最近では、ペットとして、うさぎを迎え入れて飼育している方は年々増加しています。
犬と猫の次は、うさぎと言っても良いのではないでしょうか。
そんなうさぎをペットとして自宅に迎え入れたあとに起こるのが、うさぎのわがままタイムです。
2ヶ月~3ヶ月ほど経つと、自宅に慣れてきて、飼い主さんへどこまでのわがままが通用するのか試し始めます。
わがままを許していくと、うさぎは、どんどん言うことを聞いてくれなくなります。
今回は、わがままをどのように対処していくのかというのを簡潔にまとめていきます。

〇困った行動をうまく対処するためのポイントとは?
・飼育環境
困った行動を起こす理由はあるはずです。
例えば、飼育環境にストレスが感じることがあるのかもしれません。
どんなときにうさぎ困った行動を起こし、ストレスを感じたりしているのかをよく見てみましょう。
そうすれば自ずと、うさぎがどう感じているのかを少しずつ分かり始めます。
・専門家への相談
手に負えないなと思ったときは、すぐに専門家へと相談しましょう。
例えば、病院に連れて行ったり、専門店のスタッフさんに飼育方法などを聞いてみたり、SNSを使って、経験のある飼い主さん向けへと質問してみたりといった対処法です。
分からないときは、聞く姿勢も大事です。
・去勢、避妊手術
精神的に不安定になる場合、去勢、避妊手術をしたときに、落ち着くこともあります。
もし去勢、避妊手術を行っておらず、一度受けてみるかを検討してみる場合は、事前に手術するときの費用や日数などを調べておきましょう。

〇困った行動とは?
困った行動とは、どんなことがあるのかまとめていきましょう。
だいたい、自宅に迎え入れてから2ヶ月~4ヶ月、5ヶ月くらいに困った行動を起こし始めます。
①触ったり、抱っこしようとすること嫌がる
野生の本能的に、テリトリーを守ろうとするようになっているということが考えられます。
触るのを嫌がる場合は、換毛期のブラッシングや普段の健康チェックを行いづらくなります。
そのまま放置していると、わがままなうさぎがどんどん手に負えなくなります。
【対処法】
うさぎの行動範囲から離してからブラッシングしたり、健康チェックを行ってみましょう。
うさぎは、怖がりな動物のため、縄張りから出ると、おとなしくなります。
その習性を利用して、対応してみましょう。
②ケージをかんだり、だんだんする
ケージをかんだり、だんだんするのは、外に出してよっというしぐさです。
出してあげることは、問題ないのですが、いつも出してあげると、飼い主さんが自分の言うことは聞いてくれるんだと思い込みます。
その場合、うさぎの気分に合わせてケージをかんだりし始めます。
時間帯も関係なくなることで、わがままが収まらなくなり、ケージをかんだりすることも歯を痛める原因にもなるため、対処してあげましょう。
【対処法】
まずは、ケージをかんだりしていても、静かになるまで待っていましょう。
言うことを聞いていることが発端なので、なんでも言うことは聞かないよという飼い主さん側からのアプローチを行いましょう。
③トイレ以外の場所でのおしっこやうんち
トイレ以外の場所というのも場所によります。
例えば、ベッドやクッションの上であれば、うさぎは草むらと同じような感覚のため、野生の本能でおしっこやうんちをします。
ある意味防ぎようのない行動です。
ただ、普通に遊び場所やケージ内のトイレ以外の場所におしっこやうんちをするときは、対応する方が良いでしょう。
【対処法】
おしっこやうんちは、本能的なところで、縄張りを広げるための行動です。
においを広げることで、縄張りを増やしているということのため、においを残さないようにきれいに拭き取っておきましょう。
都度においを拭き取っておくと、自然とおしっこやうんちをしなくなると思います。
トイレを覚えさせることを優先するなら、ケージから出す時間を制限して、ケージ内での行動に慣れさせることから始めるのも良いでしょう。
④飼い主さんにマウンティングする
マウンティングは、飼い主さんに交尾のときのように腰をふる行為です。
飼い主さんに行う場合は、遊んでというかまってちゃん状態のときです。
【対処法】
マウンティングをするときは、おもしろがってるときがほとんどなので、飼い主さんがはっきりとだめだよとやめさせてあげましょう。
あまりにもひどい場合、去勢、避妊手術をすると落ち着くことが多いので、検討してみてはいかがでしょう。
⑤急に噛み癖がついてしまった
縄張り意識を持つうさぎがよくあるのは、噛むことです。
飼い主さんに噛む行為は、頻繁ではないですが、若い時期にはたまに起こります。
【対処法】
噛み癖を注意してあげましょう。
例えば、噛んできたら、頭を軽く押さえて、噛んだらだめだよとしっかりと伝えていきましょう。
おやつや野菜をかまないようなったらあげたりとしつけしていくのも1つかもしれません。
あんまりやりすぎると逆効果になるので注意してください。
叩いたり、蹴ったりしては絶対だめですよ。
人と一緒で、怖がってしまうと、コミュニケーションをとることが難しくなります。
⑥妊娠していないのに巣を作る
偽妊娠の行動は、うさぎだけでなく、哺乳類では起こりうる行動です。
20日前後で収まったりしますが、あまにもひどいときは、一度病院で検査してもらいましょう。
【対処法】
ケージ内清掃やケージの外にだしてあげたりと、うさぎの偽妊娠が収まるのを待ちましょう。
避妊手術をすれば、偽妊娠は収まりますが、うさぎの体調面や飼い主さんがどう思うかも考えて決めていきましょう。

〇まとめ
困った行動は、今あげた以外にもいっぱいあると思います。
うさぎは気持ちを行動に示すこと以外ないので、飼い主さんがうさぎをしっかりとみてあげるというのが大切です。
もちろん、24時間ずっと一緒にいてみてあげることは難しいですが、1日の中でうさぎと過ごす時間を決めてみてあげるのが良いのかもしれません。
今後もうさぎ関連のことをまとめていきますので、すきま時間にチェックしてみてください。