うさぎの鼻はどんな役割があるのかと気になった方はいると思います。
ペットでうさぎを飼っている方は、特に気になる部分ではないでしょうか。
なぜなら、うさぎと遊んだり、うさぎにご飯をあげたり、うさぎが座っているときでも、常に動いているのを見ているからです。
では、どんな役割があるのでしょうか。
〇うさぎの鼻の役割とは?
うさぎの鼻は、犬や猫と同じように、情報収集に使われています。
鼻をひくひくと動かしながら周囲のにおいをかぎ分けていて、敵がいないのかなどの情報を得ているのです。
うさぎの鼻は、スリット状になっていて、鼻と口のまわりが発達しているため、鼻孔を開けたり閉じたりできるのです。
嗅覚には、とても優れていて、においを感じる細胞の数は、1億ほどと言われています。
人間のにおい感じる細胞は、1000万と言われているため、約10倍の嗅覚を持っているということですね。
〇うさぎの鼻の特徴は?
うさぎの鼻の特徴は、ひくひくしていることです。
犬や猫は、口で呼吸したりとします。
うさぎは、鼻です。
理由は、うさぎには、声帯がなく、鼻で音を出したり、呼吸しているからです。
そのため、うさぎの鼻が思うように使えなくなると、うさぎの体調は悪くなります。
うさぎの鼻のひくひくしているのが、「速いとき」と「遅いとき」があります。
うさぎの体調を知るしぐさにもなるので、良かったらチェックしてみてください。
・鼻のひくひくが速いとき
警戒しているときに速くなります。
天敵に狙われている感じておびえている場合や新しいにおいが出てきて「何のにおいだろう?自分に危害はないのかな?」というように情報収集しているときもひくひくが速くなります。
ひくひくが速くなるとき
・新しいにおいがある
・体温の上昇時(熱中症に注意です)
・大きな音がしたりする
・病院に行ったりしたとき
・抱っこされているとき
などなど
・鼻のひくひくが遅くなるとき
リラックスしているときや寝ているときです。
警戒せずに過ごせている証拠ではあります。
全く動かなくなったときの時間が長すぎる場合は、体調が悪くないのかな?という風にうさぎのリラックスタイムを邪魔しないようにチェックしてあげてください。
ひくひくが遅くなるとき
・リラックスしている
・寝ているとき
・なでられているとき
・警戒していない
・安心していて耳がペタンとなっている
などなど
⇩ なでられて鼻をひくひくしています。
〇「ぶっ」「ぶー」などの音
うさぎは、声帯がなく、しぐさや音で表現します。
その中で、「ぶっ」「ぶー」などの音は、鼻で行っています。
鼻の奥の方で、鳴らしている仕組みになっているのです。
ちなみに、「ぶっ」っと低い音を出しているときは、だいたい怒っているときです。
少し高めに、「ぶーぶー」と走りまわったり、飼い主さんにアプローチしているときは、楽しいとき、嬉しいときのしぐさです。
鼻のしぐさからうさぎの気持ちを読み取れるんですね。
〇うさぎの鼻の病気はどんな病気があるの?
うさぎの鼻の病気は、主には、「スナッフル」という症状です。
・スナッフル
スナッフルは、病気というよりは、症状と言っていいでしょう。
人間でいうと「鼻炎」や「花粉症」みたいな感じではないでしょうか。
症状として、
・くしゃみが出る
・鼻水
・息がつまる
・鼻息が荒い
などです。
症状的にも風邪のひき始めというような症状です。
ただ、注意をしないといけないのは、最初の症状なら良いのですが、症状が悪化すると、粘り気のある鼻汁が出るようになり、呼吸をするたびに、「ズーズー」「ぐしゅぐしゅ」などといったいつもとは違う音を出し始めます。
パスツレラ菌や黄色ブドウ球菌などの細菌感染によって起こり、違う病気へと発展する恐れがあります。
特に、パスツレラ菌は、うさぎの体内に持っています。
うさぎの免疫力が低下してから菌が悪さをすることがあります。
そのときに、スナッフルにつながったりするのです。
スナッフルだけなら良いのですが、肺炎、皮膚炎、結膜炎、斜頸などの病気に発展する場合もあるため、少しのことでもきになったら、病院に連れていき、症状の悪化を防ぐようにしましょう。
スナッフルの対策
・室内の気温、湿度調節を行う
・多頭飼いしている場合は、感染しているうさぎがいれば、隔離する
・飼い主さんは、うさぎとの直接口や傷口に触れないようにする(人にも感染へとつながることがあります)
・初期症状でも病院へ連れていく
・ケージ内の毎日の清掃
などなど
〇まとめ
うさぎの鼻は、うさぎの気持ちを知る良いバロメーターになっているような気がします。
ひくひくしているのをうさぎの飼い始めのときは、大丈夫かな?と心配になったりする方もいるでしょう。
ひくひくすることが悪いのではなく、ひくひくの速度によって機嫌も体調も変わってくるので、うさぎをみるということが大事ですね。
うさぎが病気につながらないようにするためにも、日々のうさぎとのコミュニケーションを大事にしていきましょう。
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