はじめまして、携帯通信業10年以上経験しているぱんだです。
今回は、携帯電話の歴史を解説します。
解説理由としては、今スマホは当たり前だと思います。
ただ、約30年前はスマホを使うことになるとは思ってもみなかったです。
ちょっとした前のことをふと思い返すことはないでしょうか。
携帯業界に携わることで、携帯電話の根本はなんだったのか気になり書いてみました。
少しでも携帯電話の歴史に興味を持ち、目を通してみてください。
目次
■通信回線の歴史
■携帯会社のプランの歴史
■まとめ
■通信回線の歴史
1G(第1世代移動通信システム)
:初めて実用化したアナログ方式の携帯電話に採用された移動通信システムのことです。
2G(第2世代移動通信システム)
:1G(第1世代移動通信システム)の次に登場したデジタル方式の移動通信システムのことです。
3G(第3世代移動通信システム)
:1G、2Gの次に登場した第3世代目のデジタル携帯電話の通信方式のことです。
4G(第4世代移動通信システム)
:第4世代目に登場したデジタル携帯電話の通信方式のことで、高速のデータ通信ができる回線です。
5G(第5世代移動通信システム)
:第5世代目に登場したデジタル携帯電話の通信方式のことで、「高速」「大容量」「低遅延」として使用できる回線です。
◆1G、2Gはどのようなものか
1Gは、
アナログ方式で、電話だけができるというものでした。「ショルダーバッグ」のように、肩にかけて持ち運ぶというものでした。
2Gは、
デジタル方式のシステムに更新され、メールやインターネットもできるようになりました。
◆3Gはどのようなものか
4Gや5Gが今あるのは、3Gがあってこそというくらい画期的な回線でした。
3Gは、デジタル方式で、電話、インターネット、メールなど、現代でみなさんが行っていることができるようになった回線です。
3G回線が開発されてから、ガラケーが流行になり、その後、iPhone3G、3Gs、4、4sと有名なiPhoneが使えるようになるまで、使用されていたものです。
◆4Gはどのようなものか
4Gは、高速通信回線で、3G比較しても、快適な通信速度で、日常的に使用できる回線です。
3G回線もそうだったのですが、4G回線の提供開始直後は、全国的に電波をカバーできておらず、どこの携帯電話会社も4Gが繋がりづらく、不評ではありました。
ただ、4G回線が提供されて、1年程度で、徐々に、評価を集めて、4G回線がないと困る時代となりました。
LTEは、3.9世代と言い、4Gよりもほんの少し世代が前の回線を言います。厳密に言うと違うのですが、分かりづらいので、まとめて4GLTEと呼んだりされています。
◆5Gはどのようなものか
5Gは、「高速大容量」「低遅延」「多数同時接続」といったように、携帯回線でWi-Fi環境と同様のことができる回線です。
VR機能、AI機能、自動車の自動運転など、5Gの普及により、ITの発展にはかかせないものとなっています。
5Gは、現在(2022年)ではまだエリアが普及しきっておらず、都市部の提供しかできておりません。以前の4Gと同様、提供エリアが拡大し、全国カバーされれば、4G回線を忘れるくらい快適な日常生活が待っていると思います。
■携帯会社のプランの歴史
①1990年代のショルダーバッグフォンの時は、毎月の基本使用料は17,000円、通話料は10円/6.5秒が掛かりました。今のプランと違い、基本料金は高く、1回の通話料も高めとなってました。
別途で、保証金20万かかったり、新規加入手数料45,800円かかるなど今では考えられないほど費用がかかりました。
②1994年に携帯電話を「お買い上げ制」がスタートし、携帯電話を買い取るという販売方法が普及します。プランは基本使用料9,500円で、通話料は従量制でした。
③1999年から「基本料金+パケット通信料」となり、通信料も上限があり、最大料金も比較的に抑えられるようになりました。通話は、従量制です。
④2008年にiPhone3Gが登場し、画期的なプランへと変貌します。ソフトバンクが提供した、ホワイトプランが話題となりました。
「基本料金+パケット定額料金+機種代金の月々割」という機種代金を実質0円で購入できるというプランが開始したことにより、一気にスマホが普及し始めます。
月々割とは、パケット定額料金から機種代金分を差し引きする割引き。
例、通信料5,000円 機種代2,000円×24回 月々割2,000円×24回 の場合
5,000円ー2,000円=通信料3,000円 +機種代2,000×24回 =通信料+機種代で毎月5,000円(実質0円)
となります。
⑤2014年からは、「カケホーダイ」が開始となり、
「かけ放題基本料+パケット定額料+web接続料(300円)+月々割」となり、通話し放題によって快適に通話を行えるようになりました
⑥2019年に、プランと機種代を分けて提供しないといけないようにルール変更がありました。
「通話プラン+通信料プラン+機種代」となり、通信料を使用しない方が料金を安く利用できるように変化しました。
実質0円が禁止となり、キャンペーンも22,000円還元までなど、法律上定められており、キャッシュバックでお得になるという時代に終止符が打たれることとなりました。
【まとめ】
携帯電話の歴史をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
どの時代の頃から携帯電話に触れ、どのプランから使用されてきたのか振り返ってみたら意外と盛り上がるかもしれません。
現代の流れは、通信料は、安くなり、0円~使用できるようになったりと、お財布に優しくなってきています。
携帯会社を変える際の解約金も撤廃され、乗り換えもしやすくなっているので、今一度、携帯料金を見直してみてはいかがでしょうか。
最後に、歴史を振り返ることで、今がどれだけ良くなっているのか理解することもできるので、暇な時にでも携帯電話に興味を持ってもらえる嬉しく思います。
では、楽しいスマホライフをお送りください。