメモリを搭載したノートパソコンは、選ぶのは基本的にやめておいた方が良いでしょう。
理由は、処理速度が遅いからということです。
Webブラウザの1ページに数十秒かかったらイライラしてしまいますよね?
そんなイメージです。
では、容量を選ぶ選択肢となるのは、「8GB」・「16GB」・「32GB」です。
「32GB」あれば良いのですが、一般的には、メモリ「32GB」を搭載したノートパソコンを買う方は少ないでしょう。
理由は、ノートパソコンの価格が高くなるからです。
例えば、「iPhone 15 Pro Max」の1番価格の高いモデルを買っているようなイメージです。
価格帯は、25万円以上~という感じです。
おそらく、建築、ゲームなどの専門の仕事をされている方以外は必要のない性能でしょう。
そのため、「32GB」を選ぶ方は限られています。
ということで、残りは、「8GB」と「16GB」となります。
○メモリ「8GB」と「16GB」のどっちがいいの?
まず、「8GB」と「16GB」でノートパソコンの価格差をご紹介しましょう。
価格差は、2万円~3万円ほどで、「16GB」の方が少し価格が高くなります。
あとは、ノートパソコンが軽量なのか、CPUはどれくらいのものなのかなどによって、総額の価格は変動します。
おすすめは、「16GB」です。
理由は、長期利用を考えると、OSのバージョンアップにも対応しやすいため、長期利用が見込めるという点からです。
では、メモリ「8GB」は、どういう方なら問題ないのかという点です。
【メモリ「8GB」でも問題ない方】
・事務処理のみの方
お仕事利用でもプライベート利用でもMicrosoft OfficeのWord・Excel・PowerPointといったいわゆる事務処理のみの場合だと、メモリ「8GB」あれば問題なく利用できます。
・学生の方
小学校~大学生までの方は、メモリ「8GB」で問題なく利用できます。
大学生の方は、文系なら基本的には、問題ないでしょう。
ただ、専門学科の方や理系の方は、学校側の指定の性能を参考にしましょう。
・ネットサーフィン、動画視聴、年賀状ソフトなどのライトユーザーの方
ノートパソコンをライトに使われている方は、メモリ「8GB」で十分です。
スマホでいう電話するだけ・Google検索しかしない・動画視聴しかしない・LINEできれば良いなどのようなライトな方です。
【メモリ「16GB」の方が良い方】
メモリ「8GB」で問題ないような方でもメモリ「16GB」あれば良いということには変わりません。
ただ、そんな中でも「16GB」の方が良いという方もご紹介しておきます。
・動画編集する方
YouTubeも流行っていて、動画編集をしたい、動画編集をしているという方は、メモリ「16GB」は必要です。
・Web会議での画面共有を頻繫にする方
Web会議のみという場合は、メモリ「8GB」で問題ないでしょう。
ただ、Web会議の中で、Excelファイルなどのファイルデータを共有しながら長時間会議するような方は、メモリ「16GB」を選んだ方が良いでしょう。
・外部ソフトをインストールして使う方
イラストレーターやデザイナーの方は、別途で、ソフトをインストールして利用していきます。
そういった外部ソフトをインストールして使う場合、多少なりとも専門分野のソフトとなることが多いため、メモリ「16GB」を推奨していることが多くあります。
まとめ
メモリは、「8GB」以上あれば使えます。
ただ、長期利用を検討するならメモリ「16GB」の方がおすすめです。
あとは、ご予算が問題ないのかどうかです。
「16GB」以上でも長期利用は、見込めます。
もちろん、「32GB」が欲しいという場合、処理速度は上がりますし、快適だとは思います。
ただ、ご予算が合えば購入を検討してみても良いのではないでしょうかという感じです。
まずは、ノートパソコンでの用途を定めてから、ご予算とパソコンの性能を決めていくのが選ぶ手順となるでしょう。