ペットとして人気が出てきているうさぎですが、購入する前に、うさぎの健康チェックは必要です。
ペットショップ、うさぎ専門店、ホームセンター、ブリーダーなどで購入されると思います。
どこで買うにしても、健康チェックを怠り、うさぎを引き取ってしまい、引き取ったあとに、何かしら健康に異常があると、対応が難しくなります。
そのため、事前にチェックするようにしましょう。
チェック項目をまとめていくので、良かったら目を通してみてくださいね。
目のチェック
目やにや涙で汚れていないかのチェックをしましょう。
もし、目やにや涙が多く出ていると、目の病気の可能性があります。
まぶたの裏が充血していないも確認してみて、充血していると病気の可能性が上がります。
目の病気
【結膜炎】【角膜炎】
結膜や角膜に炎症が起こって、目やにや涙が出たりします。
【涙嚢炎(るいのうえん)】
歯の伸びすぎなどで、鼻涙管が圧迫されて、通りが悪くなり、炎症が起こります。
耳のチェック
汚れやにおいがないのかをチェックしましょう。
耳の内側が汚れていないか、かさぶたやただれた個所がないか、あと嫌なにおいがしないのかを確認しましょう。
耳が立っている品種よりも耳たれうさぎの場合には、湿性皮膚炎などの皮膚炎になっていることもあります。
耳のお手入れが大事になりますね。
鼻のチェック
鼻水が出たり、ガサガサしていのかを確認しましょう。
鼻水で毛が濡れていないか、鼻水により、ガサガサになっていないかは大事です。
鼻の病気
【鼻炎(スナッフル)】
おもにパスツレラ菌という細菌に感染して発症する鼻炎です。
【トレポネーマ症】
トレポネーマという菌が感染して起こり、「ウサギ梅毒」とも呼ばれる病気です。
口・歯のチェック
よだれが出たり、歯が曲がっていないのかのチェックをしましょう。
よだれが出て、口の周りが汚れていないか、歯が曲がっていたりして、かみ合わせが悪くないかの確認です。
歯の病気
【不正咬合】
歯のかみ合わせがずれ、異常に歯が伸びることで、ご飯も食べれなかったりして身体に影響が出ます。
毛並み・皮膚のチェック
フケがあったり、脱毛されている箇所がないのかチェックしましょう。
うさぎは、自分でお手入れし、身体をいつも清潔に保とうとします。
かゆい箇所があったりすると、キレイにしようと足でかいたり、なめたりします。
度が過ぎると、フケや脱毛箇所がでるので、病気にかかる可能性もあります。
皮膚の病気
【湿性皮膚炎】
水により湿ってしまい、かゆくてかいたりし、脱毛したりする皮膚炎です。
【細菌性皮膚炎】
細菌が感染して皮膚に炎症を起こす病気です。
お尻まわり・おしっこ
うさぎのうんちでお尻まわりが汚れていないのかをチェックしましょう。
うさぎのうんちは、ころころしているので、お尻まわりが汚れることはほとんどありません。
汚れている場合は、下痢をしていることがあります。
うさぎのおしっこは、通常濁っています。
ただ、健康上問題なくても日によって色が違うので、焦らずとも大丈夫です。
気になる方は、病院に連れていき診てもらいましょう。
足裏のチェック
足裏に脱毛がないのかのチェックです。
病気や体重が重くなったりすると足裏が被毛したります。
あと、足で毛づくろいするときに、鼻水やよだれで汚れていないのかもチェックしましょう。
足裏の病気
【足底皮膚炎(ソアホック)】
足裏が赤く腫れ、悪化すると熱を持って膿みが出ます。
痛みが出ると、歩くことがしんどくなり、食欲低下にもつながります。
まとめ
うさぎの病気があるから購入しない方が良いというよりは、うさぎを飼育する上での責任を持てるのかどうかということです。
うさぎが健康上問題があると、病院に連れて行ったり、自宅で看病してあげたりと、お世話も負担がかかります。
もちろん、可愛いうさぎのためなら大丈夫という方もいらっしゃいますが、育児放棄同様に飼育放棄をされる方もいます。
それだと、最初から飼育しなければ防げることなので、事前に健康チェックは行うことをおすすめします。
楽しいうさぎライフを過ごしてもらうために、お役に立てればうれしいです。