うさぎと暮らしていると、前足、後ろ足、しっぽの動きが常々に動いているのがよく分かります。
今回は、前足、後ろ足、しっぽを使ったうさぎの不機嫌・お手入れ・情報収集のしぐさをまとめていきます。

不機嫌なしぐさ
○足ダン
○前足パンチ
○足をけり上げる
○うさキック
○足ダン

足ダンは、後ろ足で地面を「ダンッダンッ」って叩くしぐさです。
足ダンをするときは、うさぎの不愉快だと表すしぐさとされています。
野生のうさぎは、足ダンを「警戒警報」として利用しているしぐさです。
野生での本能により、足ダンするペットのうさぎもいるので、すべてが不機嫌ということではないです。
もし、うさぎがケージから出る口実にしていると思われる場合は、要求を簡単に飲まず、無理なことは無理とちゃんとしつけをするのがおすすめです。
○前足パンチ

仲良くしている飼い主さんでもケージの中に手をやるといきなり前足でパンチされることはあります。
なわばりに入ってきた侵入者への対応です。
飼い主さんは、慌てずに、対応しましょう。
前足パンチで足ダンと同様にわがままが通るということを感じると、常に前足パンチを行うようになるので、うさぎのわがままは、聞かずに毅然と対応しましょう。
○足をけり上げる

うさぎは、抱っこや爪切り、ブラッシングなどの野生ではされないことが苦手です。
そういった苦手なことをされたことから解放されたときに、うっぷん晴らしのように「足をけり上げる」という行動を行います。
言い換えれば、子供が嫌なことをされたりして拗ねちゃったときと同様の状態と思いましょう。
そのため、時間が経てばもとに戻ってくれるでしょう。
○うさキック

足をけり上げるのとは違い、とにかく、その場から逃げるための行動、それが「うさキック」です。
うさぎも生きるために必死なので、結構強烈なキックが飛び出します。
当たると結構痛いので、蹴られないように注意しましょう。
抱っこの際に暴れすぎるときに、うさぎを力いっぱいで抱っこをしないようにしましょう。
もしかしたら、うさぎの骨や内臓に影響があることもあるので、無理やりすぎるということがないようにしてくださいね。
お手入れのしぐさ
○前足をパンパンとする
○体をなめる
○顔を洗う
○耳のお手入れ
○前足をパンパンとする

野生のうさぎは、当然ですが外を走り回ります。
そうすると、前足、後ろ足が汚れます。
その汚れた足の砂を払ったりとしているしぐさが、「前足をパンパン」です。
その行動がそのままペットのうさぎにも残っていて、体をお手入れをする前に、「前足をパンパン」として、手をきれいにしているのです。
人が自宅に外から帰ってきたときに、手洗い、うがいをするのと一緒のことですね。
○体をなめる

うさぎが、体をなめるのは、においで敵に居場所を知られないように、体のにおいを取り除くために行っています。
体を常にお手入れするため、うさぎはほとんど無臭なんです。
○顔を洗う
「前足をパンパン」として、顔を洗います。
前足に唾液をつけて、体を抗菌、消臭をおこなっています。
特に、鼻に対しては敏感で、何かのにおいを嗅いだ後は、すぐにお手入れを行います。
鼻が常に効く状態にしとくのがうさぎにとっては、鉄則なんですね。
○耳のお手入れ

耳はうさぎにとって、重要な器官です。
うさぎのトレードマークでもある耳により、敵を察知したりして、身を守ります。
そのため、耳へのお手入れは重点的に常に行われます。
体、鼻、耳といったすぐにお手入れ必要?と思うかもしれないですが、うさぎにとっては、少しのミスが命取りになるという野生の本能があります。
生きるためには、体の準備が必要ということですね。
しっぽのしぐさ
○しっぽを上げる
○しっぽを振る
○しっぽを上げる

しっぽを上げるとどういう状態かというと、においや音を察知して、危険をまわりに知らせたりしている状態です。
しっぽを下げると、危険がないんだと分かったことで、脱力して下げています。
発情期には、オスがメスに求愛しているときには、しっぽは上がります。
多頭飼いしている方は、注意しましょう。
○しっぽを振る
しっぽを振っているときは、うさぎは情報収集中です。
そんな情報収集中に、しっぽを触ったり、うさぎと遊ぼうとすると逃げようとします。
においを嗅いで情報を拾っているのに、邪魔しないでよというのが、うさぎの気持ちです。
ただ、情報収集中だけでなく、好きな食べ物をもらうときにもしっぽを振ったりします。
気持ちが嬉しいとき、テンションが上がったりしたときにもしっぽを振るということですね。
【まとめ】
うさぎの前足、後ろ足、しっぽに関するしぐさをご紹介しました。
うさぎは、野生の本能により、行動しているしぐさもあるので、このしぐさは不機嫌というように、絶対ということではありません。
ただ、ある程度は当てはまることなので、うさぎの気持ちを少しでも汲み取り、うまくコミュニケーションを取れれば、毎日が楽しくなります。
ぜひ、みなさんもうさぎライフを楽しんでくださいね。