携帯通信業界にいるとスマホのデータのバックアップはどうすればいいの?という言葉を耳にします。
そのバックアップしたデータを復元したり、データ移行するのはどうすればいいの?というのも聴きます。
そんなスマホのデータのバックアップ方法から復元までについて、簡単にまとめていきます。
Androidスマホのデータバックアップ方法
①Googleアカウント、Googleドライブ、Googleフォト
②SDカード
③USBメモリ
①Googleアカウント、Googleドライブ、Googleフォト
Googleアカウントとは、Googleが提供しているgmailアドレスをIDとして作成できるGoogleのサービスにアクセスするアカウントのことです。
⇒連絡先、電話アプリ、カレンダー、その他のアプリを保存できます。
Googleドライブは、Googleのクラウド保存サービスです。
⇒営業をされている方は使っているかもしれません。Excelファイルなどのファイル情報から写真、動画まで保存は可能です。

Googleフォトは、Googleが提供している写真をクラウド保存するサービスです。
⇒写真・動画を保存できます。
注意点は、Googleが無料で提供できる容量は、15GBまでなので、GoogleドライブもGoogleフォトも同じGoogleアカウントを利用するのもあり、15GB以上保存する場合は、有料となります。
追加容量の金額
100GB:250円/月 ・ 2,500円/年
200GB:380円/月 ・ 3,800円/年
2TB:1,300円/月 ・ 13,000円/年
5TB:3,250円/月 ・ 32,500円/年
年額で支払う方が月額よりも少し安めです。

〇Googleアカウントに保存するメリット
・クラウド上に保存する
スマホのデータストレージを使わずに保存できるので、わざわざ何か外付けを買わなくても良い
・データ移行がしやすい
Googleアカウントが同一であれば、新しいスマホにGoogleアカウントでログインすれば、データを復元できます。
GoogleドライブやGoogleフォトもアカウントが同一のものでログインすれば、新しいスマホでもデータを確認できます。
〇Googleアカウントに保存するデメリット
・15GB以上なら有料となる
先ほどもお伝えした通り、15GB以上の場合、月額もしくは年額の費用を支払う必要があります。
以前は、無料でしたが、クラウドサービスの普及に伴い、有料へと変更されています。
・Googleアカウントを忘れると確認できない
アカウントを忘れてしまったとなると、パスワード再発行を行うことになります。
もし仮に、メールアドレスもなぜか確認できなくなった場合は、対応できなくなるので、しっかりとメモはしましょう。
②SDカード
SDカードは、小さなチップのことで、メモリーカードと呼ばれたりします。
SDメモリーカード、miniSDカード、microSDカードの3種類あり、それぞれチップの大きさが違います。
現在利用が多いのは、microSDカードが多く利用されています。
⇒連絡先や写真、動画などのバックアップを取れます。
Androidスマホには、SDカードでバックアップを取ることは主流でした。
利用年層で、40代~50代の方は、AndroidスマホならSDカードにバックアップを取るという認識の方は多いのではないでしょうか。
最近では、Googleドライブのように、クラウド上に保存するのが簡単になってしまったのもあり、SDカードを利用する方は減少している状況です。

〇SDカードに保存するメリット
・本体に挿せる
SDカードは、Androidスマホに挿せる機種も多くあり、普段からバックアップを取りやすいものです。
通信ができなくても保存できるのは良い点ですね。
・買い足せる
SDカードの容量が足りなくなったら、量販店やネットから購入することができます。
クラウドサービスのように毎月支払いを行わなくても買い切りなので、無駄な費用はかからずに済みます。
〇SDカードに保存するデメリット
・失くしやすい
小さなチップなので、落としたりと失くしやすいです。
その点は、クラウドサービスが失くすというのがほとんどないため、クラウドサービスも良いと感じますね。
・スマホ本体に挿せない機種が増えている
SHARPやSONYといった国内メーカーは、SDカードが使える機種が多いですが、SamsungのGalaxyやGoogleのpixelには、SDカードを直接挿せないものもあります。
本体に挿せない場合は、外付けのSDカードリーダーを購入してもらう必要があり、少し手間となります。
③USBメモリ
USBメモリは、USBコネクターに接続して使う記憶ストレージのことです。
⇒写真、Excelファイルなどをバックアップ取れます。
パソコンで使われている外付けHDDや外付けSSDと同じ役割と思ってもらえれば良いと思います。

〇USBメモリに保存するメリット
・パソコンと連動しやすい
USBメモリは、パソコンで利用されている方が多いです。
そのため、スマホで保存したデータを確認したりもでき便利です。
・Excelファイルなどのファイルを保存できる
SDカードは、主に保存できるのが写真や動画、連絡先でしたが、USBメモリは、ファイルなどの保存には適しています。
〇USBメモリに保存するデメリット
・失くしやすい
SDカードと同様に小さいため失くしたりすることもあります。
企業などでは、USBメモリを落としてしまい、情報漏洩といったトラブルもあったりするので、情報の取り扱いをする方は注意しましょう。
・古くなると買い替えが必要
USBの規格もあり、どんどん新しいのも出てくるため、USBメモリ自体を買い替えする必要が出てきます。
非対応となることはなかなかないですが、データを移し替えるなどの手間もあるため、ちょっとしたデメリットです。
〇データ復元方法
・Googleアカウント、Googleドライブ、Googleフォト
Googleアカウントで新しい機種にログインすれば復元可能です。
通信容量を利用するためWi-Fi環境で復元することをおすすめします。
・SDカード
新しい機種にSDカードを挿してデータの復元を行います。
・USBメモリ
SDカードと同様で、新しいスマホに挿して、データの復元を行います。
まとめ
スマホのバックアップを取るには、クラウドサービスを使うのが主流ではあります。
ただ、外付けで保存する方が分かりやすいという方もいるので、ご自身に合った方法を利用してみてください。
今後も、携帯通信関連のことをまとめていくので、良かったら、チェックしてみてください。
ブログに興味がある方はこちら
⇩こちらからチェック🐰
