2023年も各携帯会社で、変化がありました。
2023年の携帯会社は、どのような動きをしてきたのかをまとめていきます。
そして、2024年は、どんな変化を見せていくのかを考えていきましょう。

2023年の各携帯会社の変化
携帯会社も契約者を増やすため、維持するために色んな対応をしてきます。
そんな対応の変化を見ていきましょう。
○買い替えプログラム
各携帯会社で、機種購入を勧めるにあたって、一押しにされていたのが「買い替えプログラム」です。
48回の分割を組み、24ヶ月~25ヶ月目までに返却をすれば、25回目以降の残金を免除するというものです。
機種の2年置きの買い替えに手間と捉えない方には、おすすめのプログラムです。
この買い替えプログラムが、2023年の年間通して、押された理由は、ものの値上がりの影響です。
スマホも例外ではなく、どんな性能の機種でも1万円~2万円の値上がりが行われています。
そのため、機種を安く買おうという利用者側の視点をうまく抑えたのが、買い替えプログラムです。
例えば、「実質24円」などのように、返却すること前提の金額により、機種変更の数を増やしたというのがトピックスになりました。
○ポイント投資
各携帯会社で取り扱っているポイント還元率を上げることで、総合的な還元率を上げたという料金プランに変更してきました。
ドコモ: dポイント
au: au PAYポイント
ソフトバンク: PayPayポイント
楽天モバイル: 楽天ポイント
といったように、各社のポイントの還元率を上げることで、総合的にお得に見せるという動きに変わりました。
auのスマ活プラン、ソフトバンクのペイトクプランは、まさにそのポイントをうまく活用したプランです。
ポイント還元率を上げることに至った経緯は、値引きなどの還元金額が定まっているからです。
値引きなどの他に得してもらうための動きが、ポイント還元率のアップということです。
○サブブランドの活用
2023年に入り、サブブランドを活用することが活発に行われました。
ドコモ: ahamo(アハモ) ・ irumo(イルモ)
au: povo(ポヴォ) ・ UQモバイル
ソフトバンク: LINEMO ・ ワイモバイル
の3社のサブブランドの料金プランを変更して、各社の中での区分けを行い、利用者を同じ会社内で携帯番号を動かすという動きに変わりました。
例えば、ドコモのeximo(エクシモ)を契約している方が他社に乗り換えるのではなく、irumo(イルモ)に乗り換えてもらい、結果として、ドコモに残るという流れです。
auなら、auのスマ活プランを契約している方が、格安のプランの方が良いとなった場合に、UQモバイルに乗り換えてもらい、auに残すという流れです。
ソフトバンクなら、ソフトバンクのペイトクプランからワイモバイルに乗り換えてもらい、ソフトバンクで残すという流れです。
格安SIMへの対抗もできて、携帯会社内で利用者数を維持するという何とも計画的な動きを取るように変化してきました。
○楽天モバイルの「プラチナバンド」を獲得
2023年10月に、楽天モバイルが念願の「プラチナバンド」を獲得しました。
携帯キャリアの4社目としての大きな前進となる出来事でした。
楽天モバイルは、MNOという携帯キャリアとして始まったときから「プラチナバンド」の獲得について言及してきました。
それが、やっと叶ったというのは、嬉しいことですね。
ただ、「プラチナバンド」の提供は、あと数年かかる見込みとなっていて、どう改善されていくのかが注目されています。
携帯キャリアの4社の中では、結構大きなトピックスだったでしょう。
2024年は、どんな変化を見せていくのでしょうか
2024年に注目されそうなことをピックアップしていきましょう。
○スマホの価格
2023年は、値上がりの年と言えるくらい値上がりをし続けました。
2024年になり、値上がりが止まるのか、それとも、2023年に引き続き値上がり続けるのかという点が注目ですね。
○スマホの売れ行き
先ほど紹介した「買い替えプログラム」ですが、2024年に入り、スマホの売れ行きを上げ続けるのかについて注目したいところです。
少しずつですが、スマホの売れ行きは下降線をたどっています。
理由は、スマホが高額になり、性能も上がり、バッテリーの耐久性も上がり、3年~4年使えるスマホが普及していることです。
そのため、スマホを買い替える理由がなくなり、スマホが売れなくならないのか?ということに注目したいということです。
○各社の料金プラン
料金プランは、毎年、何かしらの変化が生まれます。
先ほどご紹介した通り、2023年は、ポイント還元率をアップです。
2024年は、どんなところに焦点を置いた料金プランにしてくるのか注目したいところですね。
○キャンペーン
国からの規制により、スマホに対しての値引きや還元金額が制限されています。
そのため、ポイント還元率を上げたりしている訳ですが、2024年になり、どのようにして、キャンペーンという打ち出しをしてくるのかが注目です。
固定のインターネット回線を絡めてくるのか、各社電気サービスを絡めてくるのかなどを注目しましょう。
○楽天モバイルの躍進
先ほどご紹介した「プラチナバンド」の獲得により、契約者数をぐーんっと伸ばしている楽天モバイルが、どのように躍進していくのかが注目です。
楽天モバイルの大きなデメリットである電波を改善できるということで、契約者数を急激に増やしています。
ただ、電波改善された際に、料金プランを値上げする可能性が高いというのはあります。
そういった、話題の尽きない楽天モバイルを注目していきましょう。
まとめ
2023年の変化と2024年にどんな変化がありそうかということをまとめていきました。
携帯キャリアの動きは、ガジェット関連が好きな人にとっては、かなり面白い内容です。
2023年は、トピックスが多い1年でしたね。
2024年は、2023年以上にトピックスが増えることと、良いニュースがピックアップされるようになればいいですね。