うさぎは、いつも通り過ごしていても、ケガをすることはあります。
部屋の中には、ケガをする可能性があるものがいくつかあります。
今回は、ケガの原因・症状・予防方法などをご紹介していきます。

うさぎは、どんなケガをするの?
うさぎのケガは、
・脱臼
・骨折
・ソアホック(足裏の皮膚炎)
の3つくらいでしょう。
そのほかは、どちらかと言えば、病気と言われる部類に入ります。
○脱臼・骨折はどんなときになるの?
脱臼・骨折は、人だとある程度の重い重量が体へと重なったりしないと、なることは少ないでしょう。
ただ、うさぎの場合、骨が強いのかというと、人・犬・猫などに比べても弱い動物になります。
そのため、ちょっとした衝撃で、脱臼したり、骨折してしまうこともあるということです。
脱臼・骨折は、
・少し高い場所から飛び降りたとき
・爪や足が布などの衣類に引っかかったりしたとき
・抱っこをしたとき
・爪切りをしているときに暴れているとき
などがあります。
○ソアホックはどんなときになるの?
ソアホックは、足裏の皮膚炎なので、ケガというより皮膚炎なので、病気の方が合っているかもしれません。
うさぎの足裏は、毛がクッションとなって足裏を守っていますが、硬い場所に飛び降りたりしていると、毛がクッション性を失い、皮膚へと影響を与えます。
そうなると、皮膚が赤く腫れあがり、歩くことも難しくなったりします。
ソアホックは、
・活動場所に硬い地面が多いとき
・体重が重くなりすぎているとき
・うさぎの品種により、足裏の毛が短毛種の場合に多い(ミニレッキスなど)
などのときに、起こりやすくなります。
ケガをしたときの症状はどんなものなの?
うさぎは、ケガをしたときに声帯がないため、声を出して飼い主さんに教えることができません。
そのため、しぐさで表現していきます。
【ケガをしたときのしぐさ】
・体を丸めてうずくまる
・足を引きずる
・ご飯を食べなくなる
といったような表現をしてきます。
飼い主さんは、うさぎを日々見ていると思うので、できる限り気づいてあげましょう。
脱臼・骨折の場合の治療法はどんなことをするの?
○脱臼の場合
レントゲン検査を行い、軽傷かどうかを判断します。
軽傷の場合は、そのまま安静にしてもらい様子を見るということになります。
治療が必要な場合、脱臼した骨を元の箇所に整復し、痛み止めなどの薬を投与したりして、対処していきます。
○骨折の場合
骨折の場合、手術をしたり、骨折した箇所を固定してギブスを付けたり、自然に治癒されるの待つというのもあります。
骨折の場合だと、人と対応する内容に変わりはないですね。
ケガへの予防方法は?
○クッション性のあるものを揃える
・高いところから降りる場所
ベッドから飛び降りたりするうさぎもいるでしょう。
ベッドから飛び降りた際の下にあるカーペットなどの敷いているものにクッション性があるものを準備してあげたりするとケガへの予防となります。
・ケージ内のもの
ケージ内にもできれば、クッション性のあるようにしてあげると良いでしょう。
ケージ内にロフトがある場合、飛び降りたり登ったりを繰り返すので、体への影響はあります。
○部屋んぽ中には注意しましょう
・いきなりダッシュ
うさぎは、いきなりダッシュします。
そのときに、飼い主さんに当たってくることもあります。
その衝撃でケガをすることもあります。
・知らないうちに横にいる
うさぎは、静かに音を出さずに過ごすことが多いです。
部屋んぽしているときに、知らないうちに横にいて、飼い主さんが少し踏みそうになったりすることもあります。
部屋んぽ中は、うさぎのことを見てあげましょう。
○抱っこするとき
・抱っこするときは、低い場所で行いましょう
抱っこするときに、うさぎは、暴れたりします。
何かしら、飼い主さんから逃げるためにあがくのです。
うさぎが、噛んだり、足で蹴ったりして、逃げた場合、高い位置だとケガをしてしまいます。
そのため、抱っこする場合は、低い位置で、行いましょう。
まとめ
うさぎのケガについてご紹介しました。
私と一緒に過ごしているパンダもベッドで飛び回って落ちることがあります。
念の為、ベッドの下付近にはクッション性のあるものを置いているので、ケガを予防はできそうですが、あくまでも可能性の話です。
ケガをしてしまうと、うさぎの命に関わることもあるので、できる限りの予防対策はしていきましょう。