うさぎを飼っていると、たま~に、うさぎから噛まれることはあります。
ただ、その噛まれたというのが、甘嚙みか本嚙みかで、かなり変わります。
今回は、ペットのうさぎの噛み癖の対策はあるのかという点と甘嚙みと本嚙みの違いをお伝えしていきます。
○うさぎの噛み癖
噛み癖がついているうさぎはいます。
本能的に行ううさぎもいれば、飼い主さんとのコミュニケーションとして噛んでいるうさぎもいます。
うさぎが、話せるわけでもないので、明確な噛み癖理由は分かりません。
ただ、噛まないようにと、対策は取れます。
【噛み癖対策】
・「ダメッ」と諭す
叩いたりするのは、絶対やってはいけないですが、なでてあげながら、うさぎに「ダメなんだよ」と優しく諭してあげるのが良いでしょう。
・かじり木などを噛んで発散
ペット用品で、かじり木やおもちゃを準備してあげて、思う存分噛んで遊んでもらいましょう。
ストレスが溜まって、ケージなどの硬いものをずっと嚙んでしまい、歯が欠けたりなどすることの方が問題があるので、噛んでも良いものを準備してうさぎに楽しんでもらいましょう。
・部屋んぽの時間
毎日部屋んぽの時間を作りましょう。
どういうことかいうと、ストレスを溜めないように、毎日30分だけなどと、部屋んぽをさせて、ケージで我慢した分を発散して遊んでもらいましょう。
うさぎは、飼い主さんの行動を見ていて、遊んでくれる時間もだいたい分かっています。
そんなタイミングで、飼い主さんが遊んでくれないと、ストレスを溜め込んでいきます。
うさぎへの気遣いも大切ですよということですね。
○うさぎが噛んでくるときの気持ち
うさぎが突然噛むときはあります。
そんな突然噛むうさぎの気持ちを想像してみましょう。
・もっとちゃんと可愛がってほしい
なで方が適当だったり、なでる場所がなでてほしいところと違うと噛んだりします。
ただ、うさぎが顔を沈めて、目を細めてなでられていると、なでてもらってリラックスモード全開です。
噛まれる前に、うさぎのリラックスモードを勝ち取りましょう。
・うさぎの年齢
うさぎが生後3ヶ月~4ヶ月頃から人間でいう思春期になります。
ちょっとグレてしまっているタイミングの時期に、突然噛んだり、おしっこを飛ばしたり、マウンティングの行動をしたりと、若さゆえの行動をとることもあります。
ただ、それでもすべての行動を許すのではなく、ゆっくりと、ダメなことはダメという風に、伝えていきましょう。
・生まれ持ったもの
生まれ持った性格という個性から噛み癖がついている可能性もあります。
本能的には、嚙み癖があっても不思議ではないですが、ペットとして飼ううさぎは、生まれてから人に育てられているのもあり、野生の本能だけが勝つというのはあまりないとは思います。
ただ、もし本能的に噛み癖があるとすると、噛み癖を直していくのは、なかなか難しいことではあるかもしれません。
○甘嚙みと本嚙みの違い
・甘噛み
甘嚙みは、うさぎからのコミュニケーションの1つです。
軽く「パクッ」というような噛み方で、気づいてほしいという気持ちの表現の仕方です。
「遊んでほしい」「なでてほしい」というように、うさぎからのアプローチのことが多いです。
あとは、情報収集のために、甘噛みする性格のうさぎもいます。
その場合は、甘噛みしたら危ないようなものはうさぎの行動範囲にはいれないようにしましょう。
・本嚙み
本嚙みは、そのままの通りで、本気で噛むことです。
本嚙みするときの理由は、縄張りを荒らしたり、うさぎが怖がるようなことをしたり、飼い主さんからほかの動物や普段しないようなニオイがする場合に、本嚙みしたりします。
簡潔に言うと、怒らしてしまったということですね。
うさぎを怒らせないようにしましょう。
・甘嚙みと本嚙みとの力の差
甘噛みは、「パクッ」というように軽い感じです。
本嚙みは、「ガブッ」と力を込めて思いっきり噛む感じです。
甘嚙みは、傷跡はほんのちょっと赤くなるような程度ですが、本嚙みは、しっかりと流血したりします。
ペットを単独で飼っている方は、本嚙みされることは、ほとんどないと思います。
多頭飼いしている方は、うさぎの縄張り争いもあるため、縄張り争い中にうさぎを怒らせてしまっているときに、本嚙みされることはあります、
うさぎのことをよく観察してあげることが大切ですね。
○しつけをするときの注意点
・暴力はダメ
人間でも一緒ですが、叩かれたりして、しつけをするのは良くありません。
萎縮してしまい、逆に、噛み癖がひどくなります。
・何か噛むための代替え品
噛み癖がある場合、噛むこと自体をなくそうとすると、余計にひどくなります。
何かいっぱい噛んで噛みまくってくれるものを準備してあげましょう。
うさぎの歯は、牧草を嚙んだり、かじり木を噛んだりして、歯を削ることで、不正咬合などの病気を防止しています。
噛まないようにするという選択をしないようにしましょう。
○まとめ
甘噛みは、今でもよくあるしぐさです。
逆に、喜べる行動のように思えますね。
本嚙みは、ペットのうさぎの場合は、ほとんど見られない光景かもしれません。
うさぎとのコミュニケーションをしっかりと取っていればほとんどない行動なので、毎日うさぎとのコミュニケーションを取る時間を作ってあげることが大切ですね。